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  • 研究所通信v484 初日の出

    網走・天都山から見える、斜里岳から上がる初日の出

    2022年になってしまいました。
    あけましておめでとうございます。この日は朝の4時半起きで、カレーヌードルをすすって、車に乗り込みますと・・・

    なーんか寒いと思ったんだよなー。氷点下21度というめでたさ。

    道路の両サイドはカチカチに凍って、多分路面はツルツル。蒸気霧のようなモヤもかかった道を45km走ったところにその天都山(てんとざん)があります。トラックが狂ったようにスピードを出して、煽ってくるのでとてもめでたいです。

    日の出の50分前に天都山にある建物に到着。まだ暗い空にうっすーい三日月が出ていてとても美しいと思いました。

    この写真を撮るために、木や電線が邪魔になるので、200〜300メートルほど歩きましたが、戻る時には足下が冷え切っていて、走っても寒いし、転ぶかもしれないし、寒さで体に力が入って、車に戻った時にはヘトヘトになっていました。

    天都山には、天都山展望台・オホーツク流氷館、北海道立北方民族博物館、レークビュースキー場などがあります。写真は3階建ての「オホーツク流氷館」の2階で、コロナ対策なのか、窓の一部が空いていて、とっても寒いのでした。

    氷点下15度は、なんだかんだ寒いです。慣れても寒いです。

    この写真の左側はオホーツク海ですが、海に横に1本の筋が見えます。これ、多分、気嵐(けあらし)なんです。これがまあ、何ていうかまためでたいんですね。

    ちょっとめでた過ぎるので、日の出を撮った後に海へ出てみました。

    もう、ひたすら恐怖しかありませんね。めでたい恐怖。

    そして元旦も刻々と過ぎて、8時11分。日の出が見られたのだから天気は良いわけで、太陽の力で少しずつ暖かくなるだろうと思っていましたら、こんな感じでした。

    どこまで下がるねん。

    ということで、白鳥もカモと一緒に、おめでとうございますと言っていました。

    おめでとうございます。(屈斜路湖にて)

    今年もよろしくお願いします。
    菊芋チップスまだあります。買ってね。
    おならが出ますけど。(これを書くと売れないだろ)


  • 研究所通信v481 山ぶどう

    え? まじで?

    我が家の庭に1本の山ぶどうが生えています。それがこの10年ほど、100均の支柱を組んで葡萄棚のようにしていたら、毎年毎年すごい量の山ぶどうができるようになりました。今年は雨が降らない天候が続いたにもかかわらず、その蔓はグングンと伸び、行き場がなくなりつつあり、今後は屋根の上に伸ばしていこうと思っています。

    10月31日

    葉っぱも落ちて、ぶどうの実だけが残って、甘味も増しています。糖度17度くらいでした。このぶどうを欲しがる人が現れました。

    これはっ、ネズミ男ではありませんかっ

    全体の3分の1くらいを持っていってもらいました。

    11月1日

    残りの山ぶどうを全部収穫したところ、30リットルの袋に半分強になり、重さ的には猫2〜3匹分くらいの、結構な重さになりました。それをこの上の写真のように、一粒ずつ軸から外していきました。

    なかなかすごい量だったのです

    猫のまろっちゃん(クリームマロン)が興味を示していました。

    すぐに飽きたようでしたが

    このように、実と軸に分けていきます。ぶどうの実はでっかい鍋に入れていきます。1時間後・・・

    このくらいになりまして
    上の30分後です。

    夜の8時半くらいから始めて、10時を過ぎてしまったので、一旦やめました。そして翌日の夜から続き。

    こうなって
    鍋いっぱいになりました。

    トータル4時間かかりました。全部を「100%山ぶどうジュース」を作ろうと思ったのですが、全部ジュースにすると、冷蔵庫に入りきらないと思われ、長持ちはしないため、1週間程度で飲み干さねばなりません。一気に飲めば腹を壊してしまいそうなので、ジャムも作ることにしました。

    ただ、去年作った山ぶどうジャムがまだ残っていて(4瓶中2瓶残っていた)、それが、煮詰めすぎたのか粘性がが強すぎて、いわゆる失敗作でもあり、今回はちょっと「こうしてみよう」というのもありましたので、作ることにしました。

    まずジュースを作ります。山ぶどうを軽く洗って、別の鍋にどっさり入れて、水も入れずに火にかけ、ドロドロぐつぐつになったところで粗熱が取れるまで放置、それを布(晒し)でこして出来上がりです。砂糖は入れません。1.8リットルほど完成。(写真撮り忘れ)

    ジャムはジュースの半分くらいの量で。(11/3)

    次にまた同じ要領で、半分くらいの量を入れ、手で潰しながらぐつぐつと煮ていきます。(手で潰す必要は実はないと思われます。煮込めば自然と潰れてドロドロになります)

    薄いビニール手袋を使う。素手だと手が紫色に染め上がる。

    良い加減にドロドロになったら、布でこして、カスは捨て、山ぶどうの絞り汁をまた鍋に戻し砂糖を加えます。白砂糖は体にあまり良くないそうですので、てんさい糖にしました。それでも量は控えめに、片手に鷲掴みほどの量を入れ、シークワサーの絞り汁をコノヤロコノヤロとスプーンで2杯ほど放り込み、3分の1ほど煮詰めて完成しました。

    うーん、美しい。まだシャバシャバなのですが、これを瓶に詰める。去年はこれを煮詰めすぎて硬いジャムになってしまった。
    このくらいになりました。

    これを冷蔵庫で冷やすといい感じのジャムになっているはずです。ちょっと味見をしたら、去年のとは比べ物にならないくらい「うまーーーーーい」のでした。

    甘さ控えめなので、長持ちはしないかもしれません。

    北海道では、道の駅などで、個人で作ったような山ぶどうジャムが売られていたりしますが、一度それを買って味見したら、去年あまりうまくいかなかったジャムと味に大差がありませんでした。つまり、砂糖入れすぎなんですよ。砂糖をどっさり入れないと長持ちしないということもあるので、どうしても多めに入れてしまうわけですが、今回は去年の半分以下程度にしてみたのです。

    味は山ぶどう独特の酸味がいい具合に感じられ、甘けりゃいいってもんじゃねぇぜ、の代表のような味となって、最高に美味しく感じられました。

    さて、問題は残った7割程度の山ぶどうです。すごい量残っています。そこで、それもジュースにすることにしました。このジュースは、粒を潰してドロドロにして、鍋の中に放置します。カビないように時々かき混ぜてやるだけです。
    飲みたい時にその場で布でこして飲めば、その時が出来立てですもんね。ニヤリ。

    それってやばいんじゃニャイの?

  • 研究所通信v465 極寒初日の出

    2021年1月1日6時56分 美幌峠の初日の出 氷点下17度

    コロナ先生も変異を遂げ、様々な形に変容していく中で、与党の先生たちは昭和からの変異を遂げることができずに、後手後手であっても先手先手と口でだけは言って偉ぶっている中で、また日は昇り、2021年の元旦がやってまいりました。

    (笑)

    初日の出を見る企画、ちょっと悩みました。人が集まったらコロナ感染が広がってしまうかもしれない、という理由で。国がちゃんと調べる体制を作らないから「かもしれない」とか曖昧な状況がずっとずっと続いていますね。

    元旦が晴れの予報でしたので、北見から50kmほどの美幌峠で初日の出を拝んでみようと思いました。コロナは初日の出の太陽光が焼き殺してくれるに違いありません。そういう国ですから。

    国の偉い人たちも数十人規模で会食したりお金を集めたりしてますし。

    暮れから降り続いている日本海側のドカ雪は、こちら道東にはほとんど影響がなく、積雪ゼロに近いです。しかし、かなりの低温が続いています。

    さて、日の出時刻(6:58)から逆算して、1時間以上の余裕を考えて、早朝4時半出発を考えていました。高齢化にて朝3時半起床。
    寒さに震えながら・・・エンジン、スイッチオンっ!! ブルルン、1発でかかります。すごいですねぇ。昔ならヤカンのお湯をかけたりしてました。でもでも、後ろのドアが凍りついて開きませんでした。

    4時20分に出発です。氷点下15度。予報では、美幌は氷点下17度になっていましたので、峠はおそらく20度を下回っていると思われました。

    出発して6分。

    1度下がりました。それから3分。

    1度下がりました。12分後。

    1度下がりました。27分後。

    気付いたら3度下がって、ついに20度を下回りました。

    凍ってる美幌の町を通過。

    このあたりから下がるたびに悲鳴をあげていました。21分後。

    きゃー、1度下がって氷点下22度。さらに5分後。

    きゃーきゃー23度ーっ!! ここはまだ峠のふもとでありまして、峠では一体何度まで下がっているのかと戦々恐々でした。

    出発から1時間半、峠に5時50分頃に着きました。日の出まで約1時間。真っ暗だというのにそこには交通整理をする警備員が動き回っていました。

    200台止められる駐車場はほぼいっぱいで、ギリギリ間に合ったのでした。もう少し遅かったら、もっと遠くに止めないといけないか、帰らされるかという感じでした。知らんけど。

    コロナどこ吹く風。

    釧路の納沙布岬では2300人が集まったと、後でニュースで知りました。美幌峠は勘ですが、車の台数から600〜700人くらいかなと思います。適当です。見た目には500人もいないように感じました。広いんです、ビューポイント。

    で、峠の気温はこれ。

    あれれ、17度とは暖かいのぉ。(あったかくねぇよ)
    予報通り、氷点下17度でした。つまり峠の麓の方が5度も低温でした。

    6時半頃、道路脇には駐車している車がズラリ
    ビューポイントの手前から
    寒いから嫌だけど日の出25分前にビューポイントへ向かいました。
    まあ広いですから、「密」になるっていう感じはないです。いや、こちらではこのくらいなら密ですけども。
    朝焼けがキレイ
    屈斜路湖が見えました。その向こう側から陽が昇ります。
    みなさんスタンバッています。
    反対側である西側の風景。月が。

    とにかく寒いので、歩きました。体を動かさないと死んでしまいそうになります。だからピューポイントの一番端、てっぺんまで歩きました。

    ここで10分も過ぎた頃、かなりの寒さに手がかじかんできました。風も強いんです。体感的には氷点下20度とか22度とかそんな感覚です。

    そんな中、みんなよく耐えているもんだなぁと思うのでした。

    キレイでしょう。屈斜路湖。凍ってますね。まだ太陽は昇ってませんよ。

    マスク姿でメガネの人のメガネはちょいちょい凍ります。

    連れのメガネがパリパリに

    本当にもう、これじゃ見えないわけですよ。マスク外したい。でも意外とマスク暖かい。でも凍るから外したい。外すと痛いくらい寒いから付けててもいい。でもまた凍るから外したい。の繰り返し。

    あ、雲が光ってきました。

    6時52分
    6時56分
    同じく6時56分

    みんな写真撮ってます。隣の人はすごくて、5台くらいのカメラで、カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ・・・と連写し続けていました。気合がすげー。

    こっちは寒くて寒くて、すぐ帰りたい、と思っていました。でも太陽はゆっくりゆっくり昇るのです。

    6時59分
    7時1分
    同じく7時1分
    同じく7時1分
    駐車場に向かいながら撮っています。7時3分

    もう少し陽が上がったところも撮ればいいのですが、寒すぎるので、たまらず帰り道道、歩きながら撮っています。どうでしょこのビューポイントというかビューラインは。300メートルはありそうでしょ。ん、倍くらいあるかな。

    道路は密になっています。道路の山側の列は、駐車しているのかもしれません。駐車場がいっぱいでしたので溢れたのかも。

    駐車場に戻ってきました。7時9分。しばらく車の中で寒さをしのぎ、落ち着いた頃、帰路につきました。

    美幌の町に降りてきた7時50分、峠より寒い氷点下21度。

    峠より街の方が寒いのね。意外。

    今回とっても寒かったです。症状がないので、風邪にもインフルエンザにもかかってませんが、コロナにかかってないとは断じて言えません。でも大丈夫です。マスクしてたから。(笑)

    2021年、丑年。もー、どうなることやら。


  • v445 鹿とキツネ

    5月17日(日)

    5月17日、鹿でも出ないかなぁとチミケップ湖へ出かけました。湖は山の上の方にあり、そこへいくルートは4本あり、2本閉鎖されていました。山深くまずまずの危険な道路です。

    津別方面の道路から上がり、北見方面へ抜けました。

    鹿やキツネが出ることを期待していたので、車のアイドリングストップ機能をOFFにしました。これが働いていると、写真が撮れなかったりします。

    例えば前方に鹿を発見した時に車を止めるのですが、こんな感じになります。

    鹿「あれ、なんだろな」

    鹿が「おい、なんか来たで」と言ってます。

    車は止めます。エンジンが自動で止まってしまいます。鹿は大抵、キョトンとして動かないのですが、車をゆっくり近づけようとした時に、止まっていたエンジンからキュルルっと音が出ます。

    鹿「ぎゃー、なんか怖いよー」

    と、その音で素早く逃げてしまうのです。以前何度かこの失敗をしました。今回はあらかじめその機能を切っていたので、エンジンは止まらず、そろーりそろーりと車を前進させることができました。

    じわじわ、じわじわ近づきます。

    鹿「うーん、なんだろな」

    と、しばらく止まっていてくれるので、近づいて写真が撮れるわけです。でも車から外に出ると、鹿は・・

    鹿「うっわー、やべぇー」

    とすぐに飛ぶように逃げてしまいます。近くで撮るのはムズいです。
    車内からの撮影ですが、今回はうまくいきました。

    キツネは、人が食べ物を与えられたことのあるヤツが近づいてくる場合もあります。こいつはとっとと逃げてくれたので安心しました。

    まだコロナ警戒中の中でしたが、こういう場所への外出は許してくだせぇ。ww


  • v442 政府批判と野生動物

    4月26日、津別町で。

    新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっています。日本ではPCR検査をしないことで「ギリギリ持ちこたえている」とウソぶく政治と、まともに突っ込まないマスコミにも困ったものです。非科学的で無責任な政治への無批判。こんな非常事態に何も機能していない劣化社会の出現とは、なんとも悲しい現実です。

    嘘つきのトップを変える手立てはないのだろうか。政治を象徴するかのように、配られた布マスクは低性能で、あり得ないほどの低品質(カビ・虫入り)。そして隠蔽される利益誘導の犯罪臭にも、まともに突っ込まないマスコミ。いつまで続くのでしょうか。将来、どうにか民主主義が健全に働くよう祈るばかりです。そこにしか活路はないように思います。

    税金をまともに使ってくれる、隠蔽体質ではない政治になりますように。科学者や専門家が力を発揮できる社会になりますように。

    さて、北海道はあちこち、もともとほとんど人などいないのですよ。

    これは4月12日の清里町。

    密ではないのですが、コロナのこともあって、外出は減りました。時々車で遠出してます。ほとんど人に会いませんので。

    外に出られない東京の皆さんにはほんと申し訳ないです。無検査に近い政策によって、「誰が感染しているかも分からない」状況では、家にいたって、どこにいたって心配になるだけですよね。

    無検査だから病院のクラスターも次々に起きています。やり方が間違いですよ。有名人が死んでしまっても、検査はされない状況が続いています。早く上を変えたいですね。どうせまた、「ギリギリ大丈夫」とウソをつくのです。いつまでも本当のことはわからないのですよ。

    人を集めるイベントはいつまでも開催できないのは、誰が感染しているかわからないからです。いやぁ、あまりにもイヤすぎる政治に、我慢できず書いてしまいます。いかんいかん。

    こちらは自然がいっぱいで、野生動物も頑張って探せば結構いたりするものです。全然出てこない時も結構ありますけど。

    動物の写真でも見て、和んでください。

    道路脇にキタキツネ(3/28)
    写真撮るのはなかなか難しいです。

    キツネはちょいちょい道路脇にいます。まあ、なんと言いますか、キツネだってエキノコックスという恐ろしい病原体(虫)を持っている可能性があり、人に感染するのですよ。だからキツネとは距離を置きます。そんな中・・・

    こいつは超レア。エゾタヌキです。(3/28)

    タヌキは「狸寝入り」という言葉があるように、危険を察すると気絶したふりをするんですね。実際には怖くて動けないんだと思います。この時は車に乗っていたら、道路脇に何か動物が見えて、通り過ぎてから車を止めて、ゆっくり近づいていったのです。

    驚かさないように、ちょこちょこと、何気なく近づき、シャッターを切りながら、3メートルくらいまで近づきました。もっと近づきたかったのですが、可哀想かなと思って引き返しました。逆光なのが残念でした。

    ちなみに、タヌキにも、キツネほどではないものの、エキノコックスの病原体を持っている場合もあるそうです。エキノコックスは潜伏期間が5〜10年と長く、肝臓をやられます。やられたら肝臓を切除するしかないようです。こわっ。

    牛。(4/12)

    牛はつまらんですか。野生ではないし。

    最初の写真の鹿は4頭群れていたのです。鹿はすぐに逃げてしまいますので、気がつくとお尻ばっかりが見えて、正面から写真に撮るのは難しいです。

    鹿までは100メートル弱離れています。

    おしまい。