v215 ワラビ大紀行

■ワラビ大紀行 その1

ワラビ
ワラビ

ここのところ畑とか、スギナとか、チューリップとか、タケノコとか、ダニとか、ダンゴムシとか、キツネとか、シカとか、クマとか、もうそんな話ばっかりになってきましたが、他に話題もないので我慢してください。(笑)

地図
シブノツナイはこのへん

ワラビを採ってきました。

シブノツナイ
クリックで別窓で拡大

ここ湧別町、サロマ湖の隣のオホーツク海沿いに、竪穴住居跡の遺跡(北見から車で70~80kmの場所)があります。遺跡ということで開発も出来ず、観光にしては寂しく、ほとんど放ったらかしにされているように見えます。

で、ここだけの話、どうせこのホームページは閑古鳥鳴いてますし、ここで取り上げても大して影響はないだろうということで、書いちゃいます。

シブノツナイ
向こう側は海

あちこち、くぼんでいるところが竪穴住居跡です。遺跡ですよ。縄文時代の。オホーツク文化も眠る重要文化財なため、穴を埋めたり掘ったりしてはいけないし、何か出土したものを持って帰ってはいけないのです。

とにかく手つかずなので草ぼうぼうですが、歩けます。え、入っていいのかって? 車で中には普通に入れるし、降りて歩けます。そもそも看板は見ての通り敷地内です。歩いてもいーんです。

で、ここは約14haの指定遺跡(竪穴515個)なのですが、遺跡自体はもっといろんなものが100km以上、知床の海岸沿いまでずっとあるんだそうで、遺跡の分布はおそるべき広さです。これはごく一部なのです。

ホントにもう広くて気持ちいいです。地平線の真ん中から右側の少し谷になったところに人がいますね、ほとんど見えませんけど。ワラビを探してて気づいたら“ツレ”が豆粒みたいになっていたのでした。

シブノツナイ
人がいるのが分かりますか(クリックで拡大)

この日は6月5日、残念ながらまだワラビは出ていませんでした。それから2週間…

ワラビ
ワラビがワラワラと(6/19)

6月19日にはこのようにワラビが一面に生えていました。このどこまでも続く野原中に、ワラビが生えているんですよっ!! うぉーーきゃほっほっほーーーいっ!! ってなりますよっ!! テンション上がりまくりです。秘密の楽園っすよ。

あー、教えたくねぇ~!!(笑)

タケノコ採りは迷子になる可能性がありますが、ここのワラビは高齢のおばあちゃんでも大丈夫。テンション上がってポックリ逝くかもしれませんが。

虫も少なくて快適です。ただ旬は一瞬。タイミングが合わないと、食べごろを逃してしまいます。

タケノコとワラビ
採り過ぎだろっ

そしてこの日は、タケノコ採りの帰りに立ち寄ったので、こんな写真が撮れました。右側の緑の山がワラビです。家族になって間もない「ちゃめ君」はあきれています。

でもワラビはほんの一角で採っただけです。気が遠くなるほど生えているのでした。
食べ切れないので近所に配りました。イナカのご近所付き合いは大事です。

 

■ワラビ大紀行 その2

6月12日、置戸(おけと)という地へ行きました。私が生まれた時に住んでいた所です。置戸と言っても広いのです。山が深いですし。
その深い山へワラビを採りに行きました。勝山というところの先の山奥。

置戸の山奥
こんなところですよ

「もう帰ろうよ」というような場所です。クマも多いし。
右側が道路のようになっていますが、ここにはかつて鉄道が敷かれていたのです。その両脇にコゴミやワラビが生えています。

伸びたコゴミ
コゴミは伸び切っていました。もう食えません。
鉄橋跡
小さな鉄橋跡。山菜採りの人が橋に乗って落ちるとマズいので、橋は撤去されたそうです。
ワラビ
水が良いのか、ワラビはでかくて元気。このワラビは育ち過ぎ。
ワラビ
ワラビゲット。出たての、先がまだクルンとまとまってるヤツが食べごろ。
ヤチブキ
さらに奥地にはヤチブキもたくさんありました。画面ほぼ真ん中あたり。

何か怖くないですか、こんな場所。実際、怖いです。こんなところに高齢者が山菜を求めて採りに来るわけです。すごいですね。魚もたくさんいるので釣り客も多いのです。

カラスアゲハの群れ
カラスアゲハかな

移動中、道路にカラスアゲハが固まっていたので、車を止めて写真を撮りました。人のいるところではあまり見かけなくなりましたね。

大量のコゴミ
大量のコゴミ(シダ植物)

さらに山奥へ行くと、コゴミがこんなにすごい状況に。もう食べられませんが、食べごろを狙って来れば、絶対に食い切れないくらいのコゴミが採れます。天ぷらにしたり、茹でるだけでも美味しいコゴミ、毎年5月中旬、みなさんもいかがですか。ヤマベ(6月いっぱいは禁漁)やニジマスもいますよ。

誰だ今「イヤだ」って言ったの。


コメントは受け付けていません