• v054 北海道遺産クイズに正解、賞品ゲット(泣)

    ■北海道遺産クイズに正解、賞品ゲット(泣)

    大通公園ステージ

    つい最近、52の「北海道遺産」なるものがあることを知りました。それは次の世代へ引き継ぎたい有形・無形の財産(宝物)として選んだものなんだそうです。
    5年前に25件、2年前に27件、計52件が指定されています。知らない人は知らない、知ってる人は知っている、みたいな情報です。

    面白いところでは
    「雪合戦」(昭和新山国際雪合戦大会)
    「スキー」(ニセコ連峰)
    「石狩川」(大雑把なっ)
    「ラーメン」(遺産かよっ)
    などなど。ほか、建物や地形・自然、町並みなどが選ばれています。

    6月の末に大通公園で「花フェスティバル」というイベントがありました。イベント会場の舞台では、紋別という市の観光PRのための「クイズ」が始まっていました。そのクイズ。

    「北海道遺産をひとつ答えてください。誰か分かりますか…」
    「えー、いませんか。あ、そちらのボク」
    「知床っ」
    「ブー。それは世界遺産ですね」
    「他にはいませんか。はい、そちらのおかあさん」

    「ジンギスカン」
    と答えたのは、私のとなりにいた妻でした。
    「正解です」 と司会者。
    「何で知ってるの。ていうか何で答えるの…」と私。
    「何でおかあさんやねん」とお怒りの妻。

    「正解者の方、どうぞこちらへ」
    の声とともに妻は舞台へ誘導されていきました。

    クイズは続き、正解者10名が選出されました。それから紋別市の「クリオネと牛を合体させたキャラクター」の「クリモー」と、プレゼント品を巡ってのじゃんけん大会となり、その人は、あるチケットをゲットしたのです。

    流氷砕氷船・ガリンコ号のペアチケットでした。流氷の時期は砕氷船なのですが、夏場は観光で釣り船として利用されていまして、紋別カレイを釣る目的で沖へ出るのです。

    「やったー」
    「おいおい、釣り船かよっ」

    しかも、交通費自前。
    しかも私はせっかちなところがあって、のんびりとした釣りは苦手。
    しかも 泳げないので海は嫌い。
    しかも札幌からオホーツク沿岸へはなかなかの距離があります。遠いんです。

    えらいもんを当ててくれました。
    ガリンコ号はもちろん「北海道遺産」に指定されています。


  • v053 花をどうぞ

    ■花をどうぞ

    路上の植え込み
    5月にはこんな感じで路上の植え込みにたんぽぽが咲いていました。
    地味な風景ですが、たんぽぽを見るとなごみます。

    研究所通信を始めてからちょうど1年が経ちました。(パチパチ…)

    記念すべき1周年目の今回は、ただただ花を見ていただきやす。
    今年撮ったものです。歩いているとそこにあるんです。だからずっとカメラは持ち歩いていました。
    今年の4月から撮った順に並べました。中には草もあります。(笑)

    余計なお世話ですが、どんな気持ちで撮ったか、想像しながら見てください。感動で涙があふれてしまう人もいるかも知れませんね。へらへらへら。

     

    クリックででっかい画像が見られます。


  • v052 ジャスミン(ではないっぽい)

    ■ジャスミン(ではないっぽい)

    ジャスミン?

    土日にはよく自転車であちこちへ行きます。やはり豊平川沿いのサイクリングロードが気持ち良いので時々行きます。太陽の光の下で100円の魚肉ソーセージやらをつまみにビールを飲んだりするのはちょっとしたマイブームとなっています。写真はその時に撮ったものです。

    んなことはどーでもいいのですが、ある日、ある公園を通り過ぎようとした時に覚えのある匂いがしてきました。それはほぼ間違いなくジャスミンの香りでした。

    しかし、恥ずかしながらジャスミンってどんな形態の植物なのかまるで見当もつかず、どれがジャスミンなのかわかりません。イメージではジャスミン“茶”ってくらいですから、お茶みたいな草というか、葉っぱというか、そんなもんかと、それもその時にそう思っただけで、これまで漠然とも何とも思ったこともありませんでした。だいたい日本にあることすら知らなかったのです。

    で、その時一緒にいた“連れ”の豊富な知識によると、ジャスミンは「木」であるはずだと言うので、香りのする木を探しました。“連れ”も実はジャスミンの現物は見たことがないのですが、ジャスミン茶というものが、烏龍茶の葉にジャスミンの“花”を混ぜたものだと分かっていたので、花の咲いている木へとまっしぐらに突き進んだのです。

    「これだ。間違いない」
    「ほんまかい」
    「だってジャスミンの香りがするし」
    「ふむふむ。それにしてもでかい木だな。花だらけだし」

    で、私が思ったのは、何で市民のみなさんが少しも摘み取ったりしないのだろうということでした。(貧)
    本当に立派な木でして、これでジャスミン茶が何万人分できるのだろうか、というくらい白い花がびっしりと咲いているんです。

    いやぁこれはまた嬉しい発見をした、と思いつつ、自転車を飛ばしていると、我が家の近くの大きな通りの分離帯を見てぶったまげてしまいました。そこに生えている木のほとんどがジャスミンの木だったのです。
    (訂正。この記事を書いてから12年後の現在、2018年4月、どうもあれはジャスミンではないらしいぞと、多分、ニセアカシアの木ではないかと考えられるのでした。なぜなら、札幌市の街路樹の記録にジャスミンの木はないからです。あちゃー)

    街路樹

    写真の左側は違う木ですが、分離帯の芝生の中の白っぽくなっている木は全部ジャスミンの木でした。(違いました)
    200~300メートルは続いています。そしてジャスミンのいい香りが確かにしているのです。(確かにしたのです)
    何で今まで気がつかなかったのか不思議なくらいでした。

    それから気になったので調べてみると、ジャスミンの原産地はヒマラヤで、インドや中国を中心に、16~17世紀にヨーロッパに広まっていったそうです。寒さに強いと思われますが、今の主産地はエジプトらしく、暑さにも強いのかも知れません。

    ついでの雑学。
    ジャスミンの香りは、木が傷を受けた時などに、その危険を他のジャスミンに伝えるために“ジャスモン酸”を生成し、これが揮発性のメチルエステルに変化して空中に散布される、とのこと。ジャスミンに限らず、植物全般に、危険があることを相互に知らせるために香りを伝達の手段にしているのだそうです。すごいですねー。しかし木は動けませんから大変ですよね。

    語源はアラビア語の「ヤスミン」で「絶望は愚か」という意味らしいです。
    ジャスミンの香りでいい夢を見ておヤスミンなさい、ってことでしょう。(すべったか…)


  • v051 クラークコイン、おかげサマーの指輪

    ■クラークコイン(地域限定硬貨)、おかげサマーの指輪

    クラークコイン
    コインは真ちゅうに金メッキを施し、500円硬貨より一回り大きい。

    札幌だけで使えるお金ができました。と言いたいところですが、これは“コインの形をした商品券”であります。 6月21日(水) に札幌商工会議所から、創立百周年記念事業として実施・発売されました。札幌市内の特定の店舗約2000店で12月20日まで使えます。発行枚数は30万枚。

    1枚950円で買え、1000円の買い物ができます。1億円買うと500万円もおトクです。しかしおつりが出ないことになっているので、950円未満の買い物の時に使うと損をします。つまり1000円以上の買い物をさせようという魂胆なのです。 サマータイム同様、経済活性効果を狙っています。

    物珍しさと、おトクなのと、コレクター魂に火をつけることから、売れ行きが好調であるとニュースは伝えています。

    ウチは発行翌日の22日の木曜日に20枚入手しました。まさにコレクター魂に火がついたわけですが、コレクション用としては紙のケース付きで1000円なので、中途半端にチープであまり嬉しくなく、ケース付きは2枚だけにしました。で、残りをじわじわと使っていくことになります。

    最初にコインを使用したのはその翌日、近所のセイコーマートという、北海道では有名な元酒屋の比較的酒の充実したコンビニ店でのことでした。
    心理的に複雑な味わいのあるミディアムボディーのフランスの赤ワインと、心にピリリと辛いスパイシーなフランスの白ワイン、2本で1000円(涙)をカゴに入れ、ついでに好物のマカロニサラダ100円(涙)を添えてレジへ行きました。

    「これ使えますよね」(クラークコインを差し出す)
    「はいっ? えー、こっ、これは何ですか…」
    「えっ、知りませんか」(涙)
    「誰か知ってる?」 (レジに店員は3人いて、残る2人に確認をするのですが…)
    「知りません」
    「げろっ」 『ニュース見てないのかよ』←私の心の声
    「私も知りません」
    「げろっ」 『これじゃ自分が変な人みたいじゃん…』←私の心の声
    「あのー、外国のコインでしょうか…」
    「げろっぷ」『えーっ? 何でこうなるの…』←私の心の声
    「あのー、ちょっとわからないのですいませんが、あっ、てんちょー」
    「あ、それ商工会議所の出してるやつだから使えるよ」
    「ほっ」『てんちょー、ちゃんと教育たのむよー』←私の心の声

    意外にこのコインは浸透してないのかも、と思いましたが、その後はあっという間に話題になっている感じです。
    ところで先日(25日の日曜日)、札幌では「花フェスティバル」というイベントの他、「札幌おかげサマー」というオヤジギャグ級のネーミングのイベントがありました。その「おかげサマー」会場でクラークコインを買うと“スイーツ”(ケーキと言えっ)がもらえるというので行ってきました。

    スイーツは200名限定ということで行列ができておりました。みんなよほどケーキが食べたいんですね(笑)。ま、なんとか私もそのスイーツにありつけました。買ったコインは使うとおトクですから今後みんなが使うことになります。こうしてクラークコインは流通していくのです。

    余談。
    「札幌おかげサマー」では「おやじコンサート」なる“おやじギャグフェスティバル”のようなものを見たり、大道芸などを見て楽しみました。で、その中にちょっと変わったものを発見しました。針金で指輪を作る女性がいたのです。無料だと言うので思わず指輪を作ってもらいました。

    針金の指輪

    いろんな色のビーズから好きなものを5つ選び渡します。それを針金に通して指輪にしていくのですが、制作時間はものの1分程度であっという間でした。いろんな人がいるもんですね。


  • v050 サマータイム

    ■サマータイム

    花と蝶
    大通公園はいま、花と緑でいっぱいなんです。

    札幌市は6月21日 から8月11日まで、札幌商工会議所などが実施する「北海道サマータイム導入実験」に参加する。参加団体・企業は670。昨年の542を大幅に上回る。
    (北海道新聞より)

    サマータイムの実施は今年で3年目なのだそうです。2004年は31日間、2005年は42日間、そして今年は52日間になりました。サマータイムと言われても去年はピンと来なかったのですが、その実施の趣旨がだんだんわかってきました。

    北海道は高緯度にあるので、夏の日中時間が東京と比べて約1時間長くなっています。それを利用して、日本の標準時間から1~2時間時計を早めてみると、いろいろといいことがあるようなのです。

    政治的な話では、まず、北海道を国内外にアピールでき、道民が国内固有の制度で生活することで、道民意識の高揚に資する、なんていうことらしいです。自分たちだけ違うものを持っている喜びとでもいいますか…。ま、でもこの部分ははっきり言ってどうでもいいと思います。企画を通すこじつけみたいなもんで。

    実利的なことでは(こっちが本音)、まず、勤務時間を1時間早めると、まだ明るいうちに仕事が終わるため、レジャー施設やイベント、飲食店などへ繰り出しやすくなり、それなりの経済効果が見込めるようです。新たなビジネスチャンスも生まれます。
    実際には、参加企業が“タイムセール”で割引価格にしたり、文化講演やスポーツ教室を開くなどしています。
    さらには省エネ効果(会社の電力使用量が減る)とか、明るいので帰宅ラッシュ時の交通事故が減る、とか言われています。交通事故死日本一を長年続けていた北海道でしたが、去年は見事に他県にその座を譲りました。ちょっとは効果があるのかも知れません。

    心理的な事ですが、北海道は冬が長いので夏場を有効に楽しもうという感じがハッキリわかります。町中花で飾られているのは嬉しいものです。暖かい太陽の光に当たる機会が増えるというのは、そう悪いことではないです。そういう意味でサマータイムはいいかも、と思うのでした。道民意識の高揚とは違うものです。

    P.S.
    えー、このサマータイム。標準時間を1時間早めているわけですが、時計の針は日本時間のままです。単に始業時間を早めているのです。9時始業の会社は8時の出勤となります。
    「えー、なんかつらそう。起きれねーじゃん」
    と思ってしまったのは私です。