v353 菊芋すごいぜ

■菊芋すごいぜ

菊芋が猫を救う日も近い。このうるちゃ君は糖尿ではないと思う。

猫なのにイヌリンで救う。
糖尿病に有効とされるイヌリンを多分に含む菊芋の天日干し。人間にもペットにも有効らしい。
犬はネコリンで救いたいところだが、じゃあウサギは何リンで救えば良いのか。
・・・イヌリンでいいじゃん。(最初からどうでもいい話に)

10月21日、いよいよ菊芋を大収穫してしまおうと畑へ向かいました。

菊芋君は私の失敗しない分離移植手術によって、34人に増え、先日一人から菊芋をゲットしました。それは天日干しにしていますが、晴れ間が少ない上に、我が家は日陰なので、ほとんど満足に干すことはできません。仕方なしに室内の窓際に吊るしています。

今回は畑の奥の方から収穫することにしました。

菊芋

こちらに20人弱の菊芋さんたちが集まっています。最初にBのエリアの菊芋を掘ります。ここは当初アリですごいことになっていましたが、わさびとニンニク入りの木酢液を振りまいたところ、見事にアリは退散してくれました。

菊芋

EM菌培養の薄め液を来るたびに少しずつ投与しました。肥料はそれだけです。雑草は時々手で抜きました。というか本来というか、菊芋自体がまるで雑草扱いなのが現実でして、道端に生えていることに最近気づきました。非常に強い植物です。

このA,Bエリアの菊芋は2メートルというところで、普通に3メートル4メートルになるので、小さい方です。芽のある部分を切り分けて植えたので、成長力が少しだけ弱いのかも知れませんが、その割にはまずまず育ったと思います。多年草なので、放っておけば翌年はもっと大きく成長するかも知れません。

で、上の写真は「うおおおーっ」と引き抜いた時のものです。もう少し見やすい写真がこれ。

菊芋

結構付いてますよ。さらに周囲を掘ると、意外に離れたところまで伸びていて、大外からスコップを差し込んだつもりが、菊芋を真っ二つに割るという悲しい失敗を数度してしまいました。いやー、進出力がすごい。

菊芋

これは別の菊芋君ですが、まあ一株でこのくらいが引き抜かれて、土の中にゴロゴロと残っているパターンです。

菊芋

こんな感じで9人を惨殺、いや、収穫すると、持ってきたダンボールにいっぱいになってしまいました。
小粒な芋はここには入れてません。

菊芋

軽く100個はあります。ヤバイっす。この後のスライスして天日干しなど、ちょっと処理しきれない。
34人のうち、6人はほとんど成長せず(1メートルに満たない)、この日収穫されたのが9人なので、残りは19人。なんとまだ19人もいる。なかなか大量ではないですか。このダンボールにあと2箱は期待できるわけです。
300〜400個は収穫できる。

ということでこの日はここで終了。

思ったよりも多いのと、小粒の菊芋は来年の種芋にしようと思い立ち、一定の大きさ以下のものを土に埋めてみました。ホイッ。あとで掘り起こしてどこかに保存するか、このまま保存するか、芽が出ないとも限らず、よくわからないのでとりあえず埋めます。

菊芋

そして土をかけて・・・

菊芋

この細い支柱をいっぱい立てて囲んだところに埋めました。ここには来春ロータリーをかける予定なので、あとで掘り起こして、菊芋畑にする予定のエリアにぶっ込みます。それ以降はそのまま放置、間伐的に収穫すれば放ったらかしで毎年毎年、収穫が見込めると思います。まさに自然農法の極み。しかも猫も救われる。

翌22日、天日干しのスペースが少ない上、曇り空という不幸な環境下で、とりあえず10個を水で洗い落としました。

菊芋

グロいですね。こいつらをスライスします。前回の実験で、5ミリにスライスなど、スライスでもないので、2ミリ程度を意識してカットしましたが、今回は1ミリ厚にします。包丁でショキッ、ショキッと切っていきます。

菊芋

増えていく感じ。(笑)
5個を包丁でカットした後、ふと、こんなものを持ってきてしまいました。

菊芋

タラララッタラー♪ 出ました、スライサーっ!! (ドラえもん風)
間違って指を削ぐと大変ですから、注意しながらスライスしてみました。

菊芋

右のガラスボウルの外にあるのが手でカットした菊芋で、ボウルの中にあるのがスライサーでカットしたものになります。スライサーはおおむね0.5〜1ミリというところで、とても薄いです。この方が早く干せるはずです。

菊芋

これが薄い方、5個分。

菊芋

こっちが手切りの厚めの方、5個分。
天気はイマイチ、陽は射さず、室内で自然乾燥させます。

ところで前回厚くスライスした菊芋の天日干し状況はというと、こうなっています。

菊芋

なんか見た目は私の嫌いなシイタケのようになっていて、どこまでもグロい奴らなのでした。

しかしまあなんですねぇ、まだ90個以上はダンボールに入ってる状態で、さらにこの2倍強の菊芋がまだ畑に生存中です。処理しきれない予感。

うれしい悲鳴でした。


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