■火に囲まれて
すいません。
今年は随分前からウチの近所でボヤが多発しています。放火です。
4月30日には我がマンション北側の廊下から見えるとなりのビルでポヤがあったようで、消防車だらけになっていました。(最初の写真)
6月9日には、放火と見られるボヤが多発。我がマンション西隣のエリアのゴミステーション(ゴミの回収場所)が焼ける火事があり、ニュースになりました。
ニュースによれば、その前の月からこの近所で、ウチを避けるように13件の不審火があったようなのです。
あ、犯人私じゃないですよ。(汗)
先週のある夜(深夜0時頃)、また消防車のサイレンの音がけたたましく鳴り響きました。せっかく自分のツボにはまったテレビ番組を見ていたのに、サイレンで音がかき消されてしまいました。
「あーもー全然聞こえねーっ!!」
とか言って窓の外を見ると、すぐそばに消防車が何台も止まっているではありませんかっ。(2番目の写真)
いやぁこりゃあかなり近いところで火が出たらしい、と思いました。とりあえず窓の外をずっと見て、何かあったら避難しようと、静観しておりました。
消防車は少なくとも5台見えました。救急車も来て、パトカーまで来ました。近所には消防署と救急病院もあり、特殊車両を好きなだけ持ってきた、みたいになってました。
しかし火が見えません。煙もよく見えず、何かが燃えるような臭いもしませんでした。ただ、ちょっと記憶のある臭いが感じられました。
消防士たちがせわしなく走っていたり、警察がうろうろと動いていましたが、とにかく火元が分かりません。
10分か15分か経った頃にはサイレンの音が消えていました。そしてスピーカーのガチャガチャする音がして、声が聞こえてきたのです。
「えー、×○あ×○×ん○×え○…。▲だ×○と…」
「何言ってんだ」
「ボヤが×○▼☆りましたが、×○でしたので○×○…」
「ん? 聞き取れねーっ」
「繰り返します。ただいま、☆×○×○通報があり×○ボヤが×○」
「んんん? 通報? ボヤ?」
「えー、煙はバルサンでしたので心配ありません」
老若男女も犬も猫も野次馬も、ズッコケて地の果てまで転がって行きましたとさ。
ただ、ちょっと考えてみると、バルサンというからには「ゴキブリ」ですよね。札幌で3年半住んで、ゴキブリを見たことがないのです。ねずみ用とかあるのかな…。
多分、北海道でバルサンを焚く家庭はほとんどないと思われ、通報した人が火事と間違うのは理解できなくもありません。
しかしバルサンで消防車、はしご車、救急車、パトカー全員集合ですから、通報は慎重にならざるを得ませんね。かと言って本当の火災なら一刻を争うわけで、バルサンを知らない人にとっては、火事やボヤじゃないと判断するのは難しいかも知れないなぁと思ったのでした。
■第90回 愉快な札幌大発見:あぶない
豊平川の河川敷にある看板です。
むしろこの絵があぶないね。
臨場感あるけど。
帽子の「Q」って何の意味があるのだろう。