■北海道、冷えてます
メガネ
その日は前に2人の若い女性が歩いていました。高速で歩いていた私は、その2人を追い抜く時に、その声が耳に入ってしまったのです。
「えーっ、すごくなーい?」
「なにが」
「飲み放題60分で★★★円だってさー」
「ほんとー?」
「ほんとー?」という私の心の声とシンクロしました。
★に入る数字はこのあとすぐ。
先日、我が家のドロンジョ様にメガネを踏まれてそれはそれはひどいことになってしまいました。
その普段かけている私のメガネは、人間で例えれば、両腕がブリーンっと曲がり、左腕の骨にヒビが入りました。肉がなければ折れ落ちててしまうような状態となりました。結構な重傷です。
※肉=ベッコウor合成樹脂orセルロイド等
そのメガネは1~2年前(記憶が曖昧)に、急にメガネの度が合わなくなり作ったものです。ちょうど狸小路に「メガネスーパー」ができた直後で、新装開店特別セールをしていたのです。
それから1年くらい経った時に、そのメガネスーパーから「駅前通りに移転するので今後ともよろしく」との電話がありました。
今回、その駅前通りのメガネスーパーがどこにあるのかネットで調べて、Googleのストリートビューでも確認し、出かけたのです。
ところがそのメガネスーパーはありませんでした。この半年以内に撤退してしまったと考えられます。北海道、冷えてます。
別のメガネ屋さんで直してもらうしか方法がなくなりました。よその店で作ったフレームを直してもらうなど失礼な話だと思いつつ、メガネスーパーが無くなってしまったのだから仕方ないと思うのでした。
水野メガネというお店に入りました。事情を話すと、「メガネスーパーさんなくなりましたもんね」と言って、快く無料で直してくれたのです。ブリーンとなったメガネは復活しました。
実はついでに昔壊れたフレームも「直してもらえたら予備として作ろう」と思って持って行っていたのです。それは鼻当ての片方が取れただけなのですが、形状が特殊で、東京でも直せないと言われたものでした。人間で例えるなら股間の片タマが取れて…、いや、やめましょう。
それが何と、何と何と、直せてしまったのです。すごいぞ水野メガネ。
おかげでレンズも作ることとなり、大出費でグラグラきていましたが、気に入っていたフレームが直ったうれしさで、プラマイちょっとマイナスで済みました。(この1文いらんかも)
直ったメガネをかけ、大復活したメガネを持って、気持ちよく高速で歩いて帰路についていた最中、その声が耳に入ってしまったのです。
「えーっ、すごくなーい?」
「なにが」
「飲み放題60分で500円だってさー」
「ほんとー?」
「ほんとー?」という私の心の声とシンクロしました。
歩きながら計算しました。
『甲類のサッポロソフトならどうなんだ。3リットルくらいで1500円くらいじゃなかったかな。甲類はきついからなぁ、ストレートで…5杯、まあ5杯として500ccか、250円か、あー、採算合うのか。いや人件費出ないな…』
北海道、冷えてます。
■第115回 愉快な札幌大発見:スシかね?
比較的うちの近所にある寿司・天ぷら・うなぎのお店です。トンカツや茶そばもメニューにあります。
何でもあるのにあなたの食べたいものは「スシかね?」と聞かれているような店名ということで、ちょっと愉快かな、と。
スシを食べても「それは本当にスシかね?」なんて言われたりして。
それはただの妄想ですが、ただ単に、何となく入りにくくてまだ入ったことがないのでした。