■裏白のチラシ、チラシ検証
そういえば昔、北海道の奥地に住んでいた頃、家では新聞の折り込みチラシの裏の白いものは捨てずにメモ書き用にとっておいたものです。捨てるのがもったいなかったわけです。
それが東京の生活では、まったく意識することがありませんでした。その必要がなかった(貧乏なのにメモ帳や紙はたくさん持っていた)ということに加え、そもそもその「裏白のチラシ」がほとんどなかったのです。ないでしょ?
9割以上、というか99%は印刷されていた、という記憶です。なぜなら、裏白のチラシを発見していれば、必要がなくても、無意識のうちに「取っておこう」という思考が働くので、少なくとも杉並区と渋谷区と東村山市では、そして多分関東エリアでは、裏が白いチラシはほとんどないと私は断言してしまいます。(自信度A)
チラシは仕事で随分いろんなものを作りましたが、その打ち合わせの時などにお客さんから時々こんな声を耳にしました。
「せっかく作るのだから、“もったいない”ので裏面にも印刷したい」
余白がもったいない、お金をかける以上は少しでも効率良く、と考えるわけです。
(余白を埋め尽くす町づくりにも共通しているような…)
そしてこちら“地方”では、はっきりとは分かりませんが、
「両面に印刷するとお金がかかって“もったいない”、片面で済むものを」的な空気が感じられるのです。(こういうとこ多いような気がするんですよ、なぜか。なんちゅうか、ザックリ伝わればいいというか、裏面なんて面倒くさいというか…)
とはいえ、スーパーのチラシは情報がぎっしりで両面印刷が普通ですから、どんなチラシが片面印刷なのかといった実際的な見方をしてみますと、その代表格は何と言ってもパチンコ屋さんなのでした。
札幌の新聞折り込みのチラシの3割ほどはパチンコ屋のものです。
「ジャンジャン出しますよ~、来てね~っ」
ってなもんですから、細かな概要とか必要ないんです。しかも、派手にピカピカ光っているところに蛾や虫が群がるように、でかくて派手なチラシの方がいいのでしょう、大きなチラシが目立ちます。
チラシもでっかいどー。裏は白い雪のよう。(無理矢理過ぎ?)
パチンコ屋の宣伝が目立つのは地方の特徴だと思います。東京でパチンコ屋の折り込みチラシはめったになかった記憶ですし…。テレビコマーシャルにしても、北海道ではパチンコ屋のCMは予想以上に多く、結構びっくりします。
あるパチンコ屋のCMは
「1のつく日は、ジャンジャン出しますよ~、来てね~っ」
また、あるパチンコ屋のCMは
「3のつく日は、ジャンジャン出しますよ~、来てね~っ」
また、あるパチンコ屋のCMは
「4のつく日は、ジャンジャン出しますよ~、来てね~っ」
また、あるパチンコ屋のCMは
「8のつく日は、ジャンジャン出しますよ~、来てね~っ」
って、毎日のようにやってますので、出ない日はいつなんだと突っ込みを入れている始末です。
さて、そんなパチンコ屋などの裏白のチラシを我が家では捨てています。すいません、捨てています。チラシのリサイクルしてません。
メモ帳に不自由してません。昔ほど紙が貴重でもありません。物質的には豊かになった、ということなんでしょう。
裏白のチラシを捨ててしまうことに心が痛まないわけではないのです。でも昔と比べて痛む心はとても小さくなりました。溢れる物の中で生活しているので、きっといろんな痛みを感じられなくなっているのだと思います。本当に残念ですが、わたくし、裏白のチラシは捨てています。何かひっかかるけれども…
試しに本日のチラシを検証
本日(6月19日)の北海道新聞の折り込みチラシは全部で20枚でした。(月曜日は折り込みは少なめ)
そのうち裏が白いものは10枚っ!!その10枚の内訳はこうなりました。
パチンコ屋………………………6枚
飲み屋……………………………2枚(同じものが2枚入ってた)
自動車会社の期間従業員募集…1枚
エステ……………………………1枚
パチンコ屋さんは裏白チラシのホームラン王です。(ふるっ)
■ついでなので両面印刷のチラシの内訳
スーパー………………3枚
学習指導・講習会……3枚
ドラッグストア………1枚
健康食品………………1枚
霊園……………………1枚
キグレサーカス公演…1枚
パチンコ屋……………1枚
チラシ情報 本日の目玉
19日は東急(10・9)デーということで、お買い得品満載。
レタス99円、生ラム100g99円、ばちまぐろ3サク890円…
なま寿司3人前24カンで1090円(これは本当においしくて安いので、今日はこれを食べようと思います)
おしまい。