■モウロクじじい酔う
9月のある日のこと。その日はかなり疲れておりました。
夜8時頃のことです。バスを降りてダラダラと歩きながら、メシをどうしようか考えていました。焼き鳥でも食べて、酒飲んで、帰って寝よう。そう思って飲み屋へ入りました。
「いらっしゃいませー。お飲物は何が良かったですか?」
「(何で過去形なんだっ。「良いですか」だろっ)えーとね、ウーロンハイひとつ」
焼き鳥を食べながら、そのウーロンハイを飲みました。
ゴクゴクとね。
ああ、たまには酒抜かないと病気になっちゃうな、なんて思いながら、何の疑いもなく焼酎と焼き鳥とのハーモニーを楽しんでおりました。でも1杯目ってすぐなくなってしまうんですよね。
「すいませーん、これ、オカワリください」
「はーーーい、・・・・オカワリでよろしかったですか」
「ええ。(よろしいですか、だろっ)」
「ウーロン茶ですね」
「ええ。・・・ええっ!? 違う違う、ウーロンハイ。ウーロンハイをオカワリです」
「ウーロン“ハイ”ですね。お待ちくださーい」
まさかと思ったのですが、出て来たコップの形は、最初のものとは別物だったのでした。ああ、何と言う失態。さっきのは多分100%ウーロン茶。私はウーロン茶を酒と思って飲んでいたのでした。モウロクジジイかっ!!
これにより心に結構ダメージを受けてしまいました。昨年“わさび”と思って“バンテリン”を間違えてタコの刺身に乗せてしまった時と同じくらいのダメージです。
そこでこんな考えが浮かびました。ウーロン茶をウーロンハイと間違えて飲んでも酔うのなら、この際、ウーロン茶をウーロンハイと思って飲んでみよう、と。そのメリットは…
・ウーロン茶が脂肪を分解してやせる。
・酒の時と違って、おそらく食べ過ぎずに済むのでやはりやせる。(太りにくい)
・酒を飲まずに済むので、肝臓にやさしい。
・酔って絡まないので人にやさしい。
・飲食代がかなり節約できる。
・次の日になってあちこちに謎の擦り傷ができたていたりすることがない。
・飲酒運転をしないで済む。(車ないけど)
・二日酔いにならない。
こりゃあ凄いメリットだらけ。何と言ってもダイエットできるかも知れない。ということでさっそく実行しました。何と1週間、酒飲まずに生活できました。こんな長期間飲まずに生活したのは、かれこれ15年ほど前の、飲み過ぎで倒れた時以来の快挙であります。やればできるんだねぇ。しみじみ。
ただ、1週間経って測った体重はほとんど同じでしたので、ダイエット効果はゼロ(1人中1人失敗)ということで、またぼちぼち飲み始めたところです。
■新コーナー・第1回・札幌のダジャレ的世界の発見
もう本当に力の抜けるものを時々目にするので、この際、見つけたらここに載せていくことにしました。
今回は、チラシで見つけたこんなものです。
「届く」→「トドく」→「トドック」
ということで、トドなんだろうかというキャラクターになっています。でもトドに見えません。何とかしてください。