■距離競技
先週、スノーエンジェルを作るために近所の中島公園へ足を運んだ時に、ちらほらとスキーに乗っている人を見かけました。(北海道ではスキーには「乗る」とか「履く」と言います)
よく見ると「歩くスキーコース」という看板があり、順路の矢印マークもありました。
「 スキーで歩くのもいいかも知れないなぁ」と思うのでした。
そして、スキーに乗っている人たちの中には高齢者もいて、競ったりすることもなく、特別うまい必要もなく、ここで15年ぶりにスキーをはいて歩いてみても恥はかかないだろうと思ったのです。
「歩くスキー無料貸出し所」の貼り紙を発見。「無料」なら乗らなきゃいかんだろう、ということで、思い切って貸出し所へ入っていきました。
貸出しのスキーがどっさりありました。借りるには原則的に身分証明がいるらしいのですが、持っていた免許証を出そうと思ったらこう言われました。
「あ、いい、いい。あるね。あるのね。あるならいいよ、見せなくても。せっかく来てもらってダメだなんて言えんしょ」
結局身分確認もしないで貸してくれました。ヽ(^ ^;)ノ
歩くスキーの板はとても細く、幅5センチ程度です。靴も簡単な金具でつま先だけを板にワンタッチ装着。だから「かかとが上がる」んです。いわゆる「クロスカントリー」とか「ノルディック」とかいうタイプですが、過去にそのようなスキー板には乗ったことがありませんでした。
クロスカントリーなんていうとちょっとカッコいいですが、昔は「距離」って言ったもんです。私は小学生の時(35年くらい前)、授業でやった「距離」で上位だったので、それだけで距離は好きでした。(え、あ、男子12人程度でしたが…)
このタイプの板が初めてなことと、長年乗ってなかったこともあって、最初はぎくしゃくしてましたが、2~300メートルくらい乗ったところで慣れてきました。
スキーをはいて歩くだけってつまらなそうに思われるかも知れません。でもやっぱり私には楽しかった。無料なので土日は通ってもいいと思ったくらいです。結局今週も行ったので2週続けて「距離」やりました。
普段運動不足のため、先週は2キロほど乗ってバテてました。そして筋肉痛が3日間。今週は3キロ乗ってバテました。そして今まさに筋肉痛で苦しんでいます。しかし、まさか無料で近所の公園でスキーを始めるとは思ってもいませんでした。
ところでこの「公園で乗れるスキー」、気になったのでネットで調べてみました。
札幌市内で、公園で歩くスキーができるのは何と15か所もありました。でも結局、中島公園が貸出し数ダントツの150セット(他は10とか20セットがほとんど)で、7カ所は板の貸出しは無し(マイ・スキーで乗る)。8か所で貸出しがあり、無料なのは2カ所だけ。残り6カ所は有料で、1日1セット200円とか500円という料金でした。
ウチが中島公園に近かったのは非常にラッキーでした。ただ、もうそろそろ雪も解け始めています。乗れるのはあと2週間程度。もっと早く発見していればもっと楽しめたのに。