■衝撃のハガキからの、猫水彩
大丈夫か、自分。(前回からの続きです)
オマエに絵が描けるのか?
8月16日。100均に買い物へ行きました。水彩絵の具12色セット100円。平筆と面相筆の4本セットが100円。いやーもうキチガイじみた低価格。とっても助かります。水差しは空き缶で十分。パレットもチラシの裏で十分。
ということで道具は揃いました。税込216円なり。
ハガキにするので、ベコベコにならないような厚手の白い紙がベストです。うーん、白いのはないけど、補強用のザラザラのグレーの厚紙がありました。
「まずは練習だ」
ということで薄っぺらい白い紙にちょっと描いてみた最初のヤツが上の写真です。
猫の写真を見て描くのですが、試し描きというか、ウォーミングアップということで許して下さい。でも、適度にヘタ。いや、むしろ上手いのか。んなこたーない。(笑)
さて、練習は終わりです。(本当に練習はこれで全部です。はははは)
不安てんこ盛り状態で本チャンです。
気合いを入れて、ハガキサイズに4つほど描きました。
おやおや、なんかそれっぽく描けてるぞ。
そのうちの2つ。
「何で描けるんだろ」と思う自分。(マジ)
あの小学生のハガキの絵のマネでもないし、オリジナル手描き感たっぷり。もうこれでいいやと、この2通にコメント書いて、別々の日に投函しました。2倍返しですね。
ところで・・・
この小学生(りょう君と言います)からのハガキの真相を知ったのは、8月13日でした。りょう君のお母さんへ「アンタの子は天才かっ」とメールを出したら、返事に「猫じゃらししか描いてないってさ」と書かれてました。
何と、ハガキは市販品で、プロが描いたイラストのプリントだったのです。でもよくこんなウチの猫事情を知ってるかのような構成の絵を見つけたものです。
ある意味そこが天才。
ただ、お母さん曰く、動物好きのりょう君は観察が好きで、絵は結構上手いよと。その後、りょう君からまたハガキが届きました。鉛筆画付きでした。
上手いです。ホントに上手いですよ。そして私もちょっと安堵の表情。(笑)
これは上達しますよ。(と、ついに上から目線)
いや、私が小学生相手に優越感に浸るという話しじゃないですよ。
なかなか上手いと思います。
さて、とにかくこの話は先につながっていくんです。
13日に真相を知っても、16日に絵の具を買いに行きました。あっちが市販品ならこっちも市販品でいいじゃないか、とは思わなかったのです。りょう君がわざわざ書いてくれたハガキの返事はしないと人間としてアレですし、書くなら気持ちを込めなければということで、絵を描こうという気持ちに火は付いていたのです。(←ここ大事)
そして、ちょうど「茶~ぶー」の腎不全の時でしたから(泣)、その時に通ってた動物病院のアイドル猫の「カービー」を撮った写真があり、感謝のハガキでも出そうと思って描いてみました。迷惑かも知れないし特別上手くはないけど、こういうのは気持ちだからとプレゼントしました。(手渡し)
しかしちょっと描きながら気になっていることがありました。白い絵の具の減りがメチャクチャ早いのです。すぐに白の絵の具だけ2本買い足しました。水彩ってこんなに白を使うのかなと、少し違和感がありました。
猫の写真は2000枚以上あり、気に入っている写真をピックアップして、水彩画を描いていました。この流れ上、絵の対象が必ず猫であり、それ以外描こうなどという気持ちはまったくなく、考えもしていないのでした。
これはもう「猫水彩」というジャンルへの挑戦ですね。
カービーを描いてから1週間くらい。でもやっぱり何かがおかしいんです。
何かおかしい、というのは、デッサンの狂いのことではありません。とにかく白絵の具ばかりがどんどん無くなるのです。そして油絵っぽい。すごく変な感じがしていました。
このタイミングで、8月29日、突然、知り合いからメールが来ました。
「LINEのスタンプをやってみたらどうですか」と。
ラインのスタンプをやる、という呪文のようなコトバ。
ラインのスタンプをやる、て何。
意味がわかりませんでした。
つづく。