■園芸市
近所の中島公園では、日曜日などにフラッと歩くと、時々フリーマーケットをやっていまして、汚れたミニカーやら、よく分からないキャラクターグッズ、子どもの使い古しのおもちゃやらのガラクタを、10円とか100円でよく買ったりします。
5月5日、月曜日、子どもの日でもあるし、多分何かやっているだろうと思い、フラッと中島公園に出かけました。しかし期待していたガラクタいっぱいのフリーマーケットは開催されていませんでした。
その代わりと言っては何ですが、子どもには縁のなさそうな、地味な「第56回 さっぽろ園芸市」が開催されていました。
「部屋でジャガイモも栽培中だし、何かあったら買おう」
と思って、一応見てみることにしました。
それは、大通公園で毎年開かれている「花フェスタ」に比べるとやや地味で、扱っているものも少しだけ趣が違っていました。一番の違いは「でかい松の木」とか「でかい石のテーブルセット」などの広い庭用の園芸品が、地味に目に入ることでした。
鉢植えの花も売ってますが、これから咲くものが多くとても地味です。 客層も地味。
いろいろ物色していると、ちょっと気になるのぼりが目に入りました。
「みみずが作った土」
そこの店員のおじさんが声をかけてきました。
「鉢植えあるの?」
「はい」
「花かい?」
「……はい…」 (部屋でジャガイモ作ってるなんて言えないな、説明が面倒だし)
「どのくらいのプランターなの?」
「でかいですよ」(ジャガイモだからね)
「この土はね、堅くなった土に振りまいとけば柔らかくなるよ、サンプルあるから試してみて。すごくいい土になるから」
と言ってサンプルをタダでくれました。
「これって野菜にもいいんですか?」
「おおっ、そりゃもう、トマトなんて鈴なりになっちゃうよ。野菜には最高だよ」
「マジっすか」(ジャガイモに最適じゃんっ!!)
「自然のもんだからね。いい土になるよ」
と言うわけで、無料サンプルとともに、普通に商品も買ってしまったのでした。花に使うと言って。よく見ると他にもいろんな肥料や虫除けなどの商品が良さ気で、ついついいくつか買うと、10キロくらいの重さになってしまいました。
家に帰って早速ジャガイモたち(ポテ太、ポテ次郎、ポテ三郎、ポテ子)に、栄養とそのみみずが作った土を与えてあげたのでした。
■第75回 愉快な札幌大発見:エコミミー
その「みみずが作った土」の商品名が「エコミミー」。(写真手前。封を切ってある小さい方が無料のサンプル品)
エコとミミズ、ついでにエコノミー(経済的ってこと?)にもかけてあるダジャレでした。さすが札幌の会社。
しかしこれがまたホームページを見ると大変な優れものであることがわかります。
植物に必要な栄養分を作り出すと共に病原菌を抑える。
豊富なミネラル分と共にバランスの取れた肥効力を長期間発揮する。
においは一切なく、むしろ、消臭剤として活用されている。
植物の生育を助けるバクテリアや菌類、微小動物、ミネラルを多く含んでいる。
カビ、小ハエの発生もなく、保水効果により水やりの回数も減らせ手間が省ける。
塩分濃度は0.32%と低く、塩害の心配はない。
保水力がある
通気性が高く、根腐れ予防になる。
ごくごく微量にしか作れない大変貴重な「みみずの糞土」で、大変手間をかけている。
なんかこれ書いてたらもう一袋欲しくなってきた。園芸市は何と22日までやっているので、買ってこようかな…。…どっしよっかなっ…。