研究所通信v491 山葡萄をジュースに

クリームマロンは元気いっぱいで微笑ましい (22/10/27)

庭の山ぶどうが細長い庭のほぼ橋から端までの20メートル弱、二手に別れて2列、この5〜6年で伸びまくってたくさんの実をつけるようになりました。

ビッシリ 22/10/29

この山ぶどうには特に肥料をあげるわけでもなく、誘引はするものの剪定をするわけでもなく、放置しているだけで実をたくさん付けるわけです。ただ放っておくと、庭に生えている幾つかの高い木に巻きつき付いて、上の方まで上っていくので、途中で引き摺り下ろして、100均で買った細い支柱を組んだ「葡萄棚」的な棒にトマトクリップなどで固定していきます。

春先から実がたくさん出来ていくのがわかります。問題がひとつありまして、スズメバチが山ぶどうが大好きで寄ってくる、というスリルが発生します。

数年前のある日、知らないおじさん(70歳くらいか)が庭に侵入していて、ばったり出くわした時のことでした。

「あ、あのー、どなたですか」
「あー、ここにさ、これ付けといてさ、見に来たんだ」
「はぁ」
「ほらスズメバチがいっぱい取れとるわ」
「あ、本当ですね」
「スズメバチは山葡萄に寄ってくるからさ、ワナ仕掛けといたんだよ」
「はぁ」(それまでまったく気づかなかった)
「この辺一帯に仕掛けて回ってるの」

だそうで、知らないおじさんがいつの間にかスズメバチのワナを仕掛けていること自体に多少のショックを受けたものです。なんというか、大したおじさんです。普通できないでしょ。(笑)←笑っている場合ではないかもしれん

そしてそれは毎年、知らないうちに設置していき、知らないうちに回収されているのです。今年も知らないうちに設置されていて、スズメバチやハエなどがが取れていました。

知らないおじさんが付けていくワナ

10月29日、山ぶどうの葉っぱがほぼ全部落ちて、甘くなった山ぶどうの収穫を始めました。
まずはでかい鍋に最初に採ったぶどうを放り込みます。

15時23分

じわじわ重ねていきます。

15時26分

ちょっと小粒かな。

15時47分 これ2つ目の鍋(2段に重ねています)

いやーなんぼでもあるわ。

16時21分 鍋に収まらずバケツと袋にも

1時間弱かかりました。去年はジュースとジャムを作りましたが、ジャムはたっぷり余っています。
「しゃーない、ジュースだけ作るか」
台所のシンクに全部入れました。

包丁は大きさの目印 19時7分

この山ぶどうの一粒一粒を軸から外して鍋に入れていきます。水道の流水でパチャパチャ洗いながら。

20時20分 約30分かけてこのくらい

そこそこの早さでぶちぶち外しているんですが。

21時35分 約2時間

今回は虫がほとんど出てこなかったのがラッキー。もう時々氷点下になるので虫が少ないのです。昨年の記憶では小さいクモがノコノコと歩いて出てきたりしました。クモは苦手なのでこればっかりは耐え難い。

22時29分 でかい鍋2ついっぱいになりました。

約3時間かけて軸から外しました。この日は疲れてしまい、翌日から夜に3日かけてジュースにしました。
作り方は適当な鍋に取り分けて火にかけます。グツグツして10分くらいで火を止め、自然に冷まして、それをガーゼやサラシで濾します。(絞る)

本当に少しずつしか絞れません。ほとんどが皮と種です。1リットル絞るのに1時間くらいかかります。結構飛び散るし、赤いしぶきがあちこちに血痕のように台所の壁に付着します。警察に見つかったら大変。

1リットルのペットボトルに1日1本、3本絞りました。それを毎日少しずつ、ちょぴっとずつ飲んでいます。めちゃくちゃ濃くて甘くて酸味も良いです。これは多分体のどこかに良いクスリだと思います。

何も加えていない、100%山ぶどう。足が速いし(足はないやろー)、冷蔵が必要なので、送料も高くつくし、量も多いわけでもなく(ゴクゴク飲むとあの苦労が一瞬にしてなくなってしまう感じ)、なかなかお分けすることもできません。残念ですが、自分うちだけで飲みます。本当に残念です。えーんえーん(嘘泣き)


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