■靴の裏のスパイク
雪道に慣れていない人が普通の靴で歩くと高い確率で転んでしまうようです。神奈川生まれの妻が、札幌に来て間もない3月と4月に10回以上転び、2回後頭部を打ったと言っておりました。人にもよるのでこれほど転ぶのは逆に珍しいかも知れませんが(本人談:靴底がツルツルだった)、ただ、実際に歩いてみると、雪の下がアイスバーンになっているところがかなり多く、地元の人でも結構転んでいるとのことです。最近の朝のテレビ番組で知りました。
私はまだ転んじゃいませんが、靴が傷んでいたので年末に買い替えました。普通にスパイクが埋め込んである靴には実は興味がありませんでした。
記憶では、金属をバタバタさせてスパイクを出したり引っ込めたりする靴があったはずだと思っていましたが、内地で長いこと暮らしたので、ひょっとしたら記憶違いか、もうそんな昔のものはないか、ちょっと自信がありませんでした。靴屋へ入るとすぐに「その靴」は目に入りました。
「あったー、コレコレ、これがいいんだよ」
ちょっとわかりにくいですが、画像は靴の裏です。夏の道路ではスパイクをしまいこみ(画像では上に倒す)、冬の雪道ではスパイクを効かす(下に倒す)ことができます。よく見ると、スパイクになる金属の先が丸まっています。以前は尖っていたと思うのですが、おそらくデパートなどの室内で床を傷つけないための工夫なのでしょう。
普通のスパイクと比べてそれほど効き目は変わらないと店員が言っていました。でも、私はこの金属がカチャっとする音や、スパイクを出した時の「スパイク、ロックオンっ!!」みたいな気持ち良さで、このタイプしか買うつもりはなくなっていました。
ただでさえ転ばないのに、もうこれで転ぶ確率は限りなくゼロになってしまいました。もし転んだら号外を出そうかと思います。お楽しみに。転ばないけど。