• v024 砂箱

    ■砂箱

    砂箱

    札幌の中心地の何か所もの交差点に「砂箱」なるものが設置されています。基本的に横断歩道の両端にあります。文字どおり砂が入った箱で、砂は3キロくらいに分けられ袋詰めされています。

    路面が凍結して滑りやすくなっている時に、通りかかった人が危険だと思えば砂をまいてすべりにくくするのです。転倒事故が多発していることから考え出されました。

    その砂箱に、今年からちょっとした異変がありました。札幌市が砂箱に広告主の募集を始めたのです。いまはどこでも財政難ですから、民間協力という形で少しでも支出を抑制しようとしています。

    広告主は、6万円程度の砂箱を買い取ります。砂箱に自社のロゴやコピーなどを印刷して広告媒体として使えるというものですが、買った砂箱は札幌市に寄贈する形をとるのです。中に入れる砂は市が点検し補充をします。

    箱は劣化するため、美観を損ねるという理由で、5年程度で破棄されます。設置期間は12月から3月の冬期のみ。寄贈という形をとりながら、設置と撤去、夏場の保管は広告主が負います。

    我が研究所もどうしようか考えてしまいました。5年間6万円で札幌の中心地に広告を打てるのです。設置場所にもよりますが悪くない話です。単純に面白いと思うのです。まだ募集は続いています。

    最近になって急に気温が下がってきました。雪も毎日のように降っています。これからは最高気温が氷点下の日が続くと思われます。道内ではすでに氷点下20度を記録している町も出てきました。ついに来たな、という感じです。

    もちろん路面はすでに凍結しております。


  • v023 アリオ札幌

    ■アリオ札幌

    アリオ札幌

    11月23日のことになりますが、札幌に巨大なショッピングモールがオープンしました。我が家からは自転車で行っても、地下鉄を使っても、バスを乗り継いでも、どんな方法でも同じ40分くらいかかります。こちらの「足」はマイカーが主流ですので、やっぱり車がないとやや不便ではあります。

    アリオの敷地面積は7万3720平米。店舗面積4万7400平米は東京ドームくらい。駐車場がまた広くて2670台分。自転車も1070台収容できます。でかいものを作るのが好きみたいです。こっちは。

    特徴的なのは、やはり家族を対象にしているところで、実際子ども連れが多くて、うっかりすると子どもを蹴りそうになるくらいです。少子化がウソじゃないかと思うほどです。ゲームセンターも景品がお菓子だったり、虫キンググッズだったり完全に子ども向きなので、規格外の制服をまとった高校生などが入り込む余地はありません。また、コレクターな大人も居づらいです。雰囲気は明るくて健全そのもの。

    温泉もあります。これがまた何か妙な説明がありまして、「温泉製造装置」を使って6つの泉質を交代で再現するのだそうです。980坪って広さみたいです。えー、約3200平米ですね。でかい風呂ですよね。ジャミラとかキングギドラも入れそうです。うちの近所にもかなりでかい温泉があるんですが、目じゃないみたいです。
    (訂正。キングギドラは入れないかもです。トレーニングジム、スタジオ、内風呂、露天風呂、岩盤浴などなど、全部含めての面積で、正確な広さは2018年4月現在で、検索してもわかりませんでした。まあ近い広さとは思います)

    アリオの隣にはもともとサッポロビール園があり(ここも決して小さくはないのですが、アリオのせいで小さく見えるようになりました)、ビールとジンギスカンで楽しいひとときを過ごすこともできます。さらには北海道日本ハムファイターズの練習場も隣接していて、中に新庄選手がいるかと思うと楽しい気分になりますよ。

    北海道はひどい不況なんですが、何とかしようと頑張ってる雰囲気はあります。

    ※写真右は駐車場がすべて満車である表示。


  • v022 大通公園のイベント

    ■大通公園のイベント(クリスマスの季節)

    大通公園 クリスマス市
    大通公園 クリスマス市
    大通公園 クリスマス市

    1月23日、札幌に「Ario(アリオ)」という巨大なショッピングモールができ、話題になっています。実際、26日土曜日に見てきました。テナントの集合体ですから、特別どうということもないのですが、東京とはやはりひと味違うものはあります。(それについてはまた後の号で)

    その大きな話題の中で、先週お伝えした大通公園の「ホワイト・イルミネーション」の真ん中で「クリスマス市(いち)」という、写真を見ての通りちょっと雰囲気のあるイベントが、狭いエリアですが開催されています。(12月11日まで)

    正式名は「ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo」で、ドイツ・ミュンヘン市と姉妹都市提携30周年を記念して2002年に初めて行われたのだそうです。今年で4回目。ドイツでは香辛料入りのホットワインをクリスマス前に飲む伝統があるようで、私も1杯クリスチャンでもないのに飲んできました。ただ飲みたいだけとも言う。熱くてちょっと甘かった。はちみつとか入っているのかもと思いました。体はポカポカします。

    雪が積もってくると、さらに良い雰囲気になります。

    本当に欲しいものなどはあまりありません。そこに「いること」がいい感じです。


  • v021 ホワイトイルミネーション

    ■ホワイトイルミネーション

    大通公園 ホワイトイルミネーション
    大通公園 ホワイトイルミネーション
    大通公園 ホワイトイルミネーション

    札幌・大通公園と駅前通りでは、この時期になると毎年「ホワイトイルミネーション」という、街路樹や公園の木々に色とりどりの光で飾るイベントを開催しています。冬が観光シーズンということで、これは雪祭りまでの間楽しめるのだそうです。25年目、ちょうど私が北海道を出た頃からのイベントです。
    (今年は大通公園が1月4日まで、駅前通りが2月12日まで)

    写真を撮った日はあいにくの雨でした。前日に降った雪が残っていました。


  • v020 どっちだ(気が長いの短いの)

    ■どっちだ(気が長いの短いの)

    雪の札幌

    北海道は車社会なので、ドライバーの運転はもっと荒いものかと思っていました。
    歩いている道の左前方の脇道から車が来て一旦停止。見通しの良い道路で、車の往来はありません。歩行者である自分とその車との距離は十分にある。こんな時、ドライバーは左右確認をしたならばすぐ車を発進させるのが普通です。ところが、こういう場合、高い確率で歩行者が通り過ぎるのを待ってくれちゃうのです。

    確かに時々は微妙なことは微妙と言えなくもない距離ではあるかも知れない。(かなり複雑な表現)
    しかしながら、車がスッと出てくれた方が歩行者としてもありがたい距離ってあると思うのです。車の前を通過するまでにはそこそこの時間がかかるというのに、車が待ってくれている場合、心身共に妙な圧迫を受けることになります。

    『あれっ、何で発進しないんだろう。道路ガラガラなのに。ひょっとして待ってくれている? なら急がないと悪いなぁ』と思ってやや早歩きになります。しかし、やっぱり距離があるので、車に出てもらおうと歩みを遅め、行って下さい的な態度をしてしまいます。しかしその時にはもうかなり微妙な位置に来ていて、
    『ここまできたら早く渡らないと、待ってくれている車に悪い』と思い、結局は小走りになります。
    もうガックンガックン状態。
    すげーストレスです。
    「何で走らないといかんのかなぁ」

    いやまあ、ゆっくり歩いて通過すればいいのでしょうけど、この妙な間にはどうしても負けてしまいます。
    私は思いました。こっちの人は明らかに気が長い。

    横断歩道を渡っている時も、右折車も左折車も、自分との距離が結構あっても待つ車が多いです。
    「ありゃ、サクっと行けば良いのに」と思ったりします。いかんですかね、こんなにゆとりがない考えは。

    札幌は今180万人の都市です。そのほとんど中心地でも幹線道路の1本裏に入ると交通量が多くは感じません。いや、本当に少ないです。歩いていて信号機が赤でも、車が来ていないと大抵みんな渡ります。子どもが見てようがみんな渡ります。信号待ちの自分もつられて渡ります。
    私は思いました。こっちの人は明らかに気が短い。

    あれ、どっちだ?

    ※写真は11月9日に降った初雪です。昨年より13日遅かったそうで、今年は暖かいということです。