うるさい茶色の猫、うるちゃ君はどこかで軟禁されているのだろうか。
うるちゃ君はいわゆる「暴君」で、顔に傷はつけてくるものの、尻はキレイなもので、相手に背中を向けて襲われたことがない猫だったのです。つまり、おそらくケンカで負けたことのない、この辺りのボス猫なのです。
デブなのにスズメは獲りまくっていたし、エゾモモンガを殺めてお土産に持ってくるし、ケンカは強いし、人にはものすごくなついていたので、この辺はうるちゃ君が牛耳っていたのは間違いないのです。
何があってもビクともしない肝の座った猫。
そのうるちゃ君が急に来なくなったのは、どこかの家に入れられて、ひょっとするとタマを取られて、爪を切られて、家猫になってしまっているからかもしれません。
ここ数日、キジトラとキジ白の猫が、ウロウロするようになり、6月20日の午前11時頃に、ドアを開けていたらガサガサと音がするので、玄関を見て見ると、なんとうるちゃ君のために置いてあるカリカリをキジトラが食べていました。
目が合うと、警戒して逃げそうになっていたので、目を切って、猫から自分の姿が見えない位置に戻ると、カリカリを完食して、ノコノコと去っていきました。
これは
これわっ!!
暴君が
不可抗力によって排除され、
政権交代が起きているのではないかっ!!
野良猫の世界に政権交代か。