■菊芋すごいぜ
猫なのにイヌリンで救う。
糖尿病に有効とされるイヌリンを多分に含む菊芋の天日干し。人間にもペットにも有効らしい。
犬はネコリンで救いたいところだが、じゃあウサギは何リンで救えば良いのか。
・・・イヌリンでいいじゃん。(最初からどうでもいい話に)
10月21日、いよいよ菊芋を大収穫してしまおうと畑へ向かいました。
菊芋君は私の失敗しない分離移植手術によって、34人に増え、先日一人から菊芋をゲットしました。それは天日干しにしていますが、晴れ間が少ない上に、我が家は日陰なので、ほとんど満足に干すことはできません。仕方なしに室内の窓際に吊るしています。
今回は畑の奥の方から収穫することにしました。
こちらに20人弱の菊芋さんたちが集まっています。最初にBのエリアの菊芋を掘ります。ここは当初アリですごいことになっていましたが、わさびとニンニク入りの木酢液を振りまいたところ、見事にアリは退散してくれました。
EM菌培養の薄め液を来るたびに少しずつ投与しました。肥料はそれだけです。雑草は時々手で抜きました。というか本来というか、菊芋自体がまるで雑草扱いなのが現実でして、道端に生えていることに最近気づきました。非常に強い植物です。
このA,Bエリアの菊芋は2メートルというところで、普通に3メートル4メートルになるので、小さい方です。芽のある部分を切り分けて植えたので、成長力が少しだけ弱いのかも知れませんが、その割にはまずまず育ったと思います。多年草なので、放っておけば翌年はもっと大きく成長するかも知れません。
で、上の写真は「うおおおーっ」と引き抜いた時のものです。もう少し見やすい写真がこれ。
結構付いてますよ。さらに周囲を掘ると、意外に離れたところまで伸びていて、大外からスコップを差し込んだつもりが、菊芋を真っ二つに割るという悲しい失敗を数度してしまいました。いやー、進出力がすごい。
これは別の菊芋君ですが、まあ一株でこのくらいが引き抜かれて、土の中にゴロゴロと残っているパターンです。
こんな感じで9人を惨殺、いや、収穫すると、持ってきたダンボールにいっぱいになってしまいました。
小粒な芋はここには入れてません。
軽く100個はあります。ヤバイっす。この後のスライスして天日干しなど、ちょっと処理しきれない。
34人のうち、6人はほとんど成長せず(1メートルに満たない)、この日収穫されたのが9人なので、残りは19人。なんとまだ19人もいる。なかなか大量ではないですか。このダンボールにあと2箱は期待できるわけです。
300〜400個は収穫できる。
ということでこの日はここで終了。
思ったよりも多いのと、小粒の菊芋は来年の種芋にしようと思い立ち、一定の大きさ以下のものを土に埋めてみました。ホイッ。あとで掘り起こしてどこかに保存するか、このまま保存するか、芽が出ないとも限らず、よくわからないのでとりあえず埋めます。
そして土をかけて・・・
この細い支柱をいっぱい立てて囲んだところに埋めました。ここには来春ロータリーをかける予定なので、あとで掘り起こして、菊芋畑にする予定のエリアにぶっ込みます。それ以降はそのまま放置、間伐的に収穫すれば放ったらかしで毎年毎年、収穫が見込めると思います。まさに自然農法の極み。しかも猫も救われる。
翌22日、天日干しのスペースが少ない上、曇り空という不幸な環境下で、とりあえず10個を水で洗い落としました。
グロいですね。こいつらをスライスします。前回の実験で、5ミリにスライスなど、スライスでもないので、2ミリ程度を意識してカットしましたが、今回は1ミリ厚にします。包丁でショキッ、ショキッと切っていきます。
増えていく感じ。(笑)
5個を包丁でカットした後、ふと、こんなものを持ってきてしまいました。
タラララッタラー♪ 出ました、スライサーっ!! (ドラえもん風)
間違って指を削ぐと大変ですから、注意しながらスライスしてみました。
右のガラスボウルの外にあるのが手でカットした菊芋で、ボウルの中にあるのがスライサーでカットしたものになります。スライサーはおおむね0.5〜1ミリというところで、とても薄いです。この方が早く干せるはずです。
これが薄い方、5個分。
こっちが手切りの厚めの方、5個分。
天気はイマイチ、陽は射さず、室内で自然乾燥させます。
ところで前回厚くスライスした菊芋の天日干し状況はというと、こうなっています。
なんか見た目は私の嫌いなシイタケのようになっていて、どこまでもグロい奴らなのでした。
しかしまあなんですねぇ、まだ90個以上はダンボールに入ってる状態で、さらにこの2倍強の菊芋がまだ畑に生存中です。処理しきれない予感。
うれしい悲鳴でした。