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  • v433 カレー

    初日の出 2020

    あけましておめでとうございます。

    2月なのに。

    本当は5月くらいに「あけまして」と、新年第1号を出してみたかった。出来るだけ1月1日から遠い日に書きたかったという、一人チキンレースも今日で終わりです。たった1か月しか空けられなかったのは残念です。

    ところでカレーライスって知ってますか。何?

    知らない?
    それはとってもスパイシーな食べ物なんですがね。

    最近、各地の特産物を使ったカレーを町おこしに使っているとかで、テレビで紹介しているのを見まして、ああそういえばこのへんにもそんなのがあったなぁ、どこだっけな、と考えていたら思い出しました。それがなっかなかに美味かったのです。でもあまり話題にはなっていない。

    それは網走から20kmほど海沿いを知床方面に行ったところにある「道の駅・はなやか(葉菜野花)小清水」の中のレストランにあります。レストランといっても売店のフロアの脇にカウンターがある的な小振りな店です。

    値段は1杯550円とお手頃。
    「じゃがいもごろっとカレー」っていいます。
    最初は単に「ジャガイモがゴロっと1個まんま入っている面白さと、値段」で食べたのです。
    2回食べて2回美味しかったので、美味いんです。具はジャガイモが1個、ゴロンと入っているだけ。

    カレーの写真がないので、ジャガイモのイメージです。

    でも味の売りはジャガイモじゃないんです。
    「うーん、なんだろうこの味、なんて言えばいいんだろう、深み? コク?」
    辛さが売りではない。
    ルーに秘密があるのですが、何が入っているのかというと、それは小清水町(斜里郡)の特産品であるルバーブです。

    ルバーブって知ってますか? 何?

    知ってる? ウソついちゃいけないよ。カレーライスも知らない人がルバーブ知ってるはずないでしょ。それね。これ。

    「滝上(たきのうえ)産」ってなってるのは滝上で買ったから。小清水で食べたルバーブカレーが美味しかったので、滝上に行った時につい買ってしまったのでした。これはジャムです。

    ジャムの瓶じゃわからんって。(笑)
    だって写真がないんだもん。
    ルバーブってなんか葉っぱなんですけど、茎の部分が土に潜ってて、太くて赤いらしい。真っ赤。

    その味がっ、どうやって食べたらいいのっていう味。これはジャムだから砂糖が入ってて甘みも強いですが、酸っぱいと言うか…。

    酸っぱいのよ。

    この酸っぱいのをカレーに入れるとなんだかすごく美味いのよ。

    ルバーブ。タデ科ダイオウ属。タデと言うことはやっぱ、「タデ食う虫も好きずき」と言う言葉があるくらい、美味しいとは言えない(好みが偏る)植物で、しかも「その大王属」とはエラくマズそうですよね。

    ルバーブはもともとヨーロッパの植物で、100年くらい前に日本に入ってきて、日本にいる外国人向けに栽培されたらしいんです。耐寒性が強く、暑さには弱い。今は主に長野県の高地と北海道で作られているそうです。

    畑でこれもやっちゃおうかな、と思いましたが、葉っぱは難しいんです。鹿が食っちゃうから。あ、でも酸っぱいから食べないかな。でも葉っぱは鮮度が命ですから、採取したらすぐ食べるかジャムにしないといけない。ジャムは砂糖いっぱい使うから却下。

    でも酸っぱい食べ物は体にいいかも。カレーは薬膳だし、カレーにルバーブは、鬼に金棒的な組み合わせなのかもしれません。北海道のルバーブを買ってカレーに入れてみてね。

    あれ? でもルバーブをまんま刻んで入れるのかな、ひょっとしてジャムを隠し味的に入れるのかな、わからないな。まあいいか。やりたい人は調べてやってみて。(ぶん投げ)