• v074 ロケット1本入りラーメン/札ダジャレ9:喫茶店/塗絵

    ■ロケット1本入りラーメン

    ラーメン屋
    札幌はラーメン屋であふれています。

    意外にもラーメンの話題は初めてかと思います。1年8か月札幌に暮らし、幾度となくラーメンを食してきました。ただ、いつもダイエット中の私はラーメンをできるだけ避けてきました。北海道のラーメンは非常に濃厚で、食べた後、なかなか腹が減らないことが多いのです。かなりのカロリーがあると思えます。

    それから、飲酒後のラーメンの凶悪さをご存知でしょうか。アルコールが分解される過程で脂肪を合成する「因子」が生まれ、糖質や炭水化物を体脂肪にして蓄えようとするのです。まさに、太る悪魔が手ぐすねを引いているところに炭水化物を送り込むことになるわけです。確実にピンクの丸い形状の四つ足の動物のようになります。
    話のついでに、そのラーメンによって付いた脂肪を燃焼させるには、フルマラソンを2回くらいしないといけないそうです。飲酒後のラーメンはまさに地獄ラーメン。地獄ラーメンです。(納豆を入れた地獄ラーメンって新宿にありましたね、昔)

    だからラーメンを食べるなら、これからエネルギーを消費する起床後の早朝がベストですが、ラーメン屋さんは大抵昼頃に開店しますから早朝には食べられません。言わんでもわかることですが。(ここ無駄かも。というか早くラーメン自体の話をせねば…)

    ラーメンを食べる時は必ず「食べなければならない理由」が存在しています。丸い四つ足の動物になるリスクがあるわけですから、それなりの対価が必要です。もう太ってもいいってくらい美味いか、話題にできるか、これを必須条件に食べることにしています。

    こりゃあもう太ってもいいやっ、てくらい美味しいラーメンの話はつまらないのでしません。 話題性という点でのラーメンの話をします。

    まず「味の三平」。
    札幌と言えば味噌ラーメンですね。ですよ。それは日本で最初に味噌ラーメンを作ったのが札幌のオヤジだったからなのです。その味噌ラーメンというのは、お客さんの注文で豚汁に麺を入れたのがきっかけだったそうで、「むむっこれはっ」と思ったそのオヤジが、試行錯誤を重ね、7年かけて作り上げたのだそうです。昭和26年にメニューに初登場。
    それで、あー美味しかった、で終わってはつまらない話ですね。ですよ。それがですね、私の口には合わなかったのです。たいして美味しいと思いませんでした。

    それは、現代の味噌ラーメンのイメージとかけ離れたものだったからで、やはり開発した店としては当時の味を頑固に守り抜いているということなんでしょう。いや、マズくないですよ。何と言うか、モヤシとタマネギのみそ汁っていうんでしょうか。そんな感じでした。麺はすごいしっかりしてました。かなりの人気店で、ラーメン屋さんだらけの札幌で60年近く生き残っているのですから、やはり名店だと思います。いつも行列だそうです。
    ホームページで探したらありました。その店のキャッチコピーが…

    「麺は親父、スープは女房、具は子供達、一杯仲良く美味しいね。」

    食べ物を家族に例えてしまいました。(笑)

    「バーミヤンのバーミヤンラーメン」。
    有名全国チェーン店じゃないか、どこが札幌ラーメンなんだ、とお思いでしょう。そうなんです、札幌ラーメンじゃないんです。これは安いんです。1杯399円と激安。しかもうまい。ちょっと私のランキングを見てください。

    1位 バーミヤンラーメン(正油)【全国区?】
    2位 すみれラーメン(味噌)【札幌ラーメン】
    3位 白樺山荘の味噌ラーメン(味噌) 【札幌ラーメン】
    4位 北見の名も知らぬラーメン屋(かつお正油)【北見ラーメン】 閉店
    5位 赤門(正油)【旭川ラーメン】
    6位 青葉(正油)【旭川ラーメン】

    なんで「すみれ」や「青葉」よりもバーミヤンが上なのか。それは、北海道のラーメンは全部濃すぎるんです。バーミヤンのラーメンは、スープの濃さ、だしの効き方、麺の太さと縮れ具合、温度、価格、笑顔、待ち時間、すべてにおいてスペシャルなんです。(こんなやつのラーメン評は信用できんと思われてしまうのでしょうねぇ)

    さて、今回ラーメンの話にしようと思った最大の理由は、ロケットが入ったラーメンの話をしたかったからなんです。しかし、もう随分長くなってしまいました。次回への続きということにしましょう。お楽しみにっ。(オイオイっ)

     

    ■札幌のダジャレ的世界の発見 第9回・きっさ10

    我が家の最寄り駅の出入り口の通路に喫茶店があります。写真はそのとても頭に残るダジャレの店名「喫茶店・きっさ10(TEN)」の看板です。入ったことはありません。もうこれ以上何も言うことはありません。

    喫茶10

     

    ■トドックの賞品をゲット

    やりました。塗り絵をしただけで抽選で3000名に当たるという賞品(ハンドタオル)が当たりました。なんと、応募総数は5264点もあったそうで、2264名の楽しみにしていた子どもたちが外れたことになります。少なくとも私の代わりに当たって喜んだ子どもがいたかも知れません。しかし、私も楽しみにしていたので、楽しみにしていた、という点では同じですね。

    それとは別に、「トドックを探せ」という、注文用の冊子のいろんなところにトドックが刷られていてその個数がクイズになっていたプレゼント企画にも応募し、当たりました。それはトドックの「ふせん」と「鉛筆2本」です。

    大切に使いたいと思います。

    トドック塗り絵
    こんな塗り絵(右)なのにちゃんと賞品(ハンドタオル)が当たりました。嬉しいです。今のところ作品の発表はありません。今後の展開が楽しみです。
    他に、別企画で当たったふせんと鉛筆も一緒に写真撮りました。(左)

  • v073 大満足の5日間/札幌ダジャレ8:集う

    ■大満足の5日間

    東京
    東京は人間が飽和して電車からもあふれていました。

    約20か月ぶりに東京を訪れ、5日間を過ごしました。正直言って嬉しくて楽しくてたまりませんでした。初老の私が「たまりませんでした」なんて言ってるんですから、本当に良かったわけです。味はどうですかと聞かれて、「おいしかったです」というくらい、他人には具体的に伝わらない言葉ですが、嬉しくてたまらんかったということだけは伝わってください。(笑)

    私は悩むのが趣味みたいなもので、家の中に居るときの口癖は「困ったなー」です。いつも何かに困っています。悩みがない時には悩みがないことに悩みます。そんなことでいいのか、と。だから常に悩み、困り続けています。そして、いつも何か解決の手がかりを探しています。

    東京には手がかりがあったことに気付かされました。それは話せる友達。24年間にできた、向こうはそうは思わなくてもこっちは友達だと思っている、もしくはその逆でもいいやこの際、そういう人間がたくさん(3つ以上はたくさんということで)いて、話すことで「返って来るもの」によって、力を得ていたことに気付きました。改めて、身にしみてわかりました。「返って来るもの」がまた良質で、贅沢なものであったことも。

    好きなだけ話が出来た喜びは、うまいラムシャブを食べている瞬間の満足感に匹敵するかそれ以上のものでした。何をしゃべったのかは酒を飲んで寝た時点でもう思い出せもしないとは言え、中味は関係ないと思ったらそれは間違いで、何かが腑に落ちた状態であり、満足感があるのです。つまらない話などひとつもないのです。

    ここに書いておきたいと思いました。みなさんに感謝します。
    今回は自己満足的に、抽象的に、これでおしまい。

     

    ■札幌のダジャレ的世界の発見 第8回・つどーむ

    つどーむ

    札幌駅から北の方に大きなドーム施設があります。まだ行ったことがないのですが、大型施設であるのは間違いありません。スポーツ交流施設だそうです。この施設の周辺には何もなく、陸上自衛隊駐屯地とローカル空港が近くにあるだけです。多分。

    で、「集う」のダジャレですね。「集う」と「む」、「む」って何だよ、ってそれは「ドーム」の「ム」なんですが、昔、中学の時に近藤くんというクラスメートがいまして、彼のあだ名が「ム」でした。ちょっとそれを思い出しました。(ちょっと下ネタ)


  • v072 パレードの紙吹雪/札幌ダジャレ7:鍛える

    ■パレードの紙吹雪

    ゴミを拾う
    ファイターズのパレードの直後、市民が紙吹雪などのゴミを拾う

    何だか、めったにない出来事なので、記念に、北海道日本ハムファイターズの優勝パレードへ行ってきました。パレードの沿道に混ざってみるとどうなるのか。

    天気は曇り。気温1度。前日の夜に外へ出た際、ちらほらと雪が降っていたので寒いことは寒かった。しかし、外出時はコートを羽織るので顔や手が冷たいだけで、「人間が死滅」するような環境では決してありません。慣れ、とは恐ろしいもので、この冷たさは快適でもあります。

    10時半。パレードの30分前に沿道に到着。道のりのほぼ中央あたり。すでに人だらけで、最前列までは近づけてもせいぜい3メートルというところ。『これじゃあ見えねーなー』と思いつつ、まあこの熱気の中に居ることを楽しむことにしました。

    一応カメラを準備して選手が来るのを待っていたら、まわりのビルの窓や屋上から紙吹雪が舞ってきました。『おー、これはなかなか美しい』とカメラを構えると、オヤジの“バーコード”がフレームに入り台無しに。

    『くっ、くっそー』

    写真もろくに撮れやしない。人でぎゅうぎゅうの中、もぞもぞと別の位置へ移動。シャッターを押そうとすると、別のオヤジが横からにゅーっとフレームイン。嬉しそうな横顔。しかし絵的には不満。避けるようにずらすと、肩車をした子どもが複数、フレーム内に入る。まあ、絵的にはオーケー。シャッターを切る。同時にオヤジが高速でフレームイン。むかっ。そんな見知らぬオヤジとのイタチごっこをしながら選手を待つのでした。

    それからずっと曇っていた空がタイミング良く晴れて日が射して、あとは選手がバスの上に乗って手を振りながら通過して、ワーワーキャーキャー言う声が響き、大量の、こんなの見たことないってほどの紙吹雪が舞い、パレードはあっという間に通り過ぎて行きました。写真は構えて撮るのは不可能で、手をめいっぱい伸ばして、適当にパシャパシャシャッターを押すので精一杯でした。

    それにしてもあの紙吹雪は圧巻でした。パレードが終わった後に携帯で話しながら歩いていた女性の声が耳に入ったのですが、こう言ってました。

    「パレードは良かったんだけど、紙吹雪が虫の集団に見えて怖かった」

    とにかく見事な紙吹雪だったのですが、反面、こりゃあ掃除が大変だなと思っていました。ぶらぶら歩いていると、スタッフジャンパーを着た人たちが掃除をしているのが目に入りました。それからよく見ると、一般の人と思われる人たちも拾い集めていました。ただのおじさんも、ただのおばさんも、ただの子どもも、ゴミと化した紙吹雪を拾ってゴミ袋に入れていました。

    迷惑タバコ、大量食べ残し、信号無視、…決してマナーが良いとは私には思えない北海道の市民が、すすんでゴミを拾っていました。好感度アップ。しかしながらやはり非効率だと思いました。

    なぜなら、拾われていたのはほとんど車道部分だったからです。車道部分の掃除は、清掃車がガッサリと吸い上げていくはずで、拾うべき範囲は、ビルとビルの隙間や、歩道の端っこではないかなと思ったのです。

    翌日、パレードをした道路から1kmほど離れた道路や、学校のグランドなどにあの紙吹雪がたくさん落ちているのを発見し、その量のすさまじさに驚かされたのでした。

    パレード
    オヤジが脇からフレームイン
    パレード
    すごかった紙吹雪

    パレード
    選手は豆粒。新庄が見えました
    パレード
    パレードが終わっても、路地でまだ紙吹雪が舞い続けていました。

     

    ■札幌のダジャレ的世界の発見 第7回・きたえーる

    きたえーる

    我が家から3kmほど離れた“豊平公園”の中にある、現在、世界バレーの会場にもなっている「北海道立総合体育センター・きたえーる」。「鍛える」のダジャレでございます。
    ホームページによると、愛称の由来が書かれていました。

    『きたえーる』の、『きた』は北海道を、『えーる』は声援を送る意味を持つとともに、『きたえーる』は、心身を鍛えることも表しており、この北海道立総合体育センターを通じて、たくさんの仲間が交歓の場として伸び伸びと活動することを願って愛称としました。

    メインアリーナ面積3,886平米。バレーコート4面、バスケットコート4面、テニスコート4面、バドミントンコート16面、卓球20面。最大収容人数10,000人っ!!
    サブアリーナ1,647平米。バレーコート2面、バスケットコート2面、テニスコート2面、
    バドミントンコート8面、卓球10面。
    フリークライミングウォール高さ15m幅6m、剣道室451平米、柔道室450平米、弓道場302平米、トレーニング室(ランニングコース)412平米、測定室265平米。
    講堂収容定員150名、大研修室収容定員100名 、中研修室収容定員60名、小研修室収容定員30名×3室、スポーツ情報室・資料室。ほかいろいろ。

    なかなかスゴいもんですよ、これは。こんな立派な施設がダジャレで「きたえーる」でございますよ。レストラン「たべーる」とか、雀荘「ふりこーむ」とか、高層ビル「たかーい」とか言うようなもので、なかなかできる芸当じゃございません。


  • v071 贅沢な石山緑地公園/札幌ダジャレ6:テレビ塔

    ■贅沢な石山緑地公園

    石山緑地公園
    「札幌軟石」石切り場跡地を利用した「石山緑地公園」

    幹線道路沿いにありながら、こんなにスゴい風景の「石山緑地公園」なのに、まあ、人がいないです。しょっぱなから余談になりますが、先週、ひょんなことから「円山公園」でちょっとした散策を楽しむハメになりました。視界には15人ほどの市民がおりました。それを見た時、自分でも意外な言葉が口をついて出ました。

    「うわっ、いっぱい人がいる」

    …わけないじゃないですか。耳を疑いましたよ。自分で。広ーい公園で視界に10人程度ですよ。「いっぱい」はいません。これはやはり、札幌や北海道のさまざまな場所で、人口密度が低すぎるために感じたことなんだろうと思われます。というよりは東京の人口密度が異常なんでしょうけども。

    実はここ1か月に2回、この石山緑地公園へ行ったのですが、1回目は4人かそこら、2回目はまあ30人くらいはいたと思いましたが、12ヘクタールでですから、風呂の中に目薬を垂らしたような比率でしか人間がいないんです。

    何だか札幌へ来てからはどこへ行ってもスカスカして心もとない感じがありました。それが日を追うごとに薄れてきて、1年半を過ぎたこの頃では、このスカスカ感が心地よくなってまいりました。

    石山緑地公園は素晴らしい公園だと思うんです。この公園を独り占めに近い状況で散策できるわけです。居るだけで心地よいわけです。これぞ贅沢の極み。

    公園までの交通費、自転車だからゼロ円。入場料、ゼロ円。公園で飲んだ水、ゼロ円。12ヘクタールを独り占め、プライスレス。って1円もかかってねぇーっ。

    そんなわけで、あとは画像でお楽しみください。
    ↓ 写真をクリックすると拡大します。(別窓で開きます)

     

    ■札幌のダジャレ的世界の発見 第6回・テレビ父さん

    テレビ父さん

    大通公園の東の端にある「テレビ塔」は、皆さんご存知のことと思います。今年でちょうど50年を迎え、この夏から秋にかけて電光表示の時計をリニューアルするなど話題になっていました。

    それはともかく、テレビ塔は札幌のシンボルのような存在でもありますが、そんな有名どころに、そんな観光スポットに、「テレビ父さん」などというゆるいダジャレキャラクターを当ててしまっていたとは、私は思ってもいませんでした。

    「本当にいいのだろうか」

    と思いました。嫌いではないものの、そんなA級のものにB級の呼び名付けちゃっていいのかと。かわいい女の子に「熊五郎」って名前付けていいのか、と。フィギュアスケートの荒川静香を「亀井さん」ってあだ名にしていいのかってことですよ。将棋の羽生善治棋士を「ハーブ善治」なんていう棋士名にしてもいいんですかってことなんですよ。ねえ。


  • v070 札幌軟石/札幌ダジャレ5:来たら

    ■札幌軟石

    硬石山
    札幌市南区、石山緑地公園から見た「硬石山」
    我が家から自転車で1時間

    札幌の時計台は有名ですが、実はその写真と現実のギャップは大きく、「札幌3大がっかり」のひとつに数えられています。

    時計台の周辺はビルに囲まれているせいか、その存在感が妙に薄く感じられ、「あれ、こんなんだったの?」とがっかりします。しかし、写真も修正などはなく、うまい具合に空や木の枝が入るピンポイントから撮られております。現地には時計台を撮るための台が設置されていて、その絶妙さ加減がひとつの見どころとなっています。

    時計台には200円払うと入館できます。中に入ると、札幌の歴史が何枚ものパネルになって展示されているのですが、札幌という町は何回も「大火」で町が燃えていることがわかりました。

    2~3回、大火災を経験したなら、4回5回と同じ過ちを繰り返すのはもうアホだと思うのですが、1892年の大火で市街地の5分の1を消失したのを皮切りに、7回も8回も「大火」の惨劇に遭っていることがわかりました。

    さて、大火で苦しむ前から、建築資材にとても手頃な「石」が札幌にあることに注目されていました。軽くて柔らな加工しやすい石で、「札幌軟石」と呼ばれています。石ですから何と言っても火に強いわけで、建築に最適の、天の恵みとも言うべき石が存在していたことになります。(それなのに大火は何度も起きました。木造家屋の方が多かったのでしょう)

    その石は約3万3000年前の大昔に、支笏カルデラができたという大火山帯の大噴火で、大規模な大火砕流が40km離れた現札幌南部まで大々的に流れてきて、その大高温の大火砕流に軽石や火山灰が大規模に溶け込んで出来たのだそうで、「溶結凝灰岩」(ようけつぎょうかいがん)と呼ばれています。
    この地域のものは「支笏湖噴火溶結凝灰岩」(しこつこふんかようけつぎょうかいがん)と言うのだそうです。

    「札幌軟石」はこの「支笏湖噴火溶結凝灰岩」の俗称というわけです。いちいち「しこつこふんかようけつぎょうかいがんが…」とは言いにくいので俗称になったのでしょう。

    今私が住んでいるマンションは「石山通り」という大きな通りに面しています。あの札幌軟石がこの通りから運ばれたのが由来になっています。最初は1876年、夏場は馬車で、冬はソリで石材を運んだそうです。1909年、馬車鉄道が開通、その鉄道が現在の路面電車の基礎になっているんだそうです。(ここ、試験に出ませんので忘れて結構です)

    現在は石の建築物はいろいろ規制ができて、ほとんど使われなくなりました。なので、古い建物に札幌軟石を見ることができるのですが、どれもとても落ち着いたいい感じの建物です。

    札幌軟石の石切り場の跡地を利用した芸術的な公園があることがわかり、行ってみました。「石山緑地公園」といいます。その公園はとても良かったので、次回お見せしたいと思います。

    札幌軟石仕様の建物
    札幌軟石仕様の建物。ケーキ屋さん
    札幌軟石仕様の建物
    札幌軟石仕様の建物。大通公園西の端にある「札幌市資料館」

     

    ■札幌のダジャレ的世界の発見 第5回・コンサートホール「kitara」

    kitara

    今回は建物の名称です。札幌の中央区、中島公園内にあります。1997年、なんと道内初の音楽専用施設として開館。こんなに重厚で立派なのに「来たらいいしょ」の「来たら」だと思われます。で、調べてみるとそれだけではありませんでした。 こんな説明が。

    ギリシャ神話の音楽神アポロンが奏でた竪琴「キターラ」に由来。キターラの音色は「調和」を表現していた。また、「来たら?」をかけたとも言われている。

    音楽神アポロンの竪琴「キターラ」については、私は「後付け」ではないかと疑っています。ネーミングの会議の様子を想像してみました。

    「“観にきたら”“聴きにきたら”の“きたら”って良くないですかね」
    「ちょっと軽くないか」
    「気楽にどうぞっていうことで」
    「何か気になるな、何かないかな、こう、それっぽい…」
    「北海道の“きた”にもかかってますよ」
    「“ら”はどうすんだ“ら”は」
    「細かいなー」
    「あっ、これどうです。ギリシャ神話のですね」
    「なに、キターラとな」
    「何かインテリジェンスを感じるな。いいな」
    「ウンチクは大事ですよね」
    「ウンチクか」
    「ウンチクです」

    ちょっと尻すぼみ…。