■メルティングギフト
今年の札幌雪まつりの「国際雪像コンクール部門」には、ひと味違う作品があり、目を引きました。それはオランダチームの「消えてなくなる贈り物」という作品。ちなみに、この国際コンクール部門は、他と違って、雪像の制作過程が見られる、という特徴があります。(しかもいろんな国の屋台があるので楽しい一角であります)
普通の作品は、約3メートルの立方体の雪の固まりを削って「雪像」を作っていきますが、このオランダの作品は、見たところ、単に雪を小さく四角く切り出しているだけでした。その雪の塊にリボンをかけて、訪れたお客さんにプレゼントをするというものなのです。
しかもその場所にはリアルで怖いシロクマ(着ぐるみ)がウロウロしていて、そのプレゼントを渡したり、一緒に写真を撮ったりしていました。
そのギフト、もちろん無料ですから、いただいて参りました。上の写真が持ち帰ったギフトです。
「サイズは半分のやつ?」「どれにする?」「プレゼントだよ」と英語で話しながら
ひょっとしたら切り出していくうちに、何か雪像が出来てくるのかも知れませんが、私としてはこのアイディア(雪のプレゼント)だけで十分に面白いと思いました。
多分「雪像としての賞」は取れないでしょうが、ここにたくさんの人が集まっていたことからも、イベントとして楽しませてくれたことがすごく良かったなと思ったのでした。「特別賞」狙いなのかも知れないですけどね。とにかく、今までにはなかった発想に感心してしまいました。
プレゼントが消えてなくなってもハッピーな気分なんて、なんて小洒落(こじゃれ)た作品だろう。やるなオランダ人。
楽しかったのでついつい書きたくなり、久々の発行となりました。
■第130回 ライオンアドベンチャー
そこまでやる・・・。
なんだか何かがすごいです。