■絶対に守られない公共ルール
「バス停に着いてから席をお立ち願います」
これ絶対に、確実に守られていません。みーんな守りません。私も守りません。ペタペタとこれでもかというくらい貼ってあるステッカーですが、カタクナに守りません。
札幌の場合、バスは真ん中のドアから乗り、後払いで前から降りるシステムなので、大抵の場合、前から混んできます。
必ずと言っていいほど前の出口付近はギュウギュウになるので、後ろの席が空いていても前の方で立ったりします。前がいっぱいだとちゃんと降りることが出来るか不安になるから席に座っている人は早くに立ってしまうのです。多分。
そしてこの日常が習慣化して、あるいは条件反射的に、前の席に座っていても、ガラガラに空いている時でも、バスが止まる前に席を立つのです。
終点まで行く時でも後ろはイヤです。というのは、経験的に、終点に着いた時が一番混んでいることが多く、降りるのにおそろしく時間がかかることがあるのです。
急いでない時は別にそれは気にならないのですが、急いでいる時ほど、誰かが小銭を探していたりして、見事につっかえるものです。
バスに乗ると、つい観察するようになりました。降りる人がバス停に着く前に席を立たないでいられるかどうかを。これが見事に、老若男女問わず、絶対に席を立ってしまうんですね。バスが止まってから席を立った人をほとんど見たことがありません。
北海道なんだからもっとのんびりしなさいよっ!!
冗談です。偏見です。すいません。せこせこしててもいいです。
これはしかし、土地の性格などとは関係なく、システム的な問題なんだろうと思います。以前、札幌市に前払い前乗りにしてはどうかと意見を出しましたが、そもそも全区間定額ではないため、どうしても後払いにならざるを得ないのでした。後払い前降りのシステムである限り、前がギュウギュウになるのは必然です。
しかし、何かいい方法はないものか…。
ちなみに、私はバスに乗る時、自宅の玄関を出る前に小銭を用意して手に握っています。いくらなんでも早過ぎるタイミングで。さらには行く前から帰りの小銭も用意します。
(なんかせこいですね)
でもそれはますます焦りを助長するのであって、自分がもたつくとみんなに迷惑がかかるとか、スムーズに降りられないかもっ、とか、考えないことが改善につながるのかも知れません。
みんながもたもたして、みんながそれを許せばいいのですよね。
できるかなぁ。
■第114回 愉快な札幌大発見:満々
名前はやる気「満々」なんですが…。
み、見事な書き文字で…。
これ昨年4月の写真です。今、どうなっているのか…。