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  • v080 セントラルヒーティングの正体/札幌ダジャレ12:ホルモン

    ■セントラルヒーティングの正体

    管理人のおじさん
    管理人のおじさんがビルの暖房を入れる瞬間

    私の住むマンションの暖房システムはセントラルヒーティングです。セントラルヒーティングと言うと、かつて石炭ストーブで過ごしていた私には、とてつもなくカッコイイイメージがありました。

    黙っていても暖かい空気が勝手に部屋を暖めてくれて、まるで召使いが「旦那様、温度はいかがでやんしょ?」と、手揉みしながらボイラー技士が働いてくれているような、「いやー、何か悪いねいつも」なんて思っちゃったりなんかしたりしなかったり…。

    それはただの妄想であるわけですが、引越してきた初日に、そのセントラルヒーティングというシステムの過酷さに気付かされたのです。いや、このビルに限ったものなのかも知れませんが、とっても過酷なのです。

    ★過酷その1
    わがセントラルヒーティングは、朝6時に開始されます。それはまるで工事現場のようなガッチャーン!! ガッチャーン!! ドカーン!! ドカーン!! という大きな金属音で始まるのです。部屋中に響くので本当にびっくりします。ボイラー室で何かをやっている音が、ダクトを通して反響しながらビル中を駆け回っているようなイメージです。
    うちは最上階の10階なので、きっとボイラー室は、音の大きさから考えて、すぐ近くの屋上なんだろうと思っていました。
    『いったいどんな作業をしているのであろうか』
    とずっと不思議に思っていました。

    ★過酷その2
    暖かい空気が常時出てくるわけではないこともちょっと不思議でした。冷えてくると、ガッチャーン!! ガッチャーン!! ドカーン!! ドカーン!! という音がして、暖房が開始されるのです。つまり一度暖かい空気を循環させて、しばらく余熱で過ごしたあと、再びあの爆音が響くのです。1日に5回ほどこの音を聞くことになります。24時間常に暖かい空気が出てくるものとばかり思っていましたが、間違いでした。
    暖かい空気はバルブの開閉によって流量を調節できます。基本的には、建物が古いとはいえしっかり寒冷地仕様なので、日中は寒いと感じることはあまりありません。

    ★過酷その3
    逆に暑い時があります。バルブを閉めても熱が伝わってくるので、窓を開けて自然の冷たい空気を混ぜて冷やすしかありません。(大して過酷ではないな)

    ★過酷その4
    セントラルヒーティングは夜10時前後で終了します。そうです。最高気温がマイナスの日が連日続く北海道の冬で、暖房は12時前には完全に終わり、深夜はじわじわと寒くなってきます。いくら寒冷地仕様でも、「愉快なまでに寒い夜」に、暖房なしでは寒いに決まってます。これはつまり、12時を過ぎたら寝ろ、というメッセージが込められているに違いありません。

    そんなわけで、一度、このセントラルヒーティングの仕組みがどうなっているのかを知りたいと思っていました。それでこの土曜日に、管理室のおじさんに思い切って声をかけてみました。

    「すいません、ちょっとまた変な相談があるんですが」
    「な、なに」
    「暖房の仕組みを知りたいので暖めるところを見せてもらえませんか」
    「えっ…」
    「いやあの、スゴい音がするので、どんな作業をしているのか見てみたくてですね」
    「えっ、そんな音してるの? そりゃ、まあ、…いいよ」
    「無理言ってすいません、興味がありまして」

    そして、それからいよいよ2時間後にボイラー室へ連れていってもらったのです。そこは屋上ではなく、何と地下でした。関係者以外立入禁止のボイラー室へと足を踏み入れます。管理人のおじさんがボイラーの火を強め、確かめながら、簡単な説明をしました。

    「これさ、こことここのバルブを開けて…」
    「水蒸気が回っていくのさ、これでね」
    「ハイこれだけさ」

    暖かい空気が循環しているのではなくて、熱い水蒸気を循環させているのでした。
    何か重たい切り替えスイッチをギギギと押したり引いたり、ポンプを何人かで奴隷のように動かしたり、熱いボイラーの重たい蓋を開けたり閉めたりする光景は、そこにはありませんでした。(どんなマンションだ)

    「あのー、ドカンドカンっていうのは」
    「そんな音するのかい。住んだことないから分かんないわ」
    「スゴいですよ、ドッカンドッカンと」
    「多分それは…」

    多分それは水蒸気が、ダクトのコーナーに当たって出る音だろうということでした。何となく納得できないけど、特別何もしてないのだからきっとそうなんでしょう。
    そしてただ計器を見ている管理人のおじさんを見て、あの凄まじい音のことを知らないってことには納得するのでした。

    わがセントラルヒーティングの謎は解けたような、解けてないような…。

     

    ■札幌のダジャレ的世界の発見 第12回・歩留門(ホルモン)

    焼肉屋

    公的機関をはじめとして、やたらとダジャレが目につく札幌。いろいろと発見し次第、報告いたします。

    さて、上の写真。札幌駅から西へ歩いて10分くらいのところで発見した飲食店です。
    「サッポロ・歩留門」と書かれているのでホルモンだから焼き肉屋さんかなんかだと思われます。これはダジャレなのかなぁ、ちょっと違うかなあ。どうでもいいか。
    この「夜露死苦」的なノリの店名はたまに見かけるような気がします。

    面白いのはその下にも「昼飯屋・どんドン丼」とありまして、安田大サーカスみたいなオチで~す。で、このすぐ近くに中華料理屋さんがありまして、店名は「口福」(こうふく)。「幸福」にかけたダジャレになってます。

    まるでダジャレストリートでした。
    困ったものです。


  • v076 運転免許証更新/札幌ダジャレ10:鳥羽一郎

    ■運転免許更新

    雪の札幌

    車の運転をすると、人を轢き殺して一生を棒に振る妄想にかられるので、出来る限り運転をしない私ですが、さすがに北海道という土地では車が必要だと感じることは多いです。

    東京の地下鉄に慣れてしまうと札幌と言えども不便に感じます。目的地に対し、駅まで歩く距離、駅から歩く距離が長く感じ、地下鉄に積極的に乗る気になれません。待ち時間も微妙に長く、いろんな面で時間的なロスを感じます。
    バス停はあちこちにありますので、主要な交通機関はバスということになりますが、バスはよほど土地に慣れないとわからないものです。しかもバスは大抵1路線1時間に2本程度で、待っている間にカップヌードルが10個くらいできあがります(同時に作れば3分か…)。
    どっちにしてもタイムロスは避けられません。どうせタイムロスが大きいのならと、結局は私の場合は自転車をフル活用するわけです。

    その自転車も冬になると使えません。今年、街で初の積雪が記録された日に、たまたま自転車に乗っていたのですが、チェーンが固まってしまいました。よしもと新喜劇の内場勝則の「いーーーーっ!!」みたくなりました。松尾伴内の「ええっ!!!!」みたくなりました。

    バスについては、冬場に長時間突っ立っていると凍死してしまうので、気ままな「ぶらり散歩」もままなりません。バスに乗ればメガネが曇って、カップヌードルの湯気かっ、みたいな状態がこれまた長く続きますし(曇ったままずっと付けていると結構恥ずかしい)、メガネを拭くにも手袋を脱いで(こちらでは「脱ぐ」と言います)、重装備の中、拭くものを取り出して、揺れているバスで拭くのはなかなかに面倒な作業です。仕方なしにメガネは外して手に持っていたりします。

    市町村間の移動となると、もともと採算が合わない路線が多かった北海道は、国鉄民営化によって、鉄道網がズタズタになりました。バスも本数が少ない。自転車ではほぼ無理。となれば車しかないのです。

    運転はしたくなくても免許の必要性は感じます。そんなわけで先月、行ってきました、5年ぶりの免許更新。(やっと本題に)

    さて、免許更新の際、講習を受けさせられたり、ビデオを見せられたりします。それがこの札幌では、やはりこの地方特有の「雪道に関するお話」が中心となっていて、これはこれでなかなか面白いものでした。
    昔小学校の時に無理矢理見せられた「飛び出してきた子どもを跳ねて生涯を棒に振るという精神的恐怖を植え付ける情緒的なストーリー」とは違い、統計や科学的な実験映像に終始していて、面白いくらいでした。

    道路の半分を凍結させてブレーキを踏んだ時の車のスピンの様子とか、雪で視界がいかに悪くなるかといった映像など…。

    何よりも感心したのが教官の話術でした。警察特有の「威圧感のあるベテラン刑事風の顔」なのですが、とても丁寧で優しい口調で話し出します。

    「みなさんは優良ドライバー、素晴らしいことです」
    「事故起こしたらね、下手したら3日も4日もつらい講習を受けないといけんのです」
    「北海道の死亡事故の9割以上は、見通しの良い直線道路での正面衝突なんですよ」

    そして時々しゃべり方がマギー司郎になります。

    「こないだ事故のあったあそこね、うまい漬け物が売ってんですよ」
    「あ、親戚の店の宣伝じゃないからね」
    「そういや、みなさんの中にね、免許もらって住所確認するのはいいんだけど…」
    「確認しながら部屋から出て行く時にドアに頭ぶつける人いるんだよね」

    こんな話で油断をさせておいて、ラスト5分はみのもんた。

    「今まで話したことは全部忘れてもらって結構です。漬け物の話も」
    「今日はこれだけ覚えて帰ってちょーだい」
    「夜のコンビニ周辺の事故が多発してます。コンビニに来る人の動きはこう…」
    「ここが死角になって、ほとんどドライバーから見えません」
    「みなさんのような優良ドライバーの事故も多い、気をつけてくださいね」

    まあ、優良ドライバーというのは、暗に普段車に乗らない人が多く含まれるわけで、それには触れずに「優良」の心をくすぐり、仕舞いに釘を刺すところなんざ、憎い構成でありました。そして見事なエンディング。

    「ハイ、きっかり30分。ドアに気をつけて」

    ベテラン刑事風の人相と話の巧みさに、面白い映画を一本観てきたような、得した気分になった免許更新でした。

     

    ■札幌のダジャレ的世界の発見 第10回・鮭トバ・イチロー

    札幌にいると、小さな店から公共機関に至るまで、やけに“ダジャレもの”を目にすることが多いので始めたこの企画。もう10回目を迎えました。
    今回は札幌というわけでもないんですが、道東の白糠(しらぬか)町で製造している「鮭トバ」の商品ネーミング。「鮭トバ」とは、鮭の身を干した酒の肴に最適の食べ物です。

    「鮭とばイチロー」

    鳥羽一郎のダジャレと思われます。とは言っても、私は鳥羽一郎をよく知りません。それから何でカタカナでイチローなのか分かりません。あのイチローであるならば、なぜ野球?
    もしこの商品が全国展開されているとしたら、北海道のダジャレのセンスも輸出していることになり、身も凍る思いです。

    鮭トバの作り方を調べてみたら、1日濃いめの塩水につけて、日陰で干しただけの食べ物のようです。(こんなに簡単に作れるのだろうか…)

    ついでに「鳥羽一郎」も調べてみました。
    三重県鳥羽市、漁師の家に生まれる。荒波にもまれ潮風に鍛えられ育つ。歌手を夢見る。10代は心身を鍛えるため遠洋漁船の船員を5年間勤め、船上で船村徹氏の作品「なみだ船」などを愛唱。弟(演歌歌手の山川豊)は先に歌手を目指して上京。弟に触発され27歳の時にカツオを片手に上京。(マジか)
    船村徹氏の弟子となり、3年間修行。芸名は出身地に因む。「兄弟船」でデビュー。
    船村徹って誰? カツオは左手に持っていたのか? マイクが右か?

    鮭とばイチローと茶~ぶー
    寝起きの茶~ぶーです。「鮭という魚」だけに「酒の肴」に最適です。
    (座布団1000枚没収?)

  • v075 続・ロケット1本入りラーメン

    ■続・ロケット1本入りラーメン

    牡蠣
    とってもおいしい牡蠣

    札幌には、中央区だけでも、いったい何軒のラーメン屋さんがあるのか見当がつかないほどあります。そしてそれぞれに特徴があり、それぞれの店で味噌、正油、塩、そして麻婆ラーメンやらカレーラーメンやらユッケジャンラーメンやらの特殊系、それに特別なチャーシューなど具にこだわったものがいろいろとあります。

    すべて違う味なので、例えば味噌だけ食べて、この店はこうだ、と言うことはできません。すべて食べなければその店を征服したことにはなりません。

    札幌のラーメン店をすべて征服するには、1日3食食べ続けて何年かかるだろうか、などということをしばしば考えます。でもこの答えはすでに出ています。

    何百年かかっても不可能である、と。

    おそらく数千食、下手をすると何万食という数になりかねない。なぜなら開店しては潰れ、後から後からラーメン屋さんが出没するから、店舗数は無限なのです。無限地獄。無限地獄です。しかも札幌はエリアが広いので、小さな新しい店を人がいないような路地裏に作られた日には、その存在を感知することすらできません。どんなに頑張っても全ラーメン屋さんを征服することはできないのであります。

    もし仮に全店征服できたとしても、最初に入った店のラーメンの味を思い出すことは多分無理なので、その味を確かめるためにまた入らねばなりません。だから絶対にラーメン屋を征服することは不可能なのです。

    だからなんなんだ。

    昨年、近所にラーメン屋さんが開店しました。塩ラーメンに梅が入ってさっぱりしてて美味しいと思いました。しかし、そんなにラーメンばかりは食べないというか、めったに入りませんし、何と言っても私のラーメン屋ランキングNo.1のバーミヤンという強敵が近所にあるわけですし。(笑)(バーミヤンはラーメン屋ではないのに…)
    それで時々その店の前を通過する時、いつも、ついつい店の中をのぞいてしまいます。それは、せっかく美味しいのだから潰れないで欲しいという思いがあり、「ちゃん客は入っているんだろうな」と確認するためののぞきなわけです。

    これが習慣化した頃から、今日は何人入っているかをあらかじめ予想する、人数当てゲームをしております。実はお客さんがゼロの時が多く、ゼロと予想して本当にゼロだった時はとても悲しいです。とにかくそのラーメン屋さんの採算が気になって仕方がありません。心配です。

    なんだかんだいろいろ書いて長くなってきました。ロケットラーメンの話はまた次回に…
    …ウソです。ちゃんと書きます。

    まず、ロケットがラーメンに入っているわけはありません。なぜならロケットは大抵ラーメンより大きいので、溢れてしまうからです。ロケットにラーメンを入れることはできるのですが。(この文章いらんかも)

    さて、最初の写真を見てください。牡蠣です。この牡蠣が入っている袋のことを、私は知りませんでしたが、俗に「ロケット」と言うのだそうです。このロケット1本分をまるごとラーメンに入れた「牡蠣味噌ラーメン」というのを実は食べてしまったのです。

    一杯1000円。3日間限定ということでした。採算が合わない、みたいなことも言ってました。これはある夕方のテレビ番組で知ったのですが、時間帯から考えて、働いている人にはこの情報が届いてなかったと思うのです。実際、客が殺到したわけでもなさそうでした。

    店には「牡蠣味噌ラーメン」のメニューはありませんでした。ないんです。採算が合わないのだから、知ってる人だけ食べられるってことなのかなと思いました。後から入ってきたお客さんはみんな通常のメニューの品ばかり頼んでいました。心の中で『牡蠣のラーメンがあるんだよ』と叫んでいたのですが、テレパシーは誰にも届かなかったようです。

    で、これがロケットが1本入っている味噌ラーメンです。

    ラーメン
    へいお待ちっ

    牡蠣で溢れているイメージだったので、見た時は正直ガッカリ感に襲われました。右半分の茶色いのが牡蠣で、生ではありません。火を通すとちっさくなるんですね。それでも個数にして10個以上あったので納得できるものでした。でも、牡蠣がなくても美味いのではないか、と思ったり、生で食べた方が“うれしみ”は大きいような気がしました。

    いや、美味かったです。牡蠣のラーメンはもう二度と食べられませんが、味噌はさっぱりとして美味しかった。店の名前はあえて書きません、札幌にお越しの際は無限にあるラーメン店を見ながら、この店か、この店か、と思いを巡らせてみてください。


  • v074 ロケット1本入りラーメン/札ダジャレ9:喫茶店/塗絵

    ■ロケット1本入りラーメン

    ラーメン屋
    札幌はラーメン屋であふれています。

    意外にもラーメンの話題は初めてかと思います。1年8か月札幌に暮らし、幾度となくラーメンを食してきました。ただ、いつもダイエット中の私はラーメンをできるだけ避けてきました。北海道のラーメンは非常に濃厚で、食べた後、なかなか腹が減らないことが多いのです。かなりのカロリーがあると思えます。

    それから、飲酒後のラーメンの凶悪さをご存知でしょうか。アルコールが分解される過程で脂肪を合成する「因子」が生まれ、糖質や炭水化物を体脂肪にして蓄えようとするのです。まさに、太る悪魔が手ぐすねを引いているところに炭水化物を送り込むことになるわけです。確実にピンクの丸い形状の四つ足の動物のようになります。
    話のついでに、そのラーメンによって付いた脂肪を燃焼させるには、フルマラソンを2回くらいしないといけないそうです。飲酒後のラーメンはまさに地獄ラーメン。地獄ラーメンです。(納豆を入れた地獄ラーメンって新宿にありましたね、昔)

    だからラーメンを食べるなら、これからエネルギーを消費する起床後の早朝がベストですが、ラーメン屋さんは大抵昼頃に開店しますから早朝には食べられません。言わんでもわかることですが。(ここ無駄かも。というか早くラーメン自体の話をせねば…)

    ラーメンを食べる時は必ず「食べなければならない理由」が存在しています。丸い四つ足の動物になるリスクがあるわけですから、それなりの対価が必要です。もう太ってもいいってくらい美味いか、話題にできるか、これを必須条件に食べることにしています。

    こりゃあもう太ってもいいやっ、てくらい美味しいラーメンの話はつまらないのでしません。 話題性という点でのラーメンの話をします。

    まず「味の三平」。
    札幌と言えば味噌ラーメンですね。ですよ。それは日本で最初に味噌ラーメンを作ったのが札幌のオヤジだったからなのです。その味噌ラーメンというのは、お客さんの注文で豚汁に麺を入れたのがきっかけだったそうで、「むむっこれはっ」と思ったそのオヤジが、試行錯誤を重ね、7年かけて作り上げたのだそうです。昭和26年にメニューに初登場。
    それで、あー美味しかった、で終わってはつまらない話ですね。ですよ。それがですね、私の口には合わなかったのです。たいして美味しいと思いませんでした。

    それは、現代の味噌ラーメンのイメージとかけ離れたものだったからで、やはり開発した店としては当時の味を頑固に守り抜いているということなんでしょう。いや、マズくないですよ。何と言うか、モヤシとタマネギのみそ汁っていうんでしょうか。そんな感じでした。麺はすごいしっかりしてました。かなりの人気店で、ラーメン屋さんだらけの札幌で60年近く生き残っているのですから、やはり名店だと思います。いつも行列だそうです。
    ホームページで探したらありました。その店のキャッチコピーが…

    「麺は親父、スープは女房、具は子供達、一杯仲良く美味しいね。」

    食べ物を家族に例えてしまいました。(笑)

    「バーミヤンのバーミヤンラーメン」。
    有名全国チェーン店じゃないか、どこが札幌ラーメンなんだ、とお思いでしょう。そうなんです、札幌ラーメンじゃないんです。これは安いんです。1杯399円と激安。しかもうまい。ちょっと私のランキングを見てください。

    1位 バーミヤンラーメン(正油)【全国区?】
    2位 すみれラーメン(味噌)【札幌ラーメン】
    3位 白樺山荘の味噌ラーメン(味噌) 【札幌ラーメン】
    4位 北見の名も知らぬラーメン屋(かつお正油)【北見ラーメン】 閉店
    5位 赤門(正油)【旭川ラーメン】
    6位 青葉(正油)【旭川ラーメン】

    なんで「すみれ」や「青葉」よりもバーミヤンが上なのか。それは、北海道のラーメンは全部濃すぎるんです。バーミヤンのラーメンは、スープの濃さ、だしの効き方、麺の太さと縮れ具合、温度、価格、笑顔、待ち時間、すべてにおいてスペシャルなんです。(こんなやつのラーメン評は信用できんと思われてしまうのでしょうねぇ)

    さて、今回ラーメンの話にしようと思った最大の理由は、ロケットが入ったラーメンの話をしたかったからなんです。しかし、もう随分長くなってしまいました。次回への続きということにしましょう。お楽しみにっ。(オイオイっ)

     

    ■札幌のダジャレ的世界の発見 第9回・きっさ10

    我が家の最寄り駅の出入り口の通路に喫茶店があります。写真はそのとても頭に残るダジャレの店名「喫茶店・きっさ10(TEN)」の看板です。入ったことはありません。もうこれ以上何も言うことはありません。

    喫茶10

     

    ■トドックの賞品をゲット

    やりました。塗り絵をしただけで抽選で3000名に当たるという賞品(ハンドタオル)が当たりました。なんと、応募総数は5264点もあったそうで、2264名の楽しみにしていた子どもたちが外れたことになります。少なくとも私の代わりに当たって喜んだ子どもがいたかも知れません。しかし、私も楽しみにしていたので、楽しみにしていた、という点では同じですね。

    それとは別に、「トドックを探せ」という、注文用の冊子のいろんなところにトドックが刷られていてその個数がクイズになっていたプレゼント企画にも応募し、当たりました。それはトドックの「ふせん」と「鉛筆2本」です。

    大切に使いたいと思います。

    トドック塗り絵
    こんな塗り絵(右)なのにちゃんと賞品(ハンドタオル)が当たりました。嬉しいです。今のところ作品の発表はありません。今後の展開が楽しみです。
    他に、別企画で当たったふせんと鉛筆も一緒に写真撮りました。(左)

  • v072 パレードの紙吹雪/札幌ダジャレ7:鍛える

    ■パレードの紙吹雪

    ゴミを拾う
    ファイターズのパレードの直後、市民が紙吹雪などのゴミを拾う

    何だか、めったにない出来事なので、記念に、北海道日本ハムファイターズの優勝パレードへ行ってきました。パレードの沿道に混ざってみるとどうなるのか。

    天気は曇り。気温1度。前日の夜に外へ出た際、ちらほらと雪が降っていたので寒いことは寒かった。しかし、外出時はコートを羽織るので顔や手が冷たいだけで、「人間が死滅」するような環境では決してありません。慣れ、とは恐ろしいもので、この冷たさは快適でもあります。

    10時半。パレードの30分前に沿道に到着。道のりのほぼ中央あたり。すでに人だらけで、最前列までは近づけてもせいぜい3メートルというところ。『これじゃあ見えねーなー』と思いつつ、まあこの熱気の中に居ることを楽しむことにしました。

    一応カメラを準備して選手が来るのを待っていたら、まわりのビルの窓や屋上から紙吹雪が舞ってきました。『おー、これはなかなか美しい』とカメラを構えると、オヤジの“バーコード”がフレームに入り台無しに。

    『くっ、くっそー』

    写真もろくに撮れやしない。人でぎゅうぎゅうの中、もぞもぞと別の位置へ移動。シャッターを押そうとすると、別のオヤジが横からにゅーっとフレームイン。嬉しそうな横顔。しかし絵的には不満。避けるようにずらすと、肩車をした子どもが複数、フレーム内に入る。まあ、絵的にはオーケー。シャッターを切る。同時にオヤジが高速でフレームイン。むかっ。そんな見知らぬオヤジとのイタチごっこをしながら選手を待つのでした。

    それからずっと曇っていた空がタイミング良く晴れて日が射して、あとは選手がバスの上に乗って手を振りながら通過して、ワーワーキャーキャー言う声が響き、大量の、こんなの見たことないってほどの紙吹雪が舞い、パレードはあっという間に通り過ぎて行きました。写真は構えて撮るのは不可能で、手をめいっぱい伸ばして、適当にパシャパシャシャッターを押すので精一杯でした。

    それにしてもあの紙吹雪は圧巻でした。パレードが終わった後に携帯で話しながら歩いていた女性の声が耳に入ったのですが、こう言ってました。

    「パレードは良かったんだけど、紙吹雪が虫の集団に見えて怖かった」

    とにかく見事な紙吹雪だったのですが、反面、こりゃあ掃除が大変だなと思っていました。ぶらぶら歩いていると、スタッフジャンパーを着た人たちが掃除をしているのが目に入りました。それからよく見ると、一般の人と思われる人たちも拾い集めていました。ただのおじさんも、ただのおばさんも、ただの子どもも、ゴミと化した紙吹雪を拾ってゴミ袋に入れていました。

    迷惑タバコ、大量食べ残し、信号無視、…決してマナーが良いとは私には思えない北海道の市民が、すすんでゴミを拾っていました。好感度アップ。しかしながらやはり非効率だと思いました。

    なぜなら、拾われていたのはほとんど車道部分だったからです。車道部分の掃除は、清掃車がガッサリと吸い上げていくはずで、拾うべき範囲は、ビルとビルの隙間や、歩道の端っこではないかなと思ったのです。

    翌日、パレードをした道路から1kmほど離れた道路や、学校のグランドなどにあの紙吹雪がたくさん落ちているのを発見し、その量のすさまじさに驚かされたのでした。

    パレード
    オヤジが脇からフレームイン
    パレード
    すごかった紙吹雪

    パレード
    選手は豆粒。新庄が見えました
    パレード
    パレードが終わっても、路地でまだ紙吹雪が舞い続けていました。

     

    ■札幌のダジャレ的世界の発見 第7回・きたえーる

    きたえーる

    我が家から3kmほど離れた“豊平公園”の中にある、現在、世界バレーの会場にもなっている「北海道立総合体育センター・きたえーる」。「鍛える」のダジャレでございます。
    ホームページによると、愛称の由来が書かれていました。

    『きたえーる』の、『きた』は北海道を、『えーる』は声援を送る意味を持つとともに、『きたえーる』は、心身を鍛えることも表しており、この北海道立総合体育センターを通じて、たくさんの仲間が交歓の場として伸び伸びと活動することを願って愛称としました。

    メインアリーナ面積3,886平米。バレーコート4面、バスケットコート4面、テニスコート4面、バドミントンコート16面、卓球20面。最大収容人数10,000人っ!!
    サブアリーナ1,647平米。バレーコート2面、バスケットコート2面、テニスコート2面、
    バドミントンコート8面、卓球10面。
    フリークライミングウォール高さ15m幅6m、剣道室451平米、柔道室450平米、弓道場302平米、トレーニング室(ランニングコース)412平米、測定室265平米。
    講堂収容定員150名、大研修室収容定員100名 、中研修室収容定員60名、小研修室収容定員30名×3室、スポーツ情報室・資料室。ほかいろいろ。

    なかなかスゴいもんですよ、これは。こんな立派な施設がダジャレで「きたえーる」でございますよ。レストラン「たべーる」とか、雀荘「ふりこーむ」とか、高層ビル「たかーい」とか言うようなもので、なかなかできる芸当じゃございません。