■雪がない


ただいま大通公園の一角で、ミュンヘンクリスマス市(今年で6回目)というイベントが開催されています。
これはドイツ南部のバイエルン州で盛大に行われている「年の市」という伝統行事の再現です。ドイツ南部ではカトリック教徒が多いから盛大なのであり、札幌市は多分、互いの文化的行事を通じて「理解を深める」というような理由でやっているものと推測出来ます。
私はキリスト教徒ではありませんが、香辛料入りのホットワインの魅力にのみ惹かれて、フラフラと足を運びます。サンタクロースにトナカイに赤い靴下というよりは、坊主に袈裟にお経、鐘の音であります。(それも何か違うな)
要は、宗教でも何でも、悪くなければ何でも受け入れる日本人の一人ということで、よろしいですね。(誰に言ってるんだか)
美味しい何かと楽しい何かがあれば、イスラム教でもヒンズー教でも、フラフラと足を運ぶということで、よろしいですね。(誰に言ってるんだか)
はい。(誰が答えてるんだか)
まいいか…。
昨年は雪がありました。2年前も、ちょっぴりでしたが地面には雪と氷があり、転ばないように気を使っていました。しかし今年は雪が全然ありません。時々降ってはいるのですが、すぐにとけてなくなってしまっています。
この「クリスマス市」では、雪が大きな演出になるはずなのですが、雪がないので、どうも雰囲気が出ないというか、やや寂しい感じはあります。
これは温暖化なのか、と言えばそうではなさそうです。ちゃんと冷え込んでますし、石狩平野を挟むようにちゃんと積雪があるらしいのです。ではなぜ札幌周辺に雪が積もっていないのでしょう。
札幌は北西と南東を除き山に囲まれた地形になっています。
こんな感じで山がありまして、基本的に雲は西から東へとやってきます。寒気は北からです。真西や南西からの雲では、山が壁となって雪は札幌に到達する前に降ってしまうらしいのです。南からの雲は雪になりにくい。
札幌へ雪を降らせる雲となると、北西の隙間からやってこないとならないのです。
つまり今年はたまたま、北西からの雪雲が少なく、ドカッと降っていないというわけなのでした。
ミュンヘンクリスマス市は16日までやってます。それまでに少し雪が積もってくれたらいい雰囲気になることでしょうから、お祈りしませう。お祈りしなくても降る時は降るけど…。
でも雪が積もっても、サンタもトナカイも来ませんけどね。ホットワインの飲み過ぎの、真っ赤なお鼻の役に立たないオッサンはいますけどね。
■第55回 愉快な札幌大発見:サットリ君
忍者ハットリくんのパロですね。通りかかった道に止まっていたワゴン車を撮りました。ま、まあ、笑えはしませんけど…。口の片側を少し上げて、フッ、くらいですかね。
ネタが…。