■ノラ猫だらけ
5月24日にまた、近所の中島公園へ自転車で行きました。目的はフリーマーケット。そこでは心を揺さぶられた「ヘリコプター」と「白い車」を買いました。
合わせて20円でした。
カッコいいですね。特に白い車はシンプルで軽量です。ハンドルもシートもドアもありません。(笑)
ヘリコプターは飛びません。(笑)
そんな良い買い物をして、気分良く自転車を走らせていました。すると1匹のノラ猫が横から飛び出してきて、肉のようなものを加えて横切って行きました。
よーく見ると、生まれたばかりの子猫をくわえていたのでした。
「あ、子猫だ」
うわーうわー、とびっくりして自転車を止めて、ただ通過するのを見ていました。たまたまくわえていた子猫の顔がこちら側を向いていて、肌色の肉の塊のような、目も見えてない、生まれたてでした。
その猫がトットコトットコと5~6秒で横切って行ってから、いつも持っているカメラに気づき、写真に撮れなかったことを悔しく思いました。あっけにとられて完璧にカメラのことを忘れていたのです。
それから、のろのろと自転車を進めてから、やっぱり同じ場所に引き返すことにしました。おそらく親猫が、生まれたばかりの子猫を運んでいたのだから、子猫がまだ数匹いるかもしれない。とすれば、また同じように残りの子猫を運ぶのではないだろうか、と思ったのです。
しかし、待てど暮らせど親猫が子猫をくわえて出てくることはありませんでした。
辺りをうろうろしていたら、割と若い猫があちこちに発見できました。そろーりそろーりと近寄って、カシャっと。
うーん、ノラ猫感もあり、まずまず良い表情。
それから若い女性が2人やってきました。別のノラ猫にパン屑のような物を与え始めました。するとあっという間に・・・
押すな押すな。(笑)
私は写真撮ってもいいですか、と声をかけました。あ、そのウラ若い女性の写真じゃないですよ。別にノラ猫撮るのに許可などいらんのですが、一応ね。
最初に載せた写真は、女性がパン屑を投げる瞬間、猫全員がその手の先に注目した瞬間でした。
たまたま通りかかったおばあちゃんが、コレを見て言いました。
「あらー、珍しい。ノラ猫がいるのね、こんな大都会に」
そうか、大都会なのか。人口密度が異様に高過ぎる東京に25年も暮らしていたので、自然いっぱいで、空間の広い札幌にいるそのさなかに、ここが「大都会」と聞いてちょっと違和感がありましたが、まあ確かに190万人も住んでいるのですから、確かに大都会なんですよね。
そしておばあちゃんは、やけに「珍しい」を連発して去って行きました。
パン屑を与えていた2人の女性も去って行きました。
そしてノラ猫は、食後の飲み物を堪能していましたとさ。
おしまい。
■第124回 愉快な札幌大発見:やっちまったな
横断歩道を歩いていたら銀杏の葉っぱの形が見えました。白線の上に乗っかってるのかなと思ったら「型」でした。葉っぱを避けないで上から線を引いたようです。芸術かっ。
うーん自然がいっぱい。