■食料自給への道

寒過ぎておがらねぇっぺよ。(なんでなまる)
成長することを「おがる」なんて言うんでございますが、なんせずっと寒くて、作物たちには厳しい環境が続きました。6月初旬でも、うっかり窓を開けて寝ると風邪をひくほど寒かったのです。
タンポポだのスギナだのの雑草はスクスク育つのですが、野菜の連中ときたら温室育ちのDNAなのか、よほど手間をかけてやらないといけないのです。
ふと見るとキュウリがキュウ死していました。原因は風かも知れません。分かりません。しかしこんなに簡単に死なれたのでは悲しすぎるので、他の連中を寒さや風から守るために新聞紙をあてがったりしました。


それから程なくして、気温も急上昇、土が暖まってきて様々な野菜の芽が出てきました。こんな感じで…。




さて、次の写真をご覧ください。
上に写っているのはトマトです。そしてこまごまと生えているのは何だかよく分からない雑草です。問題は赤い丸で囲んだ部分でして、これはスギナの赤ちゃんなのですが、耳を澄ますと聞こえてきませんか。ウチダユウヤの声がっ!!
スギナベイベー
分かりにくいかこのギャグ…。
とにかくこのスギナベイベーはあちこちに出現します。スギナは地下の深いところで根が横に伸びて、任意に上に伸びてくるため、とても取り切れるものではないのです。
しかし、生命力が強過ぎて、野菜の養分を奪うだろうと思われ、とにかく見つけるたびに深く掘って引っこ抜いています。
その後少し暖かくなったと思ったら、雨が降り続きました。そしてこんな惨状に。
通路は踏み固められているので水はけが悪くなっていて、水たまりになっていました。まあ何とか全滅ということもなかったのですが、雨後のタケノコならぬ、雨後のスギナベイベーの嵐が待っていました。
「あ、またスギナベイベーだっ、くっそーっ」
ザクザク(深くまでシャベルなどで土を掘る音)
ブチッ(スギナの根が地下深くで切れる音)
チッ(舌打ち)
「あ、またスギナベイベーだっ、くっそーっ」
ザクザク(深くまでシャベルなどで土を掘る音)
ブチッ(スギナの根が地下深くで切れる音)
チッ(舌打ち)
「あ、またスギナベイベーだっ、くっそーっ」
ザクザク(深くまでシャベルなどで土を掘る音)
ブチッ(スギナの根が地下深くで切れる音)
チッ(舌打ち)
「あ、またスギナベイベーだっ、くっそーっ」
ザクザク(深くまでシャベルなどで土を掘る音)
ブチッ(スギナの根が地下深くで切れる音)
チッ(舌打ち)
まあこんな感じの畑仕事なのであります。
以下、ここ最近の我が家の庭であります。












虫除けのマリーゴールドも方々に植えてあります。
トマトって葉っぱに触ると手にトマトの美味しそうな匂いが付くんです。さすが素人、こんなことで感動します。
はっはっは、食料危機、ドーンとこいっ!!(バチ当たり)