■悲しい花火大会
今年は延々「曇り」と「雨」の変な天気です。温暖化どころか寒いくらい。夜はひんやりしています。北海道冷えてます。8月なのにコンビニじゃおでん売ってます。
一応夏なので花火大会が毎週のようにあります。たまには良いだろうと、自転車で30分くらいの、山の斜面の公園へ出かけて花火を見る計画を立てました。
花火を見ながらビールを飲み、おかずも持参して、ついでに夜景も楽しむという贅沢な計画。
計画したのは花火大会の3~4日前です。天気はちょうど雨が降り始めるという予報で、何とも微妙でした。
当日、予報が微妙に外れて、「雨」が「曇り」になりました。どうせ花火は雲の下で炸裂するのだから問題なかろうと、「鶏の唐揚げ」やら「ポテトサラダ」やらを持って出かけたのです。
しかし、そこに待ち受けていたのは数々の難関でした。
第一の難関は、そこが山であることでした。自転車で急勾配を上らないといけません。普段ろくに運動をしていないので、すぐにバテました。公園の近くのスーパーで「ビール」と「ワンカップ」を買い、坂道を自転車を押して上がり、バテバテで公園入口に着き、さらに頂上に向かう坂と階段を上りました。
気温は低いのに汗ダクダク、ヒザは笑っていました。(ヒザは笑わへんやろ~)
そうして何とかてっぺんに到達し、美しい夜景を見てホッとひと安心。
第二の難関は「蚊」でした。人もいっぱい来ていましたが、山なだけに虫もいっぱい。あちこちで蚊を叩き殺す手のパチパチする音が響きまくっていました。もちろん自分もバッチバチと次から次に襲ってくる蚊を叩き潰すのでした。
ビールを開けてひと口ゴキュッと飲んでは、バチンと蚊を叩き、持ってきたタオルをブンブン振り回して、またビールをひと口。手に止まった蚊を見てバチッと叩くとビールがはねる。おかずを食べようと取り出すと、蚊がたくさん寄ってくる。虫除けになるかと思って持って行った「ヒバの香りスプレー」は効果ゼロ、というか蚊が喜ぶ始末で効果はマイナス。もうものすごいストレスでした。
やがて花火が、4km先の豊平川地点から上がり始めました。来た来た~っ、てな感じです。
第三の難関は「風」でした。無風だったのです。花火が炸裂すると煙が出ますね。ちょっとでも風があれば煙は流れて行きますが、無風だと煙は延々そこに残るんです。
花火が上がれば上がるほど煙が立ちこめて、最初はクリアだった花火が、最後の方はほとんど煙の中で花火が炸裂するので、半分以上見えなくなってしまいました。トドメは隣の人がタバコをプカプカやり始め、まさにケムリ攻めにされてしまいました。
三脚を持って撮影に来ている人も数多くいましたが
「ダメだ、見えねー」
と吐き捨てて去って行く姿がありました。
フィナーレの大型花火も、ちょっぴりだけ煙の隙間から見える程度で、それはもう散々な花火大会でした。
汗ダクダク、ヒザはガクガク、蚊がブンブン、煙モクモクで、悲しい花火大会となってしまいましたとさ。
自分の住むマンションの屋上から見れば良かった。
というマヌケなお話。
■第127回 愉快な札幌大発見:ネタはないか
もうネタがなくて、何かないかなぁと思っていたところ「あるよ」と言われました。
あったね。
この八百屋っぽい店には、魚介類もあるよ。どれもすごい安いです。