■ヨモギはどうなった
いやこの花、小さくてわからんから。
ていう感じでありまして、引きで見るとこうです。
ただの草にしか見えんので、ヨモギの花の印象がなかったのです。よーく見たら花でした、という感じです。それで、癌細胞に対して選択的に攻撃するアルテミシニンという物質が、花には葉の2倍含まれているということで、この時を待っておりました。
ただ、どのくらい咲いた花を摘むべきか、全くわからないのです。
写真の「1」はまだちょっぴり咲いてる状態(最初のアップの写真もこれです)で、「2」はもうカラッカラに乾いて種なのかな、もう種なのかな、という状態。「3」の色がやや濃いめに見えるものがまずまず咲いてる状態。
全体を見渡すと、9割くらいは「1」の咲き始め、4%くらいが「3」のまずまず咲いているもの、6%くらいが「2」のおじいさんヨモギ、なのです。とりあえず今回はまずまず咲いている「3」を下の写真くらい採取しました。
これを家に持ち帰り、庭で花の部分だけを切り離して集めようとしたところ、とっても困ったことが起きました。
「うーん、茶色いカメムシが出てきたな」
「あ、たまご付きのクモが出てきたぞ、キモいな」
「あ、緑のカメムシが出てきたぞ」
「うわっ、この小さいやつはなんだ、ダニか、アブラムシか?」
「あ、クモが出てきた」
虫が出てくるのはしょうがないのですが、山に生息していた奴らが、庭に蔓延したらちょっとやだなと思いました。そこで、まず、採取した花をと一定期間水につけて虫を追い出します。それを持ち帰り、花を分離して天日干しをすることにしました。
花を残して「枝や葉」を捨てていきます。意外にすごい香りがして来ました。虫除けになりそうな香りに包まれて、虫を追い出す作業。
量(かさ)が減りますね。不思議と虫があまりいませんでした。
水を投入。このまま数日放置します。これを山に置いてきましたが、ふと思いました。
「アルテミシニンって水溶性じゃないだろうな」
改めて調べて見ると、
「アルテミシニンは水にも油にも溶けにくいため、医薬品としては扱いにくいという問題がある。このため、多数のアルテミシニンの誘導体や類縁体がアルテミシニン系抗マラリア剤として開発されている。」
ちょっと何言ってるかわからない部分もありますが、とりあえず水に溶け出す心配はなさそうです。
さて、5月から若葉を摘んで天日干しを続けているのですが、まだしっとり感があって放置状態です。v337でも書きましたが、我が家の南と西にでかい家が建ってしまったために、日陰の人生となってしまい、それに加えて悪天候が続いたために、なかなか天日干しもできずに、室内で乾燥を進めてきました。
今回花を回収して、これから天日干しをして、葉も花も、近いうちに粉にしてみるつもりです。
で、今朝、早くに水に浸けておいた花を水切りして持って来ました。
そうしてこれを書いてると、何といつの間にか雨が降って来ていて、ぎゃーと言いながら物置へぶっ込みました。新聞紙もびしょびしょ。あーあ。
でもまあ近いうちには粉にします。
単に粉にして何かにふりかけて食べるなどの人体実験を行うのですが、しかし、癌でもないのに癌に効くかどうか、わかりませんね。
癌を発生しないから癌の予防になったとも言えませんね。
癌の人に投与して癌が消滅したとかいう目に見えた結果が出るのでしょうか。いやいや、だってさ、薬も同時に飲んでたらヨモギが効いたかどうかわからないじゃん?
てことは、とにかく粉を作って、自分の食事に混ぜてみて、長期間混ぜ続けて、癌になったら効かないってことは言えそうですね。じゃあ「効果が確認できて」量産して喜んでもらえるっていう条件は、ないんでしょうか。
まず癌にならないとダメじゃん。(笑)
まあ、無駄感いっぱいですが、とりあえず粉作ってから考えます。(笑)