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  • v228 第1回・収穫祭2012

    ■第1回・収穫祭2012

    ニンジン
    収穫したニンジン(笑)

    随分前に、友人から「収穫祭」をウチの庭の畑でやれ、という指令がありました。
    しかし、収穫時期の8月・9月は蚊が多いことから、10月にやることにしたのでした。
    そのかわり寒いのであります。

    蚊に食われるのをとるか、寒さをとるかの2択で、寒さをとったのです。
    10月21日、日曜日、12時30分より開催。

    収穫祭会場
    会場入口から撮影

    「収穫祭」と言っても、すでに収穫した野菜は食べ切っており、まだかろうじて残っているのは、何とも愉快なラインナップなのでした。

    ・ミニカボチャ1個
    ・生育不良のニンジン数個
    ・とうがらし数本
    ・ししとう5~6本
    ・驚くほど小さなゴーヤ数個
    ・ズッキーニが2本

    ズッキーニを除けば、両手に乗っかるほどの野菜しかありません。でもまあ、蚊がいない方が大事なわけで、「購入した野菜を持ち寄って、収穫した体(てい)」で、収穫祭は実現したのでした。

    しかも炭火でのバーベキューということで、肉やホルモン、焼きそば、フランクなど、野菜より遥かに多い肉の収穫祭になったのです。
    ブタを収穫した覚えはないのですが。

    さて、久々に、この研究所通信に「人間が登場」します。
    高校時代のクラスメイト2人、彼らは立派に偏狭な北の大地に根付いております。北見では知る人ぞ知る存在となっている、アクターにドクター。
    そして「こだわりの焼きそば職人」も参加しました。それは同級生の女性なのですが、他のクラスだったためにまったく記憶に残っていないのでありました。
    アクター、ドクター、マイスターそろい踏み。

    アクターは辛いとうがらしを「辛くない顔」で名演技。
    ドクターは帰りに自転車でこけてドクターが必要になりました。
    焼きそばマイスターには、焼きソバージュを振り乱して焼いていただきました。
    (ソバージュじゃねーわ)

    収穫祭会場
    久々に人間です。椅子にはMacのG4の筐体が。

    いつもより少しだけ高級な焼酎と、安いけど美味しいワインを持ち寄り、ついつい話に夢中になり、ハラを抱えて笑い、カラスがギャーギャー鳴き、静まり返った住宅街に活気が溢れたのでありました。(近所迷惑という気が…)

    収穫祭会場
    話に夢中になり、真っ黒に焦げてます。
    収穫祭会場
    そして、シメにラムのシャブシャブを決行!!

    12時半にスタートしたこの祭りは、3時を過ぎる頃に寒さが襲ってきました。それでも1時間ばかり寒さに耐えながら、飲み食いしたのです。

    「来年もやろうぜ」
    「やっぱ寒いからもうすこし早い時期に」
    「でも蚊が…」
    「寒いよりは良いんじゃないか」
    「しかし蚊が…」
    「さみーよ」

    まあ考えてみれば、蚊より寒さをとったのに、いざ寒さに襲われると、蚊の方がマシ、と言う具合になるのですね。人間って…。

    収穫祭と言うよりは、これは肉祭りであり、それより何より「楽しく酒が飲みたい」ための口実になっていたのでありました。

    さて来年はどんな肉祭りになりますやら。


  • v226 このごろの畑の様子

    ■このごろの畑の様子

    グスベリー
    グスベリー

    今年はあまり畑のことは書きませんでした。というのもずっと寒過ぎて、なかなか作物が育たず、あまり変化がなかったからです。7月半ば過ぎでも最高気温が14度とか、8月に入っても20度前後の肌寒い日が続きました。その合間に暑い日がちょこっと。変な気候でした。

    そんな中、畑はじわじわとジャングルのようになってくれました。
    ひとつひとつ検証していきます。

    多分つまらない話なので、読むのが辛くなったら写真だけ見て楽しんでください。何と言うかこれは単なる記録です。メモです。

    まずはニンニク。
    実は、過去2年、ニンニクの育て方を知りませんでした。調べたのですが、よく分からなかったというか、放ったらかすと何となく小ぶりのものが出来ていたので、肥料が足りないのだろう、くらいに考えていました。

    大きく育てるには、ニンニクの芽と呼ばれる部分をカットする必要がありました。「芽」と言っても、それは「えー? これ芽じゃないじゃん」的な感じなのです。
    常識的には「芽」って土から出たばかりの可愛いヤツじゃないですか。ニンニクの芽って、言ってみれば見た目的には「茎」(くき)なんですよ。だからよく分からなかったのです。

    ニンニクのタネ
    このくるんくるんした部分がニンニクの芽ってやつですよ。
    手でポキッと折れます。

    その芽というやつがウネウネしてちょっと気持ち悪い感じになっていき、先端が膨らんでタネの集合体ができます。それも当初タネなのか何なのか、何だか気持ちの悪い塊で、ひょっとして奇形じゃないかと疑ったくらいでした。

    ニンニクのタネ
    どうですかこのキモい感じ

    このタネが出来る前に、くるんくるんしたヤツをちょん切って、地下に出来るニンニクに栄養が行くようにするわけです。

    ということで今年はまあまあ大きく作ることができました。
    しかしこの芽をカットすると芽の先に出来るタネが穫れませんので、一応、何本か芽を残してタネは確保することにしました。
    (ニンニクの育て方を調べると、そのタネではなく、「種ニンニク(実)を購入して」土に埋めるようです。それ本当のタネの部分じゃないと思うのですが・・・。ということで「一般的な作り方」がよく分からない。一応、去年と今年は、気持ち悪いタネの集合体をバラしてそれを植えたのです)

    ニンニクの芽
    これがニンニクの芽ってやつだ。(6/25)

    おかげで今年は、去年よりは大きめのニンニクが穫れました。(それでも小ぶり)

    ニンニク
    ニンニク

    ニンニク
    根をカットして束ねて干して、このあとも暗い場所で乾燥させる。
    来年はもっとでかいニンニクを作るぞっ。(8/19、下8/21)。

    続きましてはズッキーニ。これが大豊作。なんぼでもできる。というのも、タネからポットで育てた2株と、街へ出た時につい買ってしまった苗2株と合わせて、畑には4株のズッキーニが居座ることになったのです。

    ひどくでかくなるというのに。

    ズッキーニ
    これで1株。痩せた大人20人くらいこのスペースに詰め込めますよ(8/17)

    こんなのが4株。もう畑は化け物だらけ。

    ズッキーニ
    毎日のように次々に採れるのです。完全に元を取りましたね。ふふ。マジウマ。(8/19)
    巨大ズッキーニ
    ちょつと目を離すとこんなにでかくなってしまう。(8/21)
    今年は1本残してそこからタネをゲットして来年植えてみたい。

    続きまして「キヌサヤ」。
    豆は過去2年失敗したのでやめようと思ったのですが、気が変わって植えてみたところ、寒い気候の中順調に伸びてワサワサと出てきたのです。一緒に植えた「枝豆」は伸びずに失敗しました。理由は不明です。

    キヌサヤ
    まさかいっぱい穫れるとは思っていなったキヌサヤ(絹鞘エンドウ)(8/17) しかもみそ汁の具など、とても美味しくいただけた。ありがたや。来年も作るっ。

    それからトマト。「できるだけ芽かきをしない実験」をしました。ずっと寒くて育たなかったのですが、じわじわと枝を伸ばし、8月手前から急速にもっさりとしてきました。どんどん枝が増えてくるので、支柱をどんどん追加して、少しだけ芽かきをして、伸びている枝を適当にカットして風通しを確保しました。(結局は手がかかるのです)

    去年は芽かきをし過ぎて、実がほとんど付きませんでした。今年は芽かきをあまりしていないため、実はどんどん出来てます。

    トマト
    トマト

    トマト
    透明マルチの2畝に3株。左が小玉のトマトベリー、右に大玉のモモタローと福建の2株。 ジャングル化しています。通路は通れません。(8/17)

     

    お次はダイコン。見た目はまずまず。

    ダイコン
    ズッキーニの葉っぱに隠れるようにして育ったど根性ダイコン(8/20)
    ダイコン
    とったどー(8/23)

     

    「ルッコラ」は、タネ実験に成功し、「間引かない実験」では「まあまあ普通に育つけどちょっと線が細い」という感じになりましたので、来年は間引きしようと思いました。
    しかし、とにかく、もう、毎日のようにその葉っぱを摘んでは、サラダで食べました。天気が悪かったのに、ルッコラはよく頑張ってくれました。

    ルッコラ
    ルッコラは育てやすくタネも穫りやすい。寒さにも強そう。写真左「D」はディルというハーブ。去年全然違う場所に植えたヤツのタネが飛んだのか、勝手に生えていた。

    ルッコラサラダの作り方。

    葉っぱを摘み取り、水洗い、葉っぱをちぎってボールに山積み、塩・胡椒を適当にかけて手で混ぜて、レモン汁を適当にバチャバチャかけて、オリーブオイルをバチャバチャかけて、箸かなんかでグリグリ混ぜて、粉チーズを適当に振り掛けて、完成。星3つです。

     

    次、イチゴ。
    畑の周りに散り散りになってたヤツを、陽当たりの良い1平米ほどの1か所に移植しました。肥料をやって、雑草を引っこ抜いとけば良いのができます。来年も楽しみです。

    イチゴ
    6月、イチゴは毎日数粒ずつ穫れました(6/26)

     

    次は「キュウリ」。
    今までで一番生育が悪かったのですが、それでも3株、15本くらい食べました。(本当に出来が悪かったです)
    黒マルチをした苗と何もしない苗で、生育を比べたところ、マルチをした方が伸びが良かったのでした。手をかけないと育たないのが野菜なんすかね。基本的には何もしない自然に任せる放置でやりたいのですが。

    毎年うまくいく「チンゲンサイ」。
    今年も成功もよく出来ました。
    特に、タネを撒いて、間引いた芽を移植すると、ほとんどが生育します。他の葉もの野菜は大抵移植には失敗しますが、チンゲンサイはなぜか強いのです。今年はタネを採取してみようと思っています。

     

    それから「カラーピーマン」。

    カラーピーマン
    まだ緑色。(8/20)

    生育が遅いです。とても遅い。これは寒さのせいということにします。というのも、似たような「シシトウ」も「トウガラシ」も全然成長しないのです。

    春先にはアスパラが出来ました。
    もう20株ほどあるので、来年から10年くらい毎年20~30本程度は食べることが出来ます。

    ホウレンソウと春菊は今回作りませんでした。小松菜はよく育つのですが、なぜか収穫し忘れたり、食べる気が起きなくて(何だかタイミングが合わない)、ものすごく大きくなっています。

    小松菜
    でかくなっているのに食べてもらえない小松菜。(8/25)

    万能ネギは生育が遅く、ゴーヤもなかなか成長しません。キャベツもブロッコリーも遅い。ニンジンは出来つつあるも、生育は遅いです。トウキビは完全に寒さでやられ失敗。オクラも育ちませんでした。

    そうそう、アゲハの幼虫用に手に入れた12株の山椒の木の苗が、今年の氷点下20度の寒さで、8本が死にました。しかし4本が生き残りました。
    アゲハの幼虫に山椒の葉を食べてもらいたいのですが、アゲハの幼虫は何も考えずに食べ尽くしてしまうため、山椒の木が死んでしまう可能性があります。
    せっかく生き残った山椒なので、今年はアゲハが寄らないように、不織布をかけて保護しながら育てました。(ていうか今年はアゲハの姿をほとんど見なかった)
    再来年あたりから、アゲハの幼虫に食べさせてやろうと思います。

    山椒
    分かりにくいですが、山椒の木。(8/21)

    こちらはミョウガ。そろそろ土からニョキニョキと出て来る頃です。ミョウガの場所は固定してあり、まったく手間がかかりません。

    ミョウガ
    手のかからないミョウガ。今年は少しバラ撒き肥料をあげただけ。(8/21)

    8月19日(日)に、グスベリー(最初の写真)のジャムを作りました。3kgのグスベリーで。第217号の「B」の漉すやり方で、トロトロしたジャムがたくさん出来ました。今年は収穫するタイミングが少し遅れたので、作りたかった「やたらと酸味のある超スッパイグスベリージャム」は出来ませんでした。残念ながら美味くなってしまいました。
    来年はもっとスッパイのを作りたい。

    畑を始めて3年目。何となくですが、畑起こしと畝づくり、種まき、雑草取り、程度は出来てきました。まだまだ、肥料のタイミングとか、虫対策とか、いろいろやらないとならないのだと思いますが、少なくとも、思うのは・・・

    「害虫」などいないし、虫を殺すのは最終的に自分を殺すのであり(かっくいーなー)、虫には虫の食い扶持を残し、蝶や蜂や鳥のいる畑でなければならないと思っています。イヤだけどクモも必要なのです。多分、アブラムシもワラジムシもムカデもダニも、全部意味のある必要なパーツなのだと思います。それらをいかにして共生させ、たっぷりと良い作物を収穫するかが課題になります。

    親戚やご近所のおばあちゃんたちからは、もっと整然とした美しい畑を望んでいて
    「ちゃんとやれ」「ダメダこりゃ」
    とか言われたりします。

    適度に様々な虫がいる畑を理解してもらうことができるのでしょうか。重く難しい課題であります。というか思ったように好きにやります。


  • v205 畑ときのこと魚の記録

    ■畑ときのこと魚の記録

    冬の庭
    雪に埋もれる研究所(12/23)

    約5か月ぶりの研究所通信となりました。この間様々なネタがありましたが、落ち着かず、書かないうちに怠け癖がついてしまいました。浅くお詫び致します。(詫びる理由など無いっ!!)

    30年ぶりに過ごしている北見の実家での生活。かつては日照率日本一、と言われるほどの雨が降らない地域でした。太陽光発電研究はその走りでありました。多分。
    高校生の私は「電気化するまで車は運転しない」と豪語していたものです。

    あれから30年、しつこく降り続く雨に、気候が変わったことを実感しました。

    高齢化により町内会はヨレヨレ、両親もガタガタ、家もボロボロ。それでも電気もガスも水道も使えます。
    そういえば、劣化したガス管からのガス漏れ事故で同級生が亡くなってしまいましたし、水道は大雨で泥が混ざり、2回も大変なことになっていた北見であります。地方のインフラは疲弊しております。何が起こるか分かりません。

    さて、この5か月にはいろんなことがありましたが、当たり障りのない畑のことを中心に写真で綴ってみます。なんせ40種類ほど実験したのですから、記録として書いておきます。

    興味のない人にはあんまり面白くないかもしれません。
    え、興味があっても?(そりゃ面白いかどうかは文才とかありますから…)
    あらかじめお詫び致します。浅めに。

    今年はとにかくずっと雨でした。晴れたと思えば37度の高温になったり、荒れた天気でした。その割には良く野菜は頑張ってくれたと思います。

    パセリ
    パセリはこのでかいプランターで

    パセリは室内で十分だと思うのですが、どっさり収穫してみたかったので、バカでかプランターを使用。ちゃんとモッサリ育ちましたが、蛾の繭(まゆ)がいくつか出来ていました。見ないでパクッと食べると大変なことに。
    パセリはまずまず成功。

    ミョウガ
    ミョウガ(7/7)

    ミョウガも大豊作でした。使い切るのが大変で、少し近所にお裾分け。もともと昔から植えっぱなしのもので、特別何も手をかけていません。素晴らしいです。

    アスパラガス
    アスパラ(7/13)

    気体でもないのにアスパラガス。これは今年5株を買って植えました。アスパラの根は深く、30センチくらい掘りました。食べられるようになるには3年かかるそうです。そのかわり毎年食べられるようになるので、1年限りでダメになる最近のF1野菜よりは経済的です。買うと高いですしね。3年後がとても楽しみです。

    チンゲンサイとルッコラ
    チンゲンサイ(上)とルッコラ(右下)(7/11)

    チンゲンサイは見事な感じに育ちました。「チンゲン丼」を何度食べたことでしょう。ホタテの貝柱などと合わせてトロみをつけて、ウマウマヒヒーンです。
    ルッコラも、これまたドッサリと食べ切れないほど出来ました。花も食べました。10月はほぼ毎日ルッコラの大盛りサラダ(粉チーズとオリーブオイル、塩こしょう、レモン汁をかけて食います)という、贅沢を尽くしたのでした。
    水で洗っていると、時々アオムシ(モンシロチョウの幼虫)が「こんにちは」と出てきます。さすが無農薬。

    来年はさらに増量を狙っています。独特の香りが最高です。

    ホウレンソウとサラダ菜
    ホウレンソウとサラダ菜(7/19)

    ウリハムシモドキに食われながらも、結構いい感じに育ったホウレンソウ。虫も喜ぶほどのホウレンソウ。買うと高いホウレンソウ。来年はホウレンソウエリアを3か所作り、輪作のようにして毎日ホウレンソウを食べる予定です。お楽しみに。

    サラダ菜はまあレタスなんですが、どことなく元気がなかった感じでした。葉っぱは大事なので来年はもっと良くできるように研究したいと思います。

    トウキビ
    トウキビ=とうもろこし(7/19)

    トウキビは通路の端々に8本。それぞれから2本の実(種?)が穫れました。味も文句なし。特に何もしなくてもスクスクと育っていきました。他の作物より成長が目に見えて早かったです。
    ただ強風の時に倒れかかったので、必死に盛り土で凌ぎました。
    スーパーなどで売っている「ご近所野菜」のトウキビも美味しくて激安なので、あまりお得感はないのですが、とにかく育つのが早くて、頼もしい姿を見る、という意味で来年も作ります。

    ズッキーニ
    課題のズッキーニ(7/26,8/2)

    ズッキーニは失敗しました。左の写真のようにスクスクと育っていましたが、この茎がポッキポキと折れやすく、でかい葉っぱの重みでものすごくバランスが悪い状態になります。普通は支柱を立てるらしく、その「支柱を立てる」という情報を掴んでからもそうしませんでした。
    「支柱なんかなくても大丈夫だろう」
    と思ったので。
    見事にセンターの茎が裂け、ひとつだけつけていた実だけ残して死んでしまいました。
    「弱すぎるんじゃいっ、どんだけ過保護にしなきゃならんのじゃいっ!!」
    と逆切れする私。

    ニラ
    ニラ(7/26)

    ニラも失敗しました。待てど暮らせど育たず、やっとポヤポヤっと生えてからも弱々しくてダメでした。ところが、隣の土地との境目に「野良ニラ」が生えていて、これがワッサワッサと元気いっぱいなニラなのでした。畑の方は、日当りとか場所に問題があったのかも知れません。来年は野良ニラだけに期待します。

    シシトウ
    シシトウ(8/3)

    シシトウは成功。元気がいいのがたくさん穫れました。焼いて酒のつまみ。

    夕顔
    夕顔(8/6,8/10)

    夕顔には気をつけろっ。油断をすると大変なことになる。
    日陰に種を植えたら、芽が出た後、全然育たない。そこで日当りの良い場所に移植をしたのです。
    するとニョキニョキと成長し、わずか4日で畑中に広がり、トマトとキュウリに絡み付き、トウガラシやホウレンソウにもチンピラのように絡み、手当り次第に蔓を伸ばして大暴れ状態に。
    これはたまらん、ということで仕方なしにバッサバッサとぶった切りまくりました。結局出来た実はひとつだけでしたが、25cmくらいの大きさで、何日も何日もみそ汁の具になったのでありました。
    夕顔は畑の暴れん坊将軍です。

    パプリカ
    パプリカ(8/20)

    実は付けるものの色付かない。いったいいつになったら食っていいのか分からず、緑のままでっかいピーマンのようになって、1~2か月でやっと色がつきました。でも結局、なんか食べる気がしなくて、大部分食べずにそのまま腐ってしまいました。

    ニンジン
    ニンジン(8/20)

    おまえはもやしかっ。というほど育ちませんでした。土の下で見えないので、掘るタイミングも掴めず、8本ばかりのニンジンは、とうとう最後までまともな大きさになりませんでした。難しい。

    ブロッコリー
    虫食いでボロボロのブロッコリーの葉(8/22)

    こいつには泣かされました。よほど美味しいのか、これには虫が付くのです。ヨトウムシっていうヨトウガの幼虫が。気持ち悪いので写真はありません。
    それが一度にどっさり群がるものだからさらに気持ちが悪い。だからといって農薬はイヤなので、ひたすら一匹ずつ箸でつまみ出して、遠くへ捨てていました。

    しかし、なかなか減らないのでネットで調べると凄い情報がありました。ヨトウムシを酢に浸けて殺害。そのまま放置するとヨトウムシのエキスが酢に混ざる。それを撒くとヨトウガが近づかなくなるというものでした。
    それで、やってみました。
    酢の海で溺れるヨトウムシ。「すまねぇなぁ」と思いつつ。

    そしてプカプカ浮かんだヨトウムシだらけになった、たっぷりのエキス入りの酢が完成。さて、撒こうかなと思ったその時。
    「これはこれでブロッコリーを食べる気がしない」
    と、結局やめてしまいました。チャンチャン。

    ヨトウムシをこまめに取り除いていたら、いつの間にかいなくなりました。ブロッコリーの葉はボロボロでしたので、死んでしまうかと思っていたら、一応ちゃんと美味しい実(?)が4つほど出来たのでした。凄い生命力。

    豆
    豆(8/22)

    豆は写真の「金時いんげん」、そして「茶豆」、「えんどう」にトライ。それぞれちょっぴりしか出来ず、なんだかガッカリ。気候のせいだったのでしょうか。

    トマト
    トマト(8/28)

    トマトは、知らなかったとは言え、わき芽を摘むなどの作業をしなかったことで、注目の観察対象になりました。
    前回も書きましたが、おばちゃんの一言「あのトマトは無理だわ」。
    実がたくさん付き過ぎて、栄養が回らない、という理屈のようです。

    いやいやいや、うまい具合に1日に5~6個ずつ、順番に赤くなっていき、かなり長い間、トマトを食べ続けることができたのです。ちゃんとした赤いトマト。だからわき芽は神経質に取らなくても大丈夫っ!! なはず。

    しかし、そういう常識を逸脱した行為は異端児のように見られかねないので、来年は次のような計画を立てています。

    まず、畑のトマトはきちんとわき芽を摘み、余計な枝は払い、キレイに育てる。そして、それとは別に、プレハブ小屋の窓に緑のカーテンを「トマトとキュウリとゴーヤ」で覆い尽くすのです。こちらの方はほぼ手入れをせず、放置します。だって緑のカーテンなんだもん。
    果たしてこのわき芽すら取らないトマトは、実が赤くなるでしょうか。今から楽しみです。

    トウガラシ
    トウガラシ(8/28,8/30)

    これは激辛トウガラシ、苗から植えたもの。それと種から植えたものも、どちらも完璧に育ちました。激辛の方は本当に激辛で、もうやめろっ、というくらいのしつこい辛さでした。

    カボチャ
    カボチャ(9/22)

    日陰に植えたためか、元気がありませんでした。ひとつだけ15cm程度の小振りの実をつけただけでした。しかしちゃんとカボチャの味がして、美味でした。

    きのこ
    きのこ(9/29)

    これは畑ではありません。山へ行って、父が穫ってきたものです。みそ汁の具になったり、酒のつまみになりました。私も山へ何度か行きましたが、今年は暑さや雨からくる虫害によって、ラクヨウ(ハナイグチ)というおいしいキノコは壊滅状態でした。
    キノコは一歩間違えると・・・踏んでしまいます。いや、大変なことになりますから、気をつけなければいけませんね。

    キュウリ
    キュウリ(10/3)

    キュウリは大大大豊作でした。2株しかないのに、10月になっても食べ切れないほど残ってしまいました。この写真の最後のキュウリは全部酢につけてピクルスにしました。

    ゴーヤ
    ゴーヤ(10/23)

    北海道でも育つんですね。普通のゴーヤと白ゴーヤが出来ました。でも少なかった。肥料が足りなかったのかなと思いました。来年はトマトとキュウリとゴーヤの巨大グリーンカーテンを作ります。

    ニジマス
    ニジマス(10/27)

    今年は何度か釣りに行きました。これはニジマスですが、他にはアメマス、ウグイ、ヤマベが釣れます。この日見つけた釣り場は入れ食い状態で、釣り堀会場と呼んでいます。
    ここには大きな鮭が気持ち悪いほどに群れをなして泳いでいました。川幅は3m程度の沢です。深くても1mはありません。だいたい深さは40cm程度です。ボロボロになった鮭の卵(イクラですよ)を狙って、川魚がいるのです。
    だからエサはイクラを付けます。気持ち悪いイモ虫とか付けなくて良いので安心でした。

    そんなわけで、食料危機に備える、サバイバルライフ。
    冬はワカサギとチカを釣りに網走へ行くのだ。

    なんか変な終わり方。あ、ダイコン忘れてた。

    ダイコン
    ダイコン(10/16)

    ダイコンは早く植えたのに、いつまでたっても大きくならなくて、10月半ばにやっと収穫できました。ちょい日当たりが悪かったか。次はもう少し上手に育てたい。

    この他、イチゴとネギとニンニクとナスとキャベツとヒマワリは完全失敗。
    ハーブ類が7種類、シュンギクと赤シソ青シソは成功。以上約40種類。
    来年は「連作障害」との戦いだっ!!

    来年の畑の仕込みはすでに出来ているぜっ!!


  • v166 収穫/愉快な札幌95-つる人

    ■収穫

    ジャガイモ
    室内栽培ジャガイモの末路

    室内栽培していたジャガイモをついに収穫しました。vol.163で穫れたものよりも小さいものがいくつか出来ていました。

    ジャガイモ

    こんな感じで、皿に集めると…

    ジャガイモ

    このしょぼさ。
    その半分はぶよぶよして食べられそうもありませんでした 。食べられそうなジャガイモだけを使い、小さいものに合わせて切り、ニンニクバターで炒め、しょうゆをからめました。

    ジャガイモを調理

    そして、結構いい加減に植えておいたパセリがモッサモッサと生えているので少しむしりまして…

    パセリ
    ジャガイモもこのくらい頑張って欲しかったが…

    それからちょうど大通公園で開催されていた「物産展」で、たまたま面白いと思って買った「当別町のマイクロトマト」なるものがあったので、そのジャガイモに添えたみたのが最初の写真です。トマトは本当に小さくて、主人公のジャガイモが少しだけ大きく見えるのでした。

    しかしここまで豪快に失敗すると逆にすがすがしいものです。さて来年は、かぼちゃかとうもろこしか…。

    なんてそれはありません。やはり主食系野菜の栽培は室内では無理だと思いました。圧倒的に太陽の光量が足りない感じです。それと今回は虫が発生しなかったのですが、ラッキーと言っていいと思います。

    もし栽培に成功していたら、次は数を増やしていたかも知れず、そうなれば場合によっては虫が発生して、室内は大パニック、なんてことになったかも知れません。うひー。

    何にしても、いくつかの教訓は得られました。

     

    ■第95回 愉快な札幌大発見:つる人

    自転車に乗っていたら、看板が目に入りました。
    足がつりそうになりました。(ウソ)

    足のつる人

    薬局でした。


  • v163 一部収穫/愉快な札幌92-見晴し台

    ■一部収穫

    ジャガイモ
    ジャガイモ家庭料理

    今年の4月に、誰も賛成しないジャガイモの室内栽培を敢行いたしました。
    (vol.142参照)
    とにかくプランター栽培の経験もなく、肥料とか剪定とかの知識もなく、あとは野となれ山となれ的に、まずは植えてみたのでした。

    ある情報によれば、植えてから2~3か月で収穫できると書いてありました。現在はすでに5か月近く経過しており、本来なら収穫は終わっているべき時期であります。

    ジャガイモは4か所に植え、きっちり4株が順調に育っていました。しかし、あまりにも育っていたため不安になり、ある情報の「剪定が必要」というのを思い出し、6月にバチバチと半分ほどカットしてしまいました。

    それからは元気がなくなり、7月末には2株が死んでしまいました。土を掘り起こしてみると、ほとんど根も張っていず、完全に失敗と分かりました。

    8月24日、死んだ2株の土の周りをならしていると、小さなジャガイモがコロンと出てきました。

    じゃがいも

    ジャガイモはおそらく左上の株のものだろうと思われるのですが、何だかよく分かりません。まあとにかく小さくてこんな感じです。↓

    じゃがいも

    ほぼ100円玉の大きさ

    「でも食えるだろ」

    と思いました。そんなわけでバター炒めにして、ジャガイモのプランターの横で栽培していたパセリを添えて、安物の赤ワインをついで、食卓に着きました。

    「ルネサーンス!!」

    のかけ声とともに乾杯。5か月間で育ったリトルポテトを大切に食べたのでした。味の方はちゃんとしたジャガイモで美味でした。うーんさすがは北海道、と思ったとか…。

    まだ2株残っており、花は咲かなかったものの、ひょっとすると小さいジャガイモがいくつか土の中に存在しているかも知れません。いつ掘り起こしていいのかそのタイミングさえよく分からないのですが、頃合いを見て収穫しようと思っています。

     

    ■第92回 愉快な札幌大発見:見晴し台

    札幌駅から南に、地下鉄とバスを乗り継いで、運が良ければ40分くらいのところに、西岡公園という水が豊かな自然公園があります。もともとは旧陸軍の水道施設で、「西岡水源池」(にしおかすいげんち:「ち」は池の字)と呼ばれていました。今でも水源池と言われていますが、みんな「地」と勘違いしているようです。多分。

    そこへ2週間ほど前に行ってきました。

    西岡水源地

    美しいです。でっかいフナやカメがたくさん棲んでいます。

    このいわゆるダム湖の周辺に散策コースがあり、その中に「木道」と称する道がありまして、湿地帯に延々と板を渡してある道がありました。地面から50~80cmくらいの高さがあり(記憶)、木道だけで1km以上ありそうでした。
    足を踏み外すと下は湿地だったり小川があったりするので、スリルがありました。落ちた時のためか、湿地に入るためか、長靴で来ている人を多く見ました。

    ここに子どものみならず大人までもが虫取りアミを持ち、トンボや蝶を取る姿が見られました。小川にはメダカやアメンボがたくさんいました。

    ホタルも生息しているらしく、夜にホタルを見にくる人もいるようです。しかし夜は灯りが一切ないので(明るかったらホタルがキレイに見えませんね)、肝試し的になってしまうためか、「心霊スポット」でもあるようです。

    木道は十字路やT字路でつながり、不思議な楽しさがあります。

    西岡水源地西岡水源地
    西岡水源地西岡水源地

    こんな感じです。楽しそうでしょう?
    歩いていると、見晴し台がありました。いよいよですよ。

    西岡水源地

    これが今回の愉快なものであります。

    西岡水源地

    まるっきり見晴らしの悪い見晴し台。