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  • v428 仕上げ乾燥マシン誕生

    「まろやん」が何かと邪魔をしてきますが

    どうも乾燥システムが一定以上に乾いてくれない。空間が広すぎるか、布団乾燥機の温度が低い。まあカサカサには乾いているけれど、食べると少し「しなっ」とする。

    これはもう少し高温が保てる乾燥ボックスを作らねばならない。

    去年の靴乾燥機の場合、それほど高温でもなかったが、今年よりは乾燥スペースが狭かったので、カチカチに乾かすことができたと考える。

    じゃあ作ろう。

    まずは動力部分。靴乾燥機は下に設置。

    ダンボールに入れて、上に空気の出力部分を2つニョキッと突き出す。

    この上に乾燥室を作る。そこに干しカゴをひとつ入れるスペースを作るのだが、直径が意外に大きく、持っている空きのダンボールでは狭い。仕方がないので長い方の辺を折って丸に近い形の六角形とする。

    上段の底の面
    上段の上部

    これをこうする。

    折り目を入れる

    蓋を作ってぶら下げるのだっ。

    真ん中の青い紐が干しカゴの紐

    しっかりした蓋を作るのだっ。

    ダンボールの切れ端で作る。

    こうやってカゴを吊るして・・・

    箱に入れる。


    シャキーーーン!! ピッタシ!!
    上の細い隙間は水蒸気を抜く排気口となる。
    こいつを靴乾燥機の入った箱にのせる。

    えいやっ
    実際、ものすごく狭いスペースで、作るのは大変す。

    完成っ!!

    素晴らしいっ!!

    予算がないんだからこれでいいのだ。

    この2号機と1号機を同時に稼働すると、ブレーカーが飛ぶかもしれない。コンピュータが落ちるのはまずい。だから2台同時には動かせない。

    靴乾燥機は必ずタイマーによって最大3時間で止まってしまう。だから夜中に放置してもすぐ止まってしまって効率は悪い。

    布団乾燥機の方はリサイクルショップで600円で買った中古で、タイマーが壊れていて、また送風にしても温風が出てくるため、「温風でつけっぱなしにしたい」需要にピッタリのマッド乾燥機なのです。何時間稼働させても、おそらく壊れるまで止まりません。こんな商品はありませんから、めちゃくちゃラッキーな壊れ方をしてくれている乾燥機なのでした。つまり退所時につけっぱなしにしておけば、朝まで稼働していてくれる優れものなのです。


    夜中に朝まで稼働させるのは1号機。ゆっくりじわじわ大量乾燥。
    強力に乾燥させるのは日中に2号機。少量を3時間ごとに乾燥具合を確かめて、カッチカチの菊芋チップスが完成していれば、順次乾燥させていく。これなら効率が良い。

    今年のは美味い。完成度を上げたいっ!!

    これで乾燥機はまずまず大丈夫であろう。でも天日干しがやはり厳しい。天気悪いし、晴れても日陰ばっかりだし、太陽光が一番強烈で経済的でもあるのだが…。(屋根か、屋根を使えばいいのか、うーん、高いところは苦手じゃ。急に雨降ってきてもアウトだし)

    まあじわじわやりましょう。じわじわ。

    奥の猫ドアから勇気を出して入ってきた11/5の「まろにゃん」

    なんでもやってみなきゃわかんねーぞ、と言っている「まろさま」。


  • v357 マシン改良

    ■マシン改良

    画像はイメージです

    野菜乾燥マシン1号の乾きが遅いのよ。

    効果がよろしくない。もっと早く乾燥できるのではないか。
    なんだろなー、・・・あっ、そうかっ!!
    水蒸気が抜けないから湿度が高くなり、乾燥しないのだな。

    「水蒸気が抜ける排気口をつければ良いのではないか」
    「しかし、そうすると暖かい空気も逃げてしまうが。とりあえず試してみるか」

    ということで箱の上に排気口をつけました。

    ジャーン♫ 上部に排気口を作成。(カッターでコの字に切るだけ) 11/7

    人類の英知の結晶とも言える排気口を設置。再稼働っ!!

    しかーし!!  どうもまだ乾燥が遅いのです。

    「おっかしいなぁ・・・、水蒸気が抜けてないんだな。強制排気してみるか」

    クリップ扇風機を排気口付近の内部に設置して、外へ向けて扇風機を回しました。

    「どうだっ」

    なんとなんと、扇風機(排気ファン)をつけることによって、水蒸気が抜けやすくなり、劇的に乾燥が早くなりました。温風は下から常に出ているため、箱の内部は冷えることもありません。大成功であります。

    カラカラになります。11/11

    実は10月30日、まだ生乾きの菊芋を、サンプルとしてビニール袋(ジップロック)に入れたままに放置していたら、青カビが発生していました。それを見て、「スライスしたらできる限り早く乾燥させなければ青カビがはえる」と思い、急いだのであります。

    さらに、もしカラカラに乾いていても、できるだけ風に当てたり、晴れていたら日に当てるようにしました。

    もちろんカッラカラのカッチカチにしてしまえば、そう簡単にはカビないはずですが、滅菌という意味で太陽光(紫外線)にしっかり当てた方が良いような気がしました。それが正しいかどうかはわかりませんが。

    カラリと晴れないんですよね。 11/8
    天気悪いし、日陰ばかりだし・・・。 11/11

    こんな感じです。本当に天気が悪くて、晴れていても急に雨になったり、曇りがちでストレス満載です。我が研究所はほとんど日陰ですし。日の当たる場所は30分でずれてしまうため、数か所日が差すところに移動させます。

    まあとにかく、試作機・野菜乾燥マシン1号は快調に稼働しています。
    11月11日(日)には、一個も腐らせることなく、すべての菊芋をスライスし、乾燥マシンに投入。
    早くペットの犬や猫の糖尿病への治療に使用できるように、どうにか年内に最終的な形まで持っていきたいと思っています。

    もちろん人間の体にもかなり良いと言われていますので、まずは自分の人体で実験です。

    ところで、がんに効果のあるアルテミシニンを含んでいるヨモギの天日干しはどうなったか、しばらく書いてませんが、地味に天日干しは続けています。カッラカラには乾いていないので、この度、この乾燥マシン1号に入れて、乾燥実験を行うこととしました。

    本日、11月13日(火)早朝、ようやく第1段をセットしました。
    これがまた、とてもやっかいなのです。

    続く。


  • v356 超絶乾燥マシン1号機

    ■超絶乾燥マシン1号機

    数年前から我が家は日陰であり、天日干しが難しくなってしまった。しかし菊芋は乾燥させることで保存食となる上に、それを粉にしてペット食に混ぜて与えることで、糖尿病への効果が確認されている。もちろん人間にも効くという話だ。

    「粉を作らねばっ」

    いや、別に粉じゃなくてもカッチカチの天日干しでも構わない。とにかく天日干しは必要なのだっ。しかし天日が難しい。のであれば、人工的に乾燥させれば良いのではないか、と思った。

    「そうだ、野菜乾燥機を購入しよう」

    と思ったのですが、大きいのは6万円とか15万円とか、とんでもないし、電気代も大変。

    小型のはというと、4000円代ではあるものの、25cm四方の受け皿4枚程度では、大量の菊芋スライスを干し切るには何年もかかってしまいます。

    なら作ろう。作るしかないっ。原理は?
    周りを囲って温風を送り込めばいいんじゃないの?
    布団乾燥機を使うのはどうだろう。

    「どれどれ、ネットで調べよう。500Wとか780Wとか消費電力が大きいな、コンピュータが飛んだら大変だ」
    「靴乾燥機!! 180〜250Wで静音。ワット数の切り替えもタイマーもついて2600円か。これだっ!!」
    「100均に焼肉のでかい網があったな、10枚くらいセットすればなかなかのものだろう」

    ということで、靴乾燥機をネットで注文。出費は痛いが送料無料でお得。
    それと必要なものは全て100均。
    一式4223円と、無料の段ボールと、家にある色々なものを組み合わせて、
    野菜乾燥マシンが完成したのであります。(事務所狭いのに)

    野菜乾燥マシン組み立て中。下の白いやつは靴乾燥機。 11/5(月)早朝。

    野菜を乗せる焼肉用の網が450×350mm。それに合わせて作る。
    硬い金属の棒10本100円の花の支柱を20本購入し、両サイドの格子に渡して「ねじりんぼう」で固定。そこに網が乗る。それを10段設置できるようにした。段ボールの側のサイズは高さ1m、左右と奥行き共に約50cm。前の蓋になる段ボールを折りたたみ的な構造にして、上から下に垂らし、左右の段ボールの耳で押さえる形にして気密性を高め、100円のプラスチックチェーンで押さえ込む。

    ちょっと何言ってるかわからない?
    写真で見てみよう。

    こんな狭いところで作業する。まず菊芋と金網を準備。
    菊芋をスライスして金網に乗せていく。
    野菜乾燥マシン1号に、金網をスライドさせるようにセット。
    それを繰り返し、次々にセット。
    野菜乾燥マシン1号
    下から見たところ。なかなか壮観。
    側をチェーンで巻くように押さえる。外観はみすぼらしいが、素晴らしい。
    稼働する靴乾燥機。決して靴など乾燥させないぜ。これ以外は全て100均。

    こうして、1日6〜7時間稼働させてみたところ、どうも乾きが遅い。乾燥マシン1号の室内温度は上昇しているが、乾く速度が遅い。こんなはずはない。なんだろう。

    もっと早く乾燥できるはず。
    なんだろなー、これがああなって、こうなるから・・・あっ、そうかっ!! キラリーン (続く)