
北見市端野町は人口約5,500人。
9月15日の日曜日。北見市が主催する「たんのカレーライスマラソン」がこの日行われたのであります。今年で34回目ということで、長いこと続いているんだなぁ、と単に思うのでした。

確かに聞いたことは何度かありました。聞くところではマラソンついでに「ジャガイモ」や「たまねぎ」「ニンジン」といった地元の農産物を、農家を訪ねては食材をゲットし、集めてゴールした後に、みんなでカレーを作って食べるっていう、平和の祭典なのだという話。
順位なんて関係なし。参加することに意義がある。ん、このフレーズは…。
5000人程度の町で行われるイベントということで、勝手な思い込みで「参加者は20組程度、町内会のお祭りなので、参加賞がゴミ袋と箱ティッシュ。高齢者が多く、走るというよりは散歩」みたいなのを想像していました。
このカレーライスマラソンに、あのマッドFが言い出しっぺとなって、仕事のマッド仲間を呼び3チーム(1チーム4人)で応募し、全3チームが参加できることになったんだそうな。みんなカレーが好きなんだな、と思いました。(笑)
いやいや、聞いてみれば、なんと300組ほどの応募があり、数は少ないものの北海道外からも申し込みがあるんだそうで、参加チームは抽選で200組、1000人近い参加者になるということ。関係者を含めると1000人を軽く超えるわけで、端野町の人口の5分の1になるのです。
そんな住民の20%も来るような大イベント、言ってみれば東京で250万人が集うイベントに匹敵するわけです。私はこの3チームに同行するカメラマンとして呼ばれたのでした。
カメラマンが遅刻するわけにも行かず、朝8時半集合のところ8時に到着しました。ただ、そんな日の朝がなかなかの雨でしたので、どうなってしまうのか心配でした。

会場には行列ができ始めていました。雨は小降りになってきていました。
さてこの日、このカレーライスマラソンの陰で、マラソングランドチャンピオンシップという大仰なネーミングのマラソン大会が行われていたんですね。東京オリンピックのマラソンコースで、男女ともに代表を決めていくレースなんだそうですが、東京で言えば250万人が参加する規模の、端野カレーライスマラソンの陰に霞んでしまいました。(笑)
オリンピックの精神こそ「参加することに意義がある」じゃなかったっけ。ワイロ、ウソ、盗作、底なしザル予算、カネに群がる魑魅魍魎、ウソ、ブラックボランティア、酷暑、糞尿会場、おろそかになる被災地対応、裏ばっかりのオモテナシ、大丈夫なんでしょうか。
やはり、レース後にみんなでワイワイと食べるカレーの醍醐味には足下にも及ばない感じですね。
とか言いつつこの雨。体育館でひっそりとカレー作り大会になってしまうのか、マラソンは開催できるのか。できたのかっ!!
どうなんだっ!!
続く。