■大規模「家庭菜園」 キツネの事件3

キツネが、オオカミの小便(ウルフピー)を全く怖がらず、さらにはマルチの上にウンコを置いていったり、人間をあざ笑うがごとく振舞っている中で、ついに恐ろしい事件が発生しました。
7月1日(土)、早朝に畑へ出かけました。

育っている植物は主にヨモギです。この広い畑のほぼ全面に生えています。普通の人であれば、これは「雑草」と呼び、刈ってしまいます。ヨモギなんてモチに混ぜるくらいしか使い道もなかろうと、刈ってしまいます。もったいないですね。
ここでは仮に刈ろうとしても物理的に手が足りないので刈り切れないというのはあります。また、あえて残しているとも言えますし、もったいなくて刈れない気持ちもあります。
例えば、私の植えたジャガイモはかろうじて芽を出して、ちょこっと育っていますが、その周辺はというと…

これはジャガイモですが、手前には枝豆が伸びていて、周辺にはヨモギやらカヤやら、名前も知らない草がちょこちょこ育っています。少なくとも枝豆とジャガイモはコンパニオンプランツの関係が分かっていて、共生できるというので同居させています。
次の写真はズッキーニですが…

赤い矢印の先がズッキーニです。黄色い矢印の先はギシギシという植物で、勝手に生えてきたヤツです。人は雑草と呼びます。若芽は食えます。育ったらマズそうです。タデ科っていうくらいなので、タデ食う虫もなんちゃら、のそのタデの一種です。マズいけどマニアはいるかも知れません。
ギシギシの根は畑を良く耕し、良い土を作るとどこで聞きました。だから抜きませんが、成長の早いこと早いこと。ズッキーニが困っていますね。
ヨモギの成長もかなり早く、緑肥用に撒いたライ麦の成長よりも数倍早いのです。逆に、作物系はホントに成長が遅いというか、手間ひまかけないと死にますからね。弱いなーと思います。
で、ズッキーニ周辺にもヨモギやら知らない草がいっぱい育っています。養分を取られないのでしょうか。摂取する養分の種類が違うかも知れないし、根の深さが違うかも知れないし、互いに成長させているかも知れない。やってみて、うまくいけば儲けもんです。雑草取りが不要になるのだから。
あ、ていうか、ヨモギとかの話になってんじゃん。(長ーいボケでした)
今回もまた、キツネ事件でしたね。これを見てください。
(やっと本題)

それがこんなことに。
これはセミプロのナオヒロくんが植えた「黒豆」のエリアにあったウルフピーです。
「ああ、なんだコレはっ!!」
「あっ、まさか、キツネかっ、キツネがやったのかっ」
「キツネだー、キツネにやられたーっ!!」
「マジかー」
「自然にこうなるはずがないっ!!」
「あっやっぱり。コレ見てださいよ」

ウルフピーのすぐそばの芽が出た黒豆が、3本ほど引き抜かれていました。ナオヒロくんがワナワナして言いました。
「わざとだな・・・」
「・・・だってこれ、こっちの変な草食べた跡があるでしょう。豆は引っこ抜いて」
「・・・そしてウルフピーの容器はこれ見よがしに落としてある」
「この・・・」
「このクソギツネめーーーーっ!!」
確かにクソも落としていくクソギツネです。陰で「フンフン」と鼻で笑っているかも知れません。
いや、ナオヒロくんが怒るのも無理はないのです。ナオヒロくんの畑は手間ひまかけて、血と汗を流し、苦労して作っているのです。私ならいるだけで熱中症になるような中、手足がもげるくらい、彼はよく働いています。
しかしキツネ対策はほぼ出来ないと思われ、この先どんな被害に遭うか、予測がつきません。・・・と書いた後、畑に行ってみると大変なことに。
「ぁああぁ、ひでぇことしやがる・・・」

黄色いところはセーフ、赤いところはおそらくキツネに食われています。新芽から出た2段目の柔らかい葉っぱを食べていると思われます。茎だけ残っているので。葉っぱを食われた黒豆ちゃん、死んでなければ良いのですが・・・。
実害と言えば、アリもヤバい存在になっています。

ズッキーニのマルチは完全にアリの巣と化しました。いったいどうなるっ。
続く。
最期に、最近恒例のスタンプを何気に宣伝するコーナー。(コーナーではない)
絵をクリックすると売店に行きます。毎度毎度。(笑)
