v349 そうだ、山の水族館へ行こう

■そうだ、山の水族館へ行こう

ピラルク2人組。天井に映ってて4人に見える。

近くにありながら何も知らない「山の水族館」。「北の大地の水族館」とも言われ。

そこそこ全国的にも知られているっぽいこの水族館の横を、何度も通過しながら一回も入ったことはありませんでした。しかも作られた経緯とか何も知らない。

そんな何も知らないで見に行った感想やらを綴ってみます。

まず、ここは北見市留辺蘂町(るべしべちょう)温根湯という温泉地にあります。温根湯は「つるつる温泉」が有名で頭がツルツルになります。・・・ません。肌がスベスベになります。じゃスベスベ温泉じゃん。いや、肌がツルツルになるんだよ。

水族館の魚も温泉の水でぬくぬくと大きく育つという話はかなり前に聞いていました。山の水族館は、テレビでもよく紹介されています。記憶では水族館プロデューサーの手腕がすごい、みたいなのと、自然の川をそのまま展示する形で、ヤマベなどが鑑賞できるということでしたが・・・。

やはりここの目玉はその自然のヤマベだろうと思うので、まずそこから。

これが自然の川の水で、外はまさに外界だろうと上を見ると「室内」でした。
わからん。
この写真には2匹ばかりヤマベが写っていますが、ここの水位が減ったり増えたりして、減った時にできる水流をヤマベが登っていく姿が見られるよ、という仕掛けなのでした。

こんなに水位が下がります。

ここをヤマベくんがバシャバシャと登っていくと思うじゃないですか?
バシャバシャと。
カメラ構えて待っていたら、バシャバシャ、じゃなくて「シュッ」なんですよ。

「よーし来てみろコラー」
「シュッ」
「来いよコラー」(もう通り過ぎているのに見えてなかった)
「早く来いよー」
「シュッ」
「・・・あれ? 通ったの?」(早すぎてシャッター切れない)
「シュッ」「シュッ」
「えーー?」
「しょうがねぇ、勘で打つ」
「・・・そろそろくるぞ、よーしどうだカシャ」
しーん
「シュッ」
「くわっ!!」

こんなことに13行も使ってしまった。
で、まあ、写真は諦めました。鑑賞だけさせていただきました。

で、時間を戻します。入館した時点から進めます。まずはこれ。

ヒメマス

左上に「うんめぇポイント」と、食材になってます。

うまさの秘密

でもまあキレイな魚なんですよ。ヒメマス。

ヒメマス

ね。

なんかいろいろと手書きの解説があり、ほのぼのします。

そしてすぐ目に入るのが、これ。

いいですねー。この水槽の近くへ行くと。

こんな感じでオショロコマがいまして、自分が水中にいるような気分になります。
なかなかいいですよ。

オショロコマ 20センチくらいかな、そんなに大きくはない。

写真と現場ではちょっと違うかも。

カラフトマス

ここにはカラフトマスがいました。

カラフトマス
なかなか迫力あります。
期間限定でした。

イトウです。幻の魚イトウ。やっぱでかいです。
温泉水も効いているのかな。でかいのがゴロゴロいました。

レッドテールキャット、多分。アマゾン川にいるやつ。

なんかこんなのがいました。山の水族館で、熱帯の魚とか、なんでだろう、と思うのでした。とにかく前知識が全然ないので、後から「ああそういうことか」となります。

同じ魚で集まる気持ちもわからなくもない。

この左やつ、コロソマっていうらしい。こいつは男の釣り意欲をそそるらしい。

まあなんて言いますか。
男の★を噛み切るのを利用するんですって。噛み切られる前に足で挟めばいいのか。
下ネタ?

噛み切るどー。怖いですね。

オオウナギかな

まあいろいろ。

ブタバナガメって名前らしいです。

古代魚のアロワナがこんな寒い北の大地に。なぜなのか。

熱帯魚も結構いました。

このトランスルーセントグラスキャットっていう小さい熱帯魚キレイでした。

こいつも青がキレイでした。

ゼブラ ダニ男

ダニ男か。ちょっとちょっと誰が名前をつけたの。かわいそうに。
で、このダニ男くんを撮ろうと思ったんですが、動きも早いし、小さいし、ダメでした。

ミシシッピーアカミミガメ

これ、祭りの縁日などのカメすくいとかの、あのミドリガメなんですね。結構でかいです。20センチくらいかな。ここに注意書きがありました。

「・・・絶対に水槽のフタを開けないでください。
飼育員以外が開けると、手の爪先から「カメの首元の臭い」が取れなくなる呪いがかかる事があります。
万が一呪われてしまった場合は、5人以上の友達に「北の大地の水族館」をオススメする事で
この呪いを解くことが出来ます。」

マジメに読んで損した。(笑)

はい、これ。これが面白いんですよ。人がいなくなった時に撮った写真です。
人気が高いというか、面白いので、人だかりになってました。ドクターフィッシュがいるんです。

あの、人の角質を食べる魚。

手を入れるとすごいたくさん寄ってきて、こちょこちょします。
この感触は写真では伝わらない。

こっちの水槽にもいます。これだけで来てよかったなと思う人もいると思います。
小魚に好かれるんですよ。(違う)

そして最後、締めくくりはこれですっ!!

いやもう食材ですから。酒もあるしで。

ていうか一歩間違えたら危険地帯です。
全般に危険なオヤジギャグ系が散見されました。
北の水族館なだけに「寒さ」も売りにするつもり?

・・・

こんな具合でした。印象としては小規模ですが、結構楽しめました。
そして、なぜ北の大地に南国の魚が展示されているのか、疑問が残りつつ帰宅し、この通信を書くためにちょいと調べたら分かりました。

ここの特徴は「川」なんです。普通水族館は海沿いにありますね。マグロだのサメだのエイだの。
ここ川なんすよ。つまり淡水なんです。カツオだのイルカだのクラゲだのはいないんです。

ここにいる奴らは「みんな淡水魚」だったんです。ピラルクもアロワナも淡水魚。ヒメマスもイトウもブタバナもダニ男も。全部。
熱帯魚も淡水魚を集めてる。

にゃるほどな。

ただ疑問が残りました。最後だけ、酒のつまみにイカとかホタテとかコンブとか干されたやつ海産物だな、惜しい。と思ったら、なんと、これは今回だけの企画『なんまらうめぇ生き物展』の一角にあったのでした。

後で写真チェックしたら、この写真の左上に「なんまらうめぇ生き物展」ののれんがっ! のれんの文字をスルーしてた。

そして様々なエピソードやら何やら、なんまらいっぱいあって、書き切れないので興味があったら。
https://ja.wikipedia.org/wiki/山の水族館

ここ読んで。読むの大変よ。(丸投げ)


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