■自然エネルギー
北海道は景気がすこぶる悪く、気温と同様に冷え込んでおります。最近の原油高で、暖房をろくに使えずに困っている人も少なくありません。年金だけではまかなえず、室温が3度とか4度で暮らす高齢者のことが、テレビの特集などで報じられております。
それに関連して、地球環境問題ともダブりつつ、脱石油の自然エネルギー利用の話題が多くなっています。
太陽光発電については、北海道の場合、冬に雪が積もるのと、光量や日照時間の問題で、いろいろ不利だと思われていたのですが、現実には十分に機能することが実証され、どこまで普及できるか、これからが勝負っ、みたいな特集も見ました。
札幌の路面電車も、ちょうど昨日かな、ブレーキをかけた時のエネルギーを充電する「ハイブリッド電車」なるものが登場しました。
つい最近気になったのは、ヒートポンプといって、地中熱を利用する冷暖房システム(地熱発電とは違います)で、地下5~100メートルくらいまでの熱を利用します。原理は簡単らしいですが、面倒なのでそれはまあいいとして、実際の機材を見ると(テレビでしたが)、本当に手作り感たっぷりの単純な装置でした。床暖房なのでストーブのスペースもいりません。そしてその家庭では、今年は寒い冬でしたが予備としてもストーブは一切使っていないというのです。
このヒートポンプ、あまり知られていないため、設置にコストがかかります。(テレビの情報によると100万円くらいとか)
だから使っている人はほんのわずかです。ただ、地下へのパイプのボーリング1か所で複数の世帯で使えそうなことから、比較的安価に設置できるケースも考えられそうです。普及すればさらに安くなるでしょう。設置後はほとんどお金がかかりません。しかも無公害。これはものすごいシステムです。
夏場は逆に部屋の熱を地中へ送り、部屋を涼しくする冷房として使えます。場所も地面のあるところならどこでもOK。(東京は地下鉄に刺さっちゃうかな)
熱の利用ということでは、雪や氷も同じことで、「雪発電」が研究されています。「熱サイホン発電」というものらしいです。私はうまいこと説明は出来ませんが、理屈は極めて単純なもののようです。(単純だけど説明できましぇん)
それも十分な電力が得られると考えられています。
自然エネルギーの話題は、多分全国共通、盛んになってきているんだとは思います。ただ、地中熱利用については、東京じゃ報道されてないだろうし、こちらで当たり前と思って何気なく見てるテレビの内容が、やっぱり東京じゃ分からないんじゃないかなと思って、この話題を取り上げてみました。
希望のある話ではあるのですが、やはりこの不況下では、普及するなんて夢のまた夢という感じではあります。せっかくの技術が活かされてません。実にもどかしい。
■第67回 愉快な札幌大発見:素晴らしい書き文字の世界1
私は書き文字大好きですから、こういう文字はつい気になって写してしまいます。
実に味のある文字ですね。…洋服ちゃんといい感じに直るはずです。