■なんでかなぁ北海道
札幌に移転してちょうど1年経ちました。この1年間、日常生活で感じた「なんでかなぁ」を少々書きたいと思います。
札幌をぶらぶら歩くと時々「なんでかなぁ」と思えることがあります。同業種の店がとなり同士だったり、近い場所にあったりするのです。思ったほど多くはないのかも知れませんが印象に残ります。私には店同士が潰し合っているようにしか見えません。片寄っているというか、バランスが悪いというか。
『何で手羽先屋のとなりに手羽先屋を作るかなぁ』
『何でラーメン屋ばかり何軒も固まっているのかなぁ』(ないところもいくらでもあるのに)
『何で似たようなブティックが2軒並んでるのかなぁ』(ちょっと距離を離せば客の取り合いにならないのに)
『何でアジア料理屋同士が向かい合ってるのかなぁ』
という感じです。競合しないところに作ればいいのに、と思います。消費者の立場からもいろんな種類の店があった方がいいと思うのですがねぇ。
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バスに乗ると、高い確率で“バスが止まるかなり前に席を立つ人”が多いです。連鎖反応的な面もあります。降車口がバスも市電も前扉なので、みな前の方へ詰めて行きます。後ろの方にいると、もし降りない人ばかりだったら降りられなくなるような不安感が出てきて、到着前にできるだけ前の方に行っておこうという心理になります。停留所に着く頃には降車口は人だかりというわけです。
ただ、それだけが理由でもなさそうです。実は北海道ってのんびりしてる雰囲気はあるんですが、せっかちな人が多いという話も耳にします。(自分もか…)
こんなことがありました。一番前の席に座っていたおばさんが突然、おもむろに席を立ち、つり革につかまるのを見ました。バス停までまだ何分もかかるところでです。オイオイ、早過ぎだろっ、と心で叫んでしまいました。だいたい一番前なんだから席を立つ必要がないじゃないのよ。しかもバス、スカスカでした。どうなってんでしょうか。理解できません。
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それからこちら、やたらとスナックが多いです。そして店の中から漏れてくるカラオケのほとんどは演歌。スナックに限らず、街で何となく漏れ聞こえてくる音楽は大抵演歌です。ふと地方のどさ回りとか、田舎で下積みとか、演歌の神髄は地方にあるのだな、なんて思ったりして、「私は地方にいる」ことを噛みしめるのでした。
コレばかりはイヤです。地方なのは別にいいんですが、演歌のイメージは「人生後ろ向き」で嫌いです…。なんとかならんのでしょうか。
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それから困ったことに喫煙者がやたらと多いのです。札幌ではつい最近「ポイ捨て条例」が施行され、健康や環境への感心が少しは高まってはいるのですが、レストランなども完全禁煙はまだ珍しく、分煙止まりです。
飲み屋はもちろん、ありとあらゆる公共スペースは、たばこ天国状態なので、たばこが苦手な私としては閉口してしまいます。子どもだって煙にまみれているんですよ。もうちょっと科学的な見方と、公共の場に対する意識を高めてもらいたいと思う毎日です。そしてひと言。
「せっかく空気がきれいなのに、なんてことするだっ!!」
今回はちょっとネガティブな話題でした。
PS ネガティブついでに。
駒大苫小牧の春の甲子園出場がダメになってしまい、道民のほとんどは落胆&怒髪状態。
耐震構造偽装マンションも札幌で続々表面化。
渦中の武部幹事長も北海道。
オリンピックも北海道勢ダメでした。
景気も国内最低。
北海道のダメな話題が全国レベルで目立っておりますね。